TOKYO TATEMONO
MUSIC OF THE SPHERES
ピアニスト、角野隼斗が音楽を通した様々な”出会い”を語る20分
ニューヨークを拠点に活動するピアニスト・角野隼斗が
音楽を通した様々な”出会い”をもとに選曲と語りをお届けする
「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」
7月14日の放送では、ピアニストの務川慧悟さんをゲストにお迎えしました。
務川慧悟さんプロフィール
現在31歳。
東京藝術大学1年在学中の2012年、
第81回日本音楽コンクール第1位受賞を機に本格的な演奏活動を始めます。
現在は、パリを拠点に活動され、2021年には世界三大コンクールの一つである、
エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位など数々の
国際コンクールで入賞を果たしていらっしゃいます。
角野が先日観に行った、務川さんの「メシアン:トゥランガリーラ交響曲」のコンサートの話から対談はスタートした。
角野は本当に素晴らしすぎて、衝撃的な体験だったと語り、
特にピアノのクリアさに衝撃を受けたそうだ。
務川さんは「難しいは難しいんだけど、難しいにも弾きにくい難しさと、例えばショパンみたいに引きやすい難しさがあって、メシアンはやっぱりすごい引きやすいんだな」と感じたそう。
角野はオーケストラ全体を聞いていると、
それぞれの音がその楽器に 特化されている表現だと感じたそう。
これについて務川さんも、「それぞれの楽器の使い方がやっぱりすごく上手くて。
例えば、オンド・マルトノっていう特殊な楽器とクラリネットを重要な要素として使っていたりとか、打楽器が8人いるとか、
でも、それぞれの打楽器がすごく意味があるっていう、あらゆるところにこだわりを持って書いている。ただただぐちゃぐちゃで大きい曲ではなくて、すごくちゃんと書かれている曲だなっていうのは、勉強してすごくわかった。」と語った。
務川さんは現在、パリに在住。ヨーロッパでの活動についても伺いました。
パリには学生として10年いた務川さん、10年もいると居心地が良くなったそう。
住んでいるだけで刺激になるということで、パリに拠点を持ちたいと考えたそうでうだ。
フランスの作曲家をよく取り上げることが多いことについて、
自然体で弾けるのが結構フランス音楽で、
フランス音楽っていうのがすごく自分にとって喋りやすいそう。
これはフランスに留学に行ってから感じたそうで、
留学先にフランスを選んだ理由は、初めてパリに行ったときに、
風景やコンサート、美術館の多さに「なんだこの街は」と衝撃を受け、ここに住んだら色々変わるかもしれないと感じたことだったそう。
角野も半年間パリに住んだが、非常に刺激的だったと語った。
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来週は7月14日に行われた武道館コンサートについてたっぷり語ります!
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角野さんへの質問などと一緒に「ステッカー希望と書いて」
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