本日フォーカスしたのは＜中国＞
中国のファッションリーダーの１人、
リュウ・シンシャーさんへのインタビューの模様をお届けしました。

▼リュウ・シンシャー
上海のファッション・フェスティバル「LEBELHOOD」ディレクター。
2015年と16年には「世界のファッション業界をつくる人たち」
トップ500にランクインされました。
11月中旬まで開催されていた「フェスティバル/トーキョー１７」では、
「チャイナ・ニューパワー ?中国ミレニアル世代?」で、トークショーに出演。
通訳：小山ひとみさん

▼ファッションの仕事をする上での上海の魅力
中国の中でも上海は１番インターナショナルな街で、みんな平等な街。
自分が努力すればみんなが受け入れてくれるし、それで生活もできる。
そういった意味ですごく公平な街。

▼日本にはどんな印象が？
若いデザイナーたちは日本の80〜90年代のデザインや
ファッションに非常に影響を受けています。
80年代・・・川久保玲さん、山本耀司さんがパリでショーをした。
90年代・・・恐らく日本のファッションが１番盛り上がった時期。

▼ミレニアル世代のデザイナーたちのバックグラウンドは？
※ミレニアル世代・・・1980年〜2000年までに生まれた人々のこと。
大体の若手デザイナーは海外への留学経験がある。
ロンドンやN.Y.からの帰国組が多いです。

▼若いデザイナーに感じる可能性は？
彼らはデザインとビジネスのバランスを保とうとして物作りをしている気がする。
私の周りの若いデザイナーたちは、私と一緒に前進しているイメージです。

▼海外で学んだデザイナーたちの製品の特徴は？
最近は、中国らしさを入れようとしている若いデザイナーもいます。
今年発表された2018 S/Sコレクションに見られるいくつかは
チャイナドレスを自分流に解釈したり、
ネットで流行っている言語をデザインに落とし込む人もいます。
コレクションで見たのはロック風、パンク風のチャイナドレス。
でもそこには可愛い要素もありました。

▼お知らせ
・長作棟梁
http://cdl.life/
・フェスティバル/トーキョー１７
アジアシリーズ vol.４ 中国特集
『チャイナ・ニューパワー〜中国ミレニアル世代〜』
http://www.festival-tokyo.jp/17/program/talk_china/