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CHOYA NATURAL BEAUTY

Mar. 26 2021

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ハーブスマンの有機ハーブを味わう!

今日は、茨城県行方市で有機パクチーやハーブを作って30年以上の『ハーブスマン』の福山久之さんにお話を伺います。
『ハーブスマン』では去年のコロナ禍で、おうちごはんが増えてかなり注文が増えたそうです。それは有難いことでもありながら、畑仕事としてはとても大変なことでもあったそうなんです。

「1袋4本でいい目方の規定でのところを5本6本入れないと1袋作れないとなった場合、通常以上の本数を使わなければならなくなります。その場合、本当は次に出す予定だった畑のものまで早どりをして、出荷しなければならなくなることですね。いいものを作ろうとするには、やはり決まった面積あたりに決まった数、例えば100本など決めるんです。それはちゃんと間隔を置いて、健康に丈夫に育つように、病気にならないようにという意味で決めるんですが、そこを無理して100本のところに200本を植えつけることもやろうと思えばできますし、可能ではあるんですが、やはり弱々しく育ってしまって美味しくなくなってしまったり、病気になりやすいなどのリスクがやはりあるので、あまりそう無茶なことはできないんです。ご注文をたくさんいただきとてもありがたいんですが、応じきれないというか、出荷できない現状があるんです。叱咤激励をハーブたちにしてもそう簡単に育ってくれないので、その辺のジレンマみたいのあります。」

自然のものは、自然の流れの中でとらないと難しいんですね。
そして、福山さんは、このコロナ禍で、改めて植物に対して思う事があったそうです。

「無理した形で作るとどうしてもしっぺ返しがくるというか、コロナで3密を避けると言われてますが、植物たちも同じです。あんまり密になって葉っぱ同士が触れ合っていると、病気が一つ入ったときにすぐ隣に行きやすくなります。そこで、株間を空けてあげると、その間に光が射したり風の通りが良くなり、丈夫に健康に育ってくれます。菌やウイルスが入ってきても健康に、その細胞壁が強くなっているので、病気を跳ね返すというか免疫で撃退することができるんです。やはり密植して弱々しいと病気が侵入してきて最悪枯れてしまい、それがどんどんと広がってしまうので、適当な距離を取るっていうことがやはり大切です。自然からのメッセージというか、そんなもの感じたりもします。」

今とれるパクチーやハーブについてもお話を伺いました。

「パクチーがいま全盛期です。今年は冬が寒くて伸びが悪かったり、傷みが出たり、注文が多かったこともあり、2月ぐらいまでは非常に厳しかったんですが、3月入ってからも絶好調でバンバンとれています。あとケールですね。それとイタリアンパセリやミントも結構勢いが出てきました。あとは菜の花です。ちょうど今日も収穫するところなんですが、これからどんどん増える時期です。今までは本当アイテム数が少なく少し寂しかったんですけど、ローズマリーやディル、フェンネルなども植え付けていますし、タイムやセージなど、いろいろなものがこれからどんどん増える時期です。」

福山さんは、こんなパクチーのおいしい食べ方も教えてくれました!

「カツオの刺身に刻んだネギとパクチーも刻んで上にドサッっと盛ります。母親が作ってくれたんですが、すごく美味しくてカツオとよく合うなあと思ったんです。あとは付け合わせに、パクチーをザクザクッと刻み、それにごま油とお酢とナンプラーとお醤油を少し加えて、カレーの横に添えるような感じなど、ご飯の口直ではないですが、ちょっと一味欲しいときに作っておくと便利で、とってもおいしいと思います。他には、パクチーソースもとても便利だと思います。ペースト状のオイルをミキサーで混ぜて作るやり方もあるんですが、他に包丁でザクザク切って根っこも細かくみじん切りにして、好きなオイルでソース状に混ぜ合わせておく作り方もあります。うちのスタッフがピザを焼くことがあるんですが、ピザソースの代わりにパクチーソースを塗ってもとても美味しくて、このソースはお肉にやお魚にもよく合いますし、便利だと思います。」

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