本日は4時間半、ALL GOOD FRIDAY映画祭り！
そこで映画ライターのよしひろまさみちさんをお迎えして、最新作品、公開待機作品のなかから、オススメ映画を教えていただきました。
「シャッフル・フライデー」
来週金曜、9月5日公開！
金曜の朝、目が覚めたら“みんなが入れ替わっていた”という大混乱から始まるコメディ。果たして元に戻れるのか…？
主演は、歌手で女優のリンジー・ローハン。結婚を控えたシングルマザーが高校生の娘と入れ替わる役を演じます。
さらに、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』（2023年）でアカデミー賞助演女優賞を受賞したジェイミー・リー・カーティスは、高校生の孫娘と入れ替わる役どころ。
監督はコメディ映画『レイトナイト 私の素敵なボス』（2019年）で知られるニーシャ・ガナトラ。
＜オススメポイント＞
軽快で安心のディズニー製ホームコメディ。
前作を知らなくても楽しめるストーリー。
女性同士＋家族未満まで巻き込む“4人入れ替わり”が新鮮。
無駄のないテンポのよい展開。
前作を知る人には、主要スタッフの多くが女性スタッフ中心となったアップデート感も必見。
「遠い山なみの光」
第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品された本作は、ノーベル賞作家カズオ・イシグロの原作を、日本アカデミー賞受賞監督の石川慶が映画化。
1950年代の長崎と1980年代のイギリスを舞台に、3人の女性の人生と隠された〈嘘〉が交錯するヒューマン・ミステリーです。
出演は広瀬すず、吉田羊、二階堂ふみ、松下洸平、三浦友和。
9月5日（金）公開。
＜オススメポイント＞
戦後80年の節目にふさわしい公開。
原作を知らない人も知っている人も楽しめる結末。
2つの時代を行き来しながら描かれる女性の生きづらさ。
石川慶監督ならではの緻密で心に残る映像表現。
「宝島」
『遠い山なみの光』と同様に、今年9月19日に公開される本作も大きな意味を持つ作品です。
長大な大河ドラマをほぼ完全に映像化しており、特にコザ暴動を描いたシーンは圧巻。
戦後沖縄の歴史はこれまでも多く語られてきましたが、いま改めて見つめ直し、多くの人が関心を寄せるべきテーマとして描かれています。
