人生の先輩からは、おしゃれも、生き方も学ぶことがたくさん。
今回は、ナビゲーター・玄理のセレクトで、
素敵なカップルが登場する映画を3作品ご紹介しました。

▼「ハーブ＆ドロシー」
監督：N.Y.在住の日本時Nジャーナリスト、佐々木芽生。
N.Y.の小さなアパートで暮らす、郵便局員のハーバート（ハーブ）と図書館司書のドロシー。
２人は慎ましい生活を送りながら、30年間にわたって現代アートをコツコツと買い集め、
いつしか全米きってのコレクターに・・・。
アートを愛する２人の人生を描いたドキュメンタリー。
ハーブ＆ドロシー

→夫婦生活というよりかは、アートに寄せた作品。
非常に見やすいドキュメンタリーかと思います！

▼「キューティー＆ボクサー」
N.Y.に暮らす、現代芸術家の篠原有司男さんと、妻・乃り子さん。
40年間に渡る、波瀾に満ちた結婚生活を追ったドキュメンタリー。
「ギュウちゃん」の相性をもつ有司男さんは
”ボクシング・ペインティング”という手法で作品を制作。
外見も個性的で「日本で初めてモヒカン刈りにした男」とも言われています。
21歳年下の妻、乃り子さんもアーティスト。
裕福な家庭で生まれ育った彼女は、不安定で貧しい結婚生活に耐え、
破天荒な旦那さんを支えています。


→ヒリヒリする夫婦の形が描かれていて、
とても引き込まれる映画。

▼「あなた、その川を渡らないで」
舞台は、韓国・江原道城群、古時里という小さな美しい村。
ここに暮らす、98歳のおじいさんと89歳のおばあさんが主人公。
結婚76年目を迎えた2人の日々に、カメラが寄り添います。
韓国での公開は2014年。
小規模スタートだったのが、最終的には800スクリーンまで拡大され、
10人に1人が見たことになる、韓国ドキュメンタリー映画至上最高の動員を達成。
観客全体の約半数を20代の若者が占めたそう。
映画「あなた、その川を渡らないで」

→純愛と言ってしまえば、その言葉すらチープに感じてしまうような
ちゃんと続く愛もあるのだな、と信用させてくれる映画。