DIANA Shoes NEW LOOK
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今回ピックアップするのは、きのう公開された映画『ファントム・スレッド』。
3月に発表された、第90回アカデミー賞で、衣装デザイン賞を受賞した作品。
1950年代のロンドン。英国ファッションの中心的存在として社交界から脚光を浴びる、
オートクチュールの仕立て屋<レイノルズ>が、若きウェイトレス<アルマ>を
ミューズに迎えます。アルマの出現により、完璧で規律的だったレイノルズの日常が、思わぬ方向へと進んでゆく…
監督は、「マグノリア」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・トーマス・アンダーソン。レイノルズ役は、3度のアカデミー賞主演賞に輝く、ダニエル・デイ=ルイス。
衣裳デザインは、アンダーソン監督の全作品を手掛けているマーク・ブリッジス。
スタジオには、ビームス創造研究所クリエイティブディレクター/ライター、青野賢一さん をお迎え。
▼「ファントム・スレッド」の舞台は1950年代のロンドン。
仕立て屋はもてはやされる存在?
イギリスは紳士服、女性のモードはパリ。
オートクチュールでその人のため洋服を作る職業柄、上流階級の方ともかかわる機会が多く、つながりが強かった。
▼1950年代のイギリスのファッションシーンの特徴
スウィンギング・ロンドンと言われる時代の前。
このあと若者たちが米国から入ってきたストリート文化に傾倒していた。
「ファントム・スレッド」で重要な位置をしめる、美しいドレス!
17世紀のレースなど、超貴重な生地で、およそ50着以上のドレスが制作されたそう。
▼デザインや仕立てのシーンで、青野さんが印象的だったことは?
出勤のシーン。建物の美しさや動作一つひとつが印象的。
劇中の人物の手先が乾燥したり、縫いだこができていたり、繊細さや、縫い子さんたちのリアルさがとても印象的だった。
『ファントム・スレッド』は、
シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国で公開中です。
詳細は作品の公式サイトでご確認ください。


