ARTS COUNCIL TOKYO
CULTURE COLLAGE

東京に集うカルチャーをコラージュしていく10分間。
アーツカウンシル東京のプログラムの中から、ピックアップしたトピックをお届けします。

2024.04.21
アーツカウンシル東京、助成プログラム

東京に集うカルチャーをコラージュしていく10分間
「ARTS COUNCIL TOKYO CULTURE COLLAGE」
今、東京で注目の文化や芸術の中から、ピックアップしたトピックをお届けします!

今回は、アーツカウンシル東京の助成プログラムについて、
アーツカウンシル東京の結城直子さんにお話を伺いました。

今回は数ある助成プログラムの中から、「芸術文化魅力創出助成」「ライフウィズアート助成」「東京ライブ・ステージ応援助成」をご紹介いただきました。

・まずは「芸術文化魅力創出助成」の特徴を伺いました。
東京都内において実施される様々なジャンルのフェスティバルやアートプロジェクトで、 特に規模の大きさや話題性、革新性などで東京の魅力としての波及力がある創造活動を支援しているのだそう。
中でも申請上限額が2000万円かつ、助成対象経費の1/2以内という、支援額の大きさがその他の助成プログラムと比較して特徴的なのだそうです。

・「芸術文化魅力創出助成」の対象となる事業について伺いました。
東京の都市魅力につながる質の高さを有する動員力や話題性のある事業として、具体的には世界的にも珍しい大都市の中心で開催される「屋外型国際写真祭」や、実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズなどが、過去に採択実績がある事業となっているそう。
さらに、東京都に所在する団体が主催する事業であること。また、多くの団体や参加者への支援につながるため複数の団体やプログラムが参画する事業、東京都内において実施され、公開を伴い波及力を有することも必要条件となっているのだそうです。
・こちらの公募期間は3月28日から5月15日となっています。

・次に「ライフウィズアート助成」についても伺いました。
視覚芸術(ヴィジュアルアート)全般を芸術分野として対象としている点が特徴で、これまでにない楽しみ方を提案し、都民が芸術文化に親しむ機会を創出する展覧会や基盤整備の取り組み、アーティスト支援に関わるイベントなどの活動を助成しているとのこと。

・こちらの対象となる事業について伺いました。
アーティストの活動を後押しする企画、海外で活躍するために必要なキュレーター等との交流やマッチング企画、若手アーティスト等によるグループ展、作品等の制作費用獲得の支援、支援のしくみ構築など、アーティスト支援にチャレンジしている企画などが対象となっているのそうです。

・「東京ライブ・ステージ応援助成」についても伺いました。
こちらは東京の芸術文化の多様性を支えている中小規模のパフォーミングアーツ分野の団体を支援されていて、申請上限は100万円かつ助成対象経費の2分の1以内なのだそう。
1番特徴的といえるのは採択件数の多さで、昨年度は都内で実施する公演など公開を伴う事業を322件採択されたのだとか。
色々な演劇や音楽の分野の公演など行かれると、 チラシなどでライブステージ応援助成のクレジットを目にする機会が多いのではないかとのこと。
こちらも現在公募期間中で、公募期間は2024年4月17日から5月9日となっています。

・本当に様々な種類の「助成プログラム」がありますが、どんな方々に利用してほしいか伺いました。
今後も継続的な活動としてステップ・アップしていくことを目指している団体、今までの活動をベースとして、さらに話題性・影響力のある企画にチャレンジしたい団体、地域活性化・社会課題解決など様々な分野への波及効果を目指している事業など、多様な創造活動を支援させて頂きたいとおっしゃっていました。

「助成プログラム」を受けたいという方は、ぜひアーツカウンシル東京のウェブサイトをご覧ください。
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/support/grants/

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