TOKYO TATEMONO
MUSIC OF THE SPHERES
ピアニスト、角野隼斗が音楽を通した様々な”出会い”を語る20分
ニューヨークを拠点に活動するピアニスト・角野隼斗が
音楽を通した様々な”出会い”をもとに選曲と語りをお届けする
「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」
今回は角野が初めて劇伴を務めた映画「ファーストライン」のちな監督を
ゲストにお迎えしました。
―ちな監督プロフィールー
現在28歳。
若手ながらアニメーション監督として、
アニメ「平家物語」「薬屋のひとりごと」など
話題作の演出・絵コンテを手がけています。
角野は映画を観て、特に最後の主人公の頭の中と音楽がリンクしている感じが
ワクワクして面白かったと語る。
映画の構想は、プロデューサーの今井さんに
アニメーターとして線を引く前には、たくさん資料を読み込んだり、
キャラクターの感情を妄想したり、本番の線を引く前にたくさんスケッチしていて
1本の線を引くのに自分の今までの人生で学んだことを叩きつけるんですよと話していたら、「それやりますか」と言われて始まったのだそう。
音楽は、面白いことをやってくれる人がいいと思っていたところ、
プロデューサーの今井さんから角野さんはどうですかと提案されて、
本当にやってくれるとコメダで聞いた時はびっくりしたそう。
実は、プロデューサーの今井さんは角野と
小学校の塾から一緒という縁もあったのだとか。
角野は実際に劇伴をやってみて、音楽と映画が密接に関係していて、
映画の表現と音楽の表現のやりとりが、楽しみながらやりがいがあったと語る。
映画「ファーストライン」の劇伴から一曲オンエアした後、
話はお互いのアニメ体験の話に。
二人とも世代が同じということもあり、
「涼宮ハルヒの憂鬱」「けいおん!」など同じアニメを見てきたという。
かてぃんの最初の活動はアニメの
テーマ曲を弾くところから始まったということで、
「やっぱりうちらの世代はアニメから始まるんですね」と語りあった。
お互い、今の10代の人に見てもらった時に、自分たちが感じたショックを同じように感じ取ってもらえるようなものを作りたいと考えているそう。
ちな監督は今後について、
長編映画に挑戦したい。
最近は「城」を舞台にした作品を作りたいと考えていて、
今回の刺激を受けてもっと面白い作品を作りたいと語った。
ファーストライン」を通して、
将来に向けて不安を思ってる若い人たちや、これから頑張っていこうと思ってる人、
アニメ業界に入ってこようとしてる人たちや、物作りをしようとしてる人たちの背中を押せるような作品になってるといいなと思っているとおっしゃっていました。
映画「ファーストライン」を含めた4作品による
オムニバス映画「GEMNIBUS vol.1」は6月28日から7月11日まで2週間限定で、
TOHOシネマズ日比谷・TOHOシネマズ梅田で公開されます!
ぜひ、劇場でご覧になってください!



