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LISTEN UP !

Jan. 12 2024

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映画「弟は僕のヒーロー」をご紹介!

今回のLISTEN UP!は、LiLiCoオススメの映画、1/12より公開の「弟は僕のヒーロー」をご紹介!
YouTubeがきっかけで生まれた、実話をベースにした映画です。
そのビデオとは、イタリア生まれのジャコモ・マッツァリオールさんが、2015年に、ダウン症候群の弟のジョヴァンニくんと一緒に制作したショートムービー『ザ・シンプル・インタビュー』を「世界ダウン症の日」に合わせてYouTubeで公開したところ、イタリア国内外で大きな話題に。その翌年には、今回の映画のタイトルにもなっている『弟は僕のヒーロー』が書籍化され、現在までに25万部を超える大ベストセラーになっています。
今作が初の長編監督作品となる、ステファノ・チパーニ監督が原作をもとに映画化。
今回、映画の原作者で脚本にも関わった、ジャコモ・マッツァリオールさんにお話を伺うことができました!

「元々は遊び感覚で撮ったビデオをYouTubeにアップしたところ、なんと1週間後にバズり、多方面からのオファーやインタビューを受けるようになり、その後、出版の話そして映画化と、7年間ずっと弟との物語を語り続けているという、不思議な毎日を過ごしています。
自分が抱えていた物語は、もっと世の中の人たちと共有すべきこととだと思っていたのですが、今こうして人々に届いていることはとても嬉しく感じています。」

映画の中で、思春期のジャコモさんが、ダウン症の弟のことを恥ずかしく思い、つい嘘をつくシーンがあります。その時、実際にはどういう心境だったのでしょうか?

「特に外出すると弟は思いがけない行動をするので、思春期の時は弟のことが恥ずかしいという気持ちがあったりしました。でもそんな弟の行動もある程度限界があって、それがその人を形作るものなのではないかと気がつきました。
知的な遅延があるとしてもそれは単に違いでしかない、というように考えられるようになりました。」

ジャコモさんのご家族は、この映画についてどんな風に受け止めているのかも伺いました。

「両親は映画を観た後とても喜んでくれたので、幸せな気持ちになりました。撮影中は出演者の皆さんが、演技のエッセンスとして両親がどんな人なのかを知りたがり、結果、両親の気持ちをとても重要視した演技をしてくれました。実際の家族も、仲が良くて、結束力が強い典型的な、みなさんがイメージするような典型的なイタリアの家族なんです。その親密さや、日常生活の細部を丁寧に積み重ねることで成り立っているこ映画だと思っています。
弟のジョーは映画が公開された後、村のアイドルになりました。鼻高々で闊歩しています。」

さらに、弟のジョー役の、実際にダウン症のあるロレンツォ・シストくん。現場ではどう演じていたのでしょうか?

「ロレンツォ君は最初は少し緊張気味で、実際の自分の弟よりも内向的で思慮深く、一方でとても言語能力が高かったんです。最終的には現場のマスコットになるぐらいみんなに愛されて、プロフェッショナリティーを発揮してくれました。彼無しではこの作品はできなかったという、そんな存在になりました。」
  • 映画の原作者で脚本にも関わった、ジャコモ・マッツァリオールさんと

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