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日本人で『インサイド・ヘッド2』キャラクター・アート・ディレクターに
抜擢された 村山佳子さんへのインタビューをお届けしました。
村山さんは、日本育ち。
カリフォルニアのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで学び、
Netflix、ドリームワークス、 ディズニー・テレビジョン・スタジオなどでキャラクターデザインに携わります。
2022 年 ピクサー・アニメーション・スタジオに入社。
アカデミー賞ノミネート作品『私ときどきレッサーパンダ』のほか、
ピクサーの数々のプロジェクトでキャラクターデザイナーを務め、
現在は、カリフォルニア州オークランドに住んでいらっしゃいます。
・今の仕事を志したきっかけはなんだったんですか?
→高校卒業後にアメリカに留学した時に、 カートゥンネットワークでサムライジャックが放映されてて、それを見て目指しました。
・キャラクターデザインっていうところに行き着いた理由はなんだったんですか?
→キャラクターが好きだったんですよね。人間観察も好きでその情報をキャラクターにしたいという思いがあったんだと思います。
・ピクサーに入るきっかけはどういうとことだったんですか
→18年か19年くらいにドミ監督が「私ときどきレッサーパンダ」のプロジェクトを開始して、友達に紹介してもらったのが始まりです。
・ピクサーのスタジオの特色ってどんなところにあるんですか。
→プロジェクトごとにアーティストが管理されていて、
アートデパートメントヘッドのイザベルさんが奮闘してて、アーティストがすごく大事にされています。
・アーティストが心地よく働くために、 どういうことが具体的にされてるんですか。
→給料とかベネフィットは基本そうなんですけど、プール、ビーチバレーコート、バレー、バスケットコート、サッカーフィールドなど施設が充実しています。毎日ヨガとかピラテスのクラスがあって行ける時に行ってます。
・キャラクターデザインって改めてどういう仕事をされますか。
→監督がストーリーを考えて、脚本が出来上がって、どういうキャラクターがどういう性格なのか、どういうイメージがあるのかを共有されてから、リサーチしてデザインを書きます。毎週おきに監督に見てもらって、トライアンドエラーを何ヶ月も続けて、 このデザインでオッケーって監督が言うまでデザインします。
・インサイドヘッド2ではキャラクターのデザインが出来上がるまでどれぐらいかかったんですか。
→キャラクターごとに違うんですけど、例えばライリーは割と2ヶ月ぐらい。「ハズカシ」は多分4か月5か月ぐらい。「イイナー」は全部含めると1年弱ぐらいですね。
・仕事の中でも特に重要なことってどんなことですか。
→キャラクターデザインはストーリーの役に立つかが1番重要だと思います。
監督が描きたいストーリーにキャラクターが果たす役割のために、見た目からどう考えていけばいいのかというのがキャラクターデザインの仕事だと思います。
・主人公ライリーのキャラクターデザインはいかがでしたか。
→監督が大体のライリーのイメージが決まってて、1からのライリーのデザインがあって、ベースがあるのはやりやすいんですけれど、同じ人物に見せなきゃいけないので、それはちょっと苦労しました。1からの成長具合を細かくやっていきました。instagramとかでライリーが可愛くなくなったっていうコメントをよく見たんですけど、その通りなんです。思春期の気まずい感じを出したくて。
・頭の中のキャラクターはいかがでしたか。
→楽しかったですけど、やっぱり苦労しましたね。すごく自由度が高いので、 どこまで押していいのかっていうのも手探りで、1からのスタイルにも沿わなくてはいけないので自由と制約の中で、時間をかけてどうにかなりました。
・メッセージがあればお願いします
→可愛くてすごいカラフルなキャラクターが勢揃いなので、90分楽しんでいただけると思います。日本では特に完璧であれって求められることが多いと思うんですけれども、この映画を見て、別に完璧じゃなくても、あなたの感情は大好きなんだよって伝われば嬉しいです。

