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2026.03.22
未踏の洞窟に挑み続ける、洞窟探検家・吉田勝次さんの活動に注目!

未踏の洞窟に挑み続ける
洞窟探検家・吉田勝次さんの活動に注目!

洞窟探検家の吉田勝次さんにお話を伺いました。


小川:洞窟に最初に興味を持ったきっかけは何だったんですか?

吉田:子どもの頃から洞窟が大好きで、小学生の頃から一人でバスと電車で行ったりしてましたね。
ライトアップされてるところはもう駆け足で進んじゃって、「これ以上立ち入り禁止です」とか、
ライトアップされてないところにすごく興味があって。ちょっと変わった子どもでしたね。

小川:さらに奥地に興味があったんですね。

吉田:そうですね。もう見えないところに興味あるんですよね。この先どうなってるんだろうとか。
まさに未知未踏ですね。

小川:これまでどれくらい洞窟に行かれてるんですか?

吉田:いやー、全然覚えてないっていうかチェックしてないけど。
10年ぐらい前に番組に出演する時にディレクターさんから「どのくらい行きましたか?」って聞かれて、いや1000以上行ってるし2000ぐらい行ってるかな、どうなんだろうって言ったら、「一応1000にしときましょう」って言われたんですよ。
そこからもう10年ぐらい「1000以上行った男」って感じですね。

小川:もともと建設会社を経営されていたんですよね?

吉田:はい、今もやってますね。辞めたわけじゃないので。
洞窟と出会ってからですよ。それまで登山とかスキューバダイビングとか色々やってたんですけど、
ときめき感が半端なくて。
これを仕事と両立して、ライフスタイルの中心にやっていきたいなと思って。

小川:他のアウトドアと違う洞窟のときめきポイントは?

吉田:やっぱり未知未踏ですね。他のアウトドアは想像できるじゃないですか。
でも洞窟って入口に立っても中の状況は全く分からない。進んで自分が見ただけがすべてなんですよね。

小川:海外での探検で印象的なことはありますか?

吉田:洞窟よりも道中ですね。例えば内戦をやってて、ゲリラの人と一緒に移動したりするんですよ。
「昨日3人死んだ」とか、撃たれて死んだとか、そんな話を聞きながら。
1年の間に2回拘束されて連れて行かれたりもありました。警察だったり軍だったり。やっぱり人が怖いですね。

小川:洞窟の中はどんな構造なんですか?

吉田:ほとんどは行き止まりが多いですね。
進んで行き止まりで戻って、また違う道行ってまた行き止まりで戻って、
それで全貌を明らかにしていく感じです。

小川:入り口を探すコツはありますか?

吉田:日本だとまず村の長老みたいな人に聞きに行ったりしますね。
あとは地名にヒントがあったり、地質や地形を見て、実際に山に入って探します。

小川:やりがいを感じる瞬間は?

吉田:未知の洞窟に行って解明できて、その先にものすごい空間があったりすると達成感ありますね。
地下に体育館とかドームみたいな空間が突然現れるんですよ。

小川:装備はどんなものを使うんですか?

吉田:洞窟の形状によってだいぶ変わりますね。ダイビング器材持って行ったり、ロープ使ったり。
ただ未知なんで、どれだけ持っていくか決めきれないんですよ。足りなかったら帰るしかないです。

小川:最近は水中洞窟も探検されている?

吉田:はい、今はダイビングがメインですね。CCRっていう装備で、自分の吐いた空気を再利用するんですけど、酸素濃度を自分で調整するので危険は危険ですね。

小川:どれくらい時間をかけて探検するんですか?

吉田:1つの洞窟で16年かけて調査したものもあります。
今やってるところは、装備を持っていくだけで片道7時間かかりますね。往復14時間で、潜るのは数十分とかです。

小川:チームで大事にしていることは?

吉田:信頼関係ですね。初めましての人とは行かないです。
「この人に命を預けてもいい」と思える相手としか行かないです。

小川:一般の人も洞窟に行けますか?

吉田:はい、ガイドツアーやってます。地底湖をゴールに進んでいく感じで、女性が7割ぐらいですね。

小川:洞窟に行く上での心構えは?

吉田:元気があれば何でもできる、ですね(笑)。
一歩踏み出してもらえれば新しい世界が広がるので、人生で一度は洞窟に入った方がいいと思います。

小川:最後に一言お願いします。

吉田:地球って地面でつながってるんですよね。「世界は空でつながっている」っていうけど、洞窟に入るとそれをすごく実感します(笑)

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