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CHOYA NATURAL BEAUTY

Jan. 08 2021

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国産米を使った安心・安全なおいしいおかき。

今日は、株式会社中央軒煎餅 代表取締役社長 山田 宗さんに、国産米を使った安心・安全なおいしいおかきについて伺いました。
中央軒煎餅は、国産米を使った安心・安全なおいしいおかきを手掛けているだけではなく、フードロス問題に取り組んだアイテムやユニークなおかきも手掛けている老舗の煎餅屋さんです。
まずは、会社の始まりについて聞きました。

「私達は1923年創業の煎餅屋で、私の祖父母が約100年前に兵庫県伊豆市から上京して、荒川区で小さな工場を始めたときに、日本の中央の東京で日本を代表する煎餅屋になるんだ、そんな思いから、中央の軒と書いて中央軒というのれんを掲げたのが始まりです。今は本店工場直売店、百貨店、駅ビルなど20店舗でメーカーの販売をしています。ミッションは【100℃の思いやりで笑顔膨らます】。なんですけれども、その表に含まれる水分が蒸発して、お餅が膨らむように、私達の思いを沸騰させて、世界中に笑顔を広げていこうと、そういう思いで事業を行っています。私はとてもおじいちゃん子で、お前がやるんだみたいなことを言われて育ったので、なんとなく事業を継ぐ、そんな思いはあったんですけど、ただ入る前には違う仕事をしてそれから今また10年ぐらい前に、この場合この中堅をやるためにまた戻ってきたという感じですね。商品は時代によって結構変わってきているので、時代に合った商品もやってきてるんですけど、でも中央軒おかきっていう中央軒の名前を使ったおかきは、昔から同じような製法で作った商品というのもあるので。変わってるものもあれば、変わらず昔からのものを継いできているようなものもあります。」

おかきといえば、原材料はもち米。そのこだわりを聞きました。

「お米は全て宮城、北海道、山形の契約栽培前を使用しています。おいしいおかきを作るには、やはりもち米の品質が大きく影響するので、その農家さんとの繋がりも近年より大切にしています。主にもち米を使ったその、そもそもあのおせんべいとおかきには違いがあります。おせんべいは一般的にうるち米を使ったもので、私達が作ってるおかきはもち米を主原料として使っています。おかきはもち米なのでやはりよりモチモチした食感の商品になりますし、どちらかというとソフトなものになりますね。そ特に私達は全て契約栽培米だけを使って作っていて、特に最近は宮城の宮城県野香美郡っていうところの契約農家さんとは、笑顔が繋がる関係ということを合言葉に、顔が見える関係からさらに踏み込んだ信頼関係を作っていこうということで取り組んでいます。例えば春には田植え、秋には稲刈りに行ったりして、また香美郡の地元の小学校で、おかき作りの体験教室なんかをさせていただいたりしながら、よりその想いなども共有しています。私達はそれを美味しいおかきとして作っていくということをとても大切にして、今やっています。」

中央軒煎餅では、去年の10月からフードロス問題に取り組むおかきを新発売しました。

「この商品は、欠けをエコにっていう思いと、今を走る私たちが未来にバトンをつないでいく、そんな思いを形にした商品です。おかきを生産するときに、欠けや壊れがどうしても発生してしまうんですけれども、これを18種類集めてシリーズ化したのが、この『Kakecco』という商品です。おかきの生産は、蒸米、お餅作り、餅生地の寝かし、切断、乾燥、焼き味付けという7つの工程を経て商品となるんですけれども、そうするとやはり壊れっていうのがどうしても発生してしまうんです。おせんべい屋では、結構一般的な形でやはり壊れが発生してしまうので、“われせん”という形で、これまでも販売してきましたし、私もそうやって発売してきたんですけども、いわゆる味はおいしいんだけど、形はちょっと正規としては売れないっていうなもので、いわゆるわけあり商品として販売してきたんですけども、実はこれは今世界的で問題となっているフードロスを削減するための取り組みということではないかなと、今回改めて再認識しました。フードロスについて更に考えていくと、食の不均衡っていう問題等、密接に関わってるということもわかってきて、開発途上国の飢餓の問題にも関係してるなっていうこともわかってきて、そんな問題解決が私達が少しでもできないかなと思いました。そこで今回この『Kakecco』の売り上げの3%をNGOのワールドビジョンジャパンさんの水と食料のための募金っていうものに寄付することに決めたんですね。小さな取り組みかもしれないんですけど、少しでも飢餓問題に貢献できたらっていう思いを込めて、今回こういう形で販売することにしました。」

さらに、こんなユニークなおかきもあります!

「『リゾコッティ』という商品があるんですけれども、これはイタリアの『ビスコッティ』をヒントに、開発した商品なんです。イタリアの『ビスコッティ』はとても固く焼いたお菓子なんですが、バターやナッツの風味で美味しく召し上がっていただけるんじゃないかなと思ってます。バター風味のものと、パルミジャーノレッジャーノが定番品で、冬は限定品としてハイカカオチョコレートを玄米のおかき地にコーティングしたリードコピービターショコラも大変ご好評いただいてます。おかきなので、ナッツとバター風味のものは甘くはなくて、ちょっと固めに焼いた玄米の生地、ちょっと固めに焼いたおかきという感じです。」

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