TOKYO TATEMONO
MUSIC OF THE SPHERES
ピアニスト、角野隼斗が音楽を通した様々な”出会い”を語る20分
ニューヨークを拠点に活動するピアニスト・角野隼斗が
音楽を通した様々な”出会い”をもとに選曲と語りをお届けする
「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」
今回は、マリン・オールソップさんとの出会いや、
ニューヨークへ移ることになった経緯を語りました。
ニューヨークに住むきっかけとなった世界的な指揮者であるマリン・オールソップさんとは、ポーランド国立放送交響楽団と2022年の9月に日本ツアーをした時にご一緒したそうで、すごく優しかったのだそう。
一緒に演奏していると、自分がやろうとしている表現を繊細に感じ取ってくれるそう。
そうかと思ったら、急にカリスマ性を発揮して、自分の体が自然に誘導されるようなエネルギーもあって、その使い分けが刺激的だと語ります。
ちょうど日本を出てニューヨークに行こうか、ヨーロッパに行こうか迷っていたという角野はそのことを相談していたのだとか。
するとオールソップさんは推薦書を書いてあげると言ってくれたのだそうで、
そのおかげもあってなんとかビザの申請を通ることができたのだそうです。
元々ニューヨーク出身というオールソップさんについて、
角野は”絵に描いたようなアメリカン"なところを感じさせると語ります。
ステージ上のすべてを掌握するかのようなパワーは自分が同じステージで弾いていても、お客さんとしてみてもかっこいいと語ります。
また、本番前に毎回コーラを飲むという習慣からもアメリカ的なものを感じるという。
アメリカのクラシックが好きという角野は、ジャズの要素がクラシックの要素の中に溶け込んでいる雰囲気に惹かれていたということもあり、ニューヨークに身を置きたいと思うようなったのだそう。
2023年の4月からニューヨークに住むことになった角野、海外に住むのは大変というが、それを上回るほど、楽しさや刺激は大きいと語ります。
ニューヨークは世界中から面白い人が集まっていて、とにかく個性的な人、才能ある人がたくさんいて、その中でただの数多いる若者のうちの人になれるというのは心地よいという。
今年の活動について。
7月14日に初の武道館でピアノリサイタルを開催します。
自分の中での大きな節目というこの公演は、20代最後の誕生日である29歳の誕生日に開催。20代の集大成となるリサイタルにできたらと語る。
さらに、ソニークラシカルと日本人4人目となるワールドワイド契約を発表。
秋に全世界でアルバム発売予定で、今月もう一度ロンドンに行ってレコーディング予定なのだそう。
Candide:Overture / マリン・オールソップ & ロンドン交響楽団
Bridge Over Troubled Water (feat. John Legend & Tori Kelly) / Jacob Collier



