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2018.03.04
映画『しあわせの絵の具 愛を描く人モード・ルイス』

今回はカナダが舞台の映画『しあわせの絵の具 愛を描く人モード・ルイス』に注目。


この映画はモード・ルイス。の人生をもとにした実話。
彼女は1903年カナダ東部の「ノバスコンシア州」に生まれ美しい四季と動物たちをモチーフに作品を制作。
モードの絵は、1960年代になるとカナダ中に知れ渡りアメリカのニクソン大統領からも依頼がくるほどで亡くなった今でもオークションで500万円を超える値がつくほど人気の高いアーティストです。


■来日したアシュリング・ウォルシュ監督にこの作品で最も伝えたかったこと
⇒二人が出会って、結婚し、モードが亡くなるまで40年以上にわたる彼女の旅(人生)を描きました。彼女は献身的でいつもポジティブで決して貧しい暮らしや、小さな家や、冬の寒さに文句を言わなかったのですが、エベレットの家の中をペイントしたことで彼の人生が変わったと言うことを最も伝えたかった。

■俳優たちのファッション
舞台はカナダ東海岸、ノバスコンシア州のマーシャルタウン、歴史のある港まちです。
自然が豊かで、四季によって表情を変える、村の風景。モードの服は、そんな美しい景色に寄り添うようなコーディネートです。

衣裳デザイナーは、“モードの絵画の色彩や、実際のモードの写真から
インスピレーションを受けた”と語っています。
モードは鮮やかな色を好み、スカート、ブラウス、セーター、細かい柄のエプロンの組み合わせが定番。かわいい帽子やブローチもお気に入りでした。
決して裕福ではなかったことから、教会のチャリティーショップや古着屋で安く手に入れた服を、大切に着ていたのだろうと推測したそうです。
また、魚の行商をするエベレットは、分厚い重ね着。
モードに絵の制作を依頼したサンドラは、ニューヨークから来た女性ということで、時代の最先端をいく、洗練された服装。
それぞれの衣裳は、当時の生地の質感と色味を再現するために、
衣裳スタッフがデッドストックの布を調達して、仕立てています。

映画は新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、東劇 ほか全国で公開中。
この春おすすめの1本です。ぜひ劇場でご覧になってみてください!!

『しあわせの絵の具 愛をかく人モード・ルイス』公式HP


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