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May 20 2022

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一番搾りの油にこだわる、堀内製油をご紹介!

今日は、農薬を使わずに育てた菜種から油を作る、熊本県八代郡氷川町にある堀内製油をご紹介します。お話を伺うのは、有限会社『堀内製油』の堀内貴志さんです。

貴志さんで三代目なんですが、『堀内製油』はどうしてこの土地で油屋さんを始めたのでしょうか?

「私どもは戦後から始めた油屋になりまして、1947年に創業し、今年で75年目になります。元々祖父が始めた油屋で私で3代目になるんですけども、祖父が戦時中は中島飛行機と言って、わかりやすく言えばジブリ作品で『風立ちぬ』のような飛行機の設計をやってました。帰ってから何をするかとなった時、やはり機械を生業でやっていたので、その機械を集めて搾油を始めたというのがきっかけになります。油は機械で絞るんですが、自分で部品を集めたり、また無い部品は自ら設計したりして、搾油機を作りました。戦後は食糧難で自給自足をしていて、田んぼでお米を作り、裏作で菜種油の原料である菜の花の栽培をしており、その加工をきっかけに始めた油屋になります。」

この『堀内製油』のこだわりも聞きました!

「私どもは圧搾製法と言って、原料に圧力をかけて絞る製法にこだわってます。圧力をかけることで、原料が持ってる味や風味、栄養分をしっかり残して作ることができます。そこにこだわりを持ってやっています。そうですね、時間の方はだいぶかかります。最初に原料を焙煎するんですが、大きな入釜に原料を入れて香ばしく仕上げていき、圧搾機という機械に圧だけをかけて絞り出します。その油にはまだ不純物などが入ってるので、それをタンクに入れ、あえてお湯を入れることで比重の関係で、油と水に分かれるんです。水と不純物が下に沈んで、それを全部取り去り最後に濾過します。素材の味がしっかり残る製法でやってます。代々油を作ってきて、僕も販売に行くんですけれども、お客さんにあなたのところの油を1回食べたらもう他のに帰れないという事を言われると、やはり一番嬉しいですね。」

ここからは、『堀内製油』おススメの商品をご紹介!

「創業以来から菜種油、名前は地あぶら。これは菜種油で、自分たちで原料から栽培したものです。うちでは菜種油で、原料から自分たちで作ったものを地あぶらと言う名称で販売させていただいてます。原料はもううちの畑で、農薬を使わずに栽培した菜種をだけを使っています。菜種本来の風味をしっかり残すことを意識して、使いやすく、香ばしく仕上げてます。食べた時に香りもしますし、菜種の味がしっかり残って、よくお客さんに全然胸焼けがしないと言っていただきます。菜種の香りもありますし、最初に焙煎してるのでちょっと香ばしさもこう出てくるかなと思います。私は天ぷらは地あぶらで揚げた時は、塩だけをちょっとつけて食べるぐらいで、菜種の味がしっかりあるので、もう十分満足できます。」

そして、最後にもうひとつ!この時期だけ限定の商品も伺いました。

「ネギ油は菜種油にネギをつけ込んで、ネギの風味を菜種油に移したってというか、のせたっていうか、味を染み込ませた油になります。スープなどに少し入れるだけでネギの風味がするような油になります。私どものネギ油は季節限定で、サラダたまねぎという玉ねぎを生産している玉ねぎの農家さんと一緒に、収穫のときにその上の青いネギだけをいただいて作ります。そのネギがとても甘いので、サラダたまねぎの青い部分だけを切り取って、それを使ってます。今年は5月いっぱいぐらいでなくなり次第、販売は終了になりrますので、この季節限定で味わっていただける油かなと思います。おすすめは玉子焼きを焼くときに使っていただいたら、卵にネギの風味がついてきます。家ではよく使ってまして、息子の弁当などにネギ油の卵焼きが入っています。」

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