LEXUS STORY OF "CRAFTED"

考え抜き、作り込む―ものづくりへの情熱で“未来”を描く人々の物語。

2017.10.15
<日本の伝統技術>の可能性に注目!


本日は、伝統技術ディレクターの立川裕大さんにお越しいただきました。

▼伝統技術ディレクターとは?
よく間違えられますが、僕はデザイナーではありません。
日本各地には、様々なデザイナーさんや職人さんがいらっしゃいますが、
僕の仕事は、そんな彼らの間に立って、
仕組みやクオリティを管理することです。

▼日本の伝統技術に可能性を感じた瞬間は?
僕は、イタリアが大好きで、
元々イタリア家具・Cassinaで働いていました。
日本の伝統技術の可能性を教えてくれたのは、
そこで出会えたイタリアのデザイナーさんや大御所の方々。
彼らは僕に…
「君たちの足元には、もっとすごいものがあるんじゃないのか?」と。
それがきっかけで、自分の中でのルーツが出来上がってきました。

▼能作
1999年に能作さんと出会ったのですが、
当時は日本の産地が疲弊しきっていました。
仏具だけでの切り口だと、需要が伸びないと感じたので、
"日用品"と切り口を変え、同じ音を出す風鈴も取り入れました。

切り口を変えれば、習字の筆は化粧筆にもなるのです。

▼日本の伝統技術を海外に発信するには?
底流にあるのは、日本の美意識や価値。
日本的な部分が支持されているのだと思います。
水墨画には色がないけれど、
あそこから色々想像するじゃないですか。
海外の方々は、そんな”日本の美”の部分を見ているのではないでしょうか。

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