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2025.02.02
チャイニーズ・カルチャー

2月2日の放送では、「ガチ中華」から、現在は、チャイニーズ・カルチャーが
楽しめるスポットも続々出来ているということで「ガチ中華」の仕掛け人でもある東京ディープチャイナ研究会 中村正人さんにお話を伺いました!

東京ディープチャイナ研究会について
Q: 東京ディープチャイナ研究会とはどんな団体ですか?

実体としては正式な団体ではなく、ガチ中華好きな人たちがSNSでゆるく繋がったコミュニティです。現在、Facebookに7200人ほどのメンバーがいて、みんなで体験したガチ中華をシェアしたり、一緒に食べに行ったりしています。

Q: どんな活動をしていますか?

メンバーは自分が食べたガチ中華をSNSでシェアし、気に入った場所にはみんなで行こうという形で活動しています。中華は大皿文化なので、人数が集まることで楽しみやすいです。

ガチ中華とは?
Q: ガチ中華の定義は何ですか?

日本人が馴染みのある「町中華」とは異なり、中国本場の料理に近いものを指します。特に、近年日本に増えてきた中国の若者や経済力のある人々が懐かしさを感じるような料理です。
四川料理や広東料理など、地域ごとの特色を持つ料理が多く、アジアの他の地域の影響を受けた中華もあります。

Q: 日本の中華街の料理とガチ中華はどう違うのでしょうか?

横浜や神戸の中華街の料理は、主に南方び料理がベースで、日本にローカライズされた大衆的なものが多いです。
一方、ガチ中華は現地の中国人が食べる本場の味に近く、経済発展した中国の新しい創作料理や激辛料理も多くあります。

最近の中華文化の盛り上がり
Q: 最近、東京で注目の中華カルチャースポットはありますか?

銀座の「単向街書店」は、中国の書籍を中心に取り扱うブックカフェで、イベントも頻繁に開催されています。また、阿佐ヶ谷には中国のインディーズ系音楽を扱う「mogumogu records」、六本木には中国のパンクバンドが演奏する「SCHOOL LIVE BAR TOKYO」など、ライブハウスやレコードショップも増えています。

Q: なぜこうしたスポットが増えているのでしょうか?

中国の経済や言論の自由に関する問題から、富裕層や知識人が海外に移住する動きが加速しています。その結果、東京には中国文化に興味のある人々や本場の中華を求める人が増え、こうしたカルチャースポットが登場してきたのです。

東京ディープチャイナ研究会の活動
Q: 東京ディープチャイナ研究会での活動はどういったものですか?

メンバーが参加できる「街歩きツアー」を月に1回開催しています。例えば池袋などのガチ中華が集まるエリアを案内し、最後にはみんなで食事を楽しむというイベントです。今年からは新たなエリアでも開催予定です。

Q: これに参加する方法はありますか?

ツアーの詳細はSNS(FacebookやInstagram、Xなど)で告知されます。
興味のある方はチェックして、参加することができます。

Q: そのほかに何かお知らせがありますか? A: 「東京ディープチャイナ」という本を出版しており、東京で楽しめるガチ中華の情報をまとめています。書籍はAmazonなどで購入できます。

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