LEXUS STORY OF "CRAFTED"

考え抜き、作り込む―ものづくりへの情熱で“未来”を描く人々の物語。

2018.02.11
<ディジュリドゥ奏者・GOMAさん>にお話を伺いました。


今回は、ディジュリドゥ奏者のGOMAさんをお迎えしました。

▼プロフィール
オーストラリア先住民族アボリジニーの伝統楽器ディジュリドゥ奏者・画家。
98年アボリジニーの聖地・アーネムランドにて開催された
「バルンガディジュリドゥコンペティション」にて準優勝。
2009年交通事故に遭い、活動を休止。
記憶を失った事故後、描き始めた点描画が評判となり、全国各地で展覧会を開催。
11年には、再起不能と言われていた音楽活動も苦難を乗り越え再開。
現在は、音楽、絵画、講演会と多岐にわたり活動中。

▼ディジュリドゥ
オーストラリア大陸の先住民アボリジニーの金管楽器。
ユーカリの木から作られているが、
楽器の空洞部分は人口でくり抜いているのではなく、
ユーカリの木の中心部分が大好きなシロアリが、
自然に食べたあとが空洞となって楽器に生かされている。
同じ形の木はない上に、1本の木から1つの楽器しか作ることができない。

▼絵
事故後、家にあった子供の絵を見て、
絵を描きたいと思い始めた。
当時から、自分の見えるものを描こうとすると
どうしても点描画にしかならず、
今もそのスタイルは変わっていない。

子供から「お父さんの本当の仕事は絵を描くことじゃないよ」と言われ、
部屋の隅にならんでいたディジュリドゥを手に取るように。
事故で楽器の記憶をなくしていたものの、
体は覚えていたようで音を出すことには成功。
曲を思い出すことや、作曲ができるかは分からないと医師に言われていたが
復活後、現在まで音楽活動も続けている。

▼お知らせ
GOMAさんが主宰するバンド
「GOMA & The Jungle Rhythm Section」
約9年ぶりとなるアルバム「STARTING OVER」は14日リリース。

GOMA Official Web

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