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2018.05.06
韓国<全州> 翻訳家 菊川凪

今日は、“K文学”と呼ばれて注目を集めている韓国現代文学にフォーカス!
スタジオには、翻訳家の吉川凪さんをお迎え!


吉川さんは、韓国の仁荷大学に留学し、韓国近代文学を専攻。
4月に発表された<日本翻訳大賞>では吉川さんが訳した
韓国の長編ミステリー小説『殺人者の記憶法』が
みごと大賞を受賞しました!


▼著書【殺人者の記憶法】について
-------STORY------
主人公は、認知症の兆候が現れている、元獣医のキム。
実は、何人もの人を殺めたという過去をもっている。
リタイアして平穏な日々を送っていたが、偶然出会った男が娘の命を狙っていると思い込みぼんやりしていく記憶力と格闘しながら人生最後の殺人を企てる。
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K文学の特徴は‘かなり読みやすい’、韓国映画を見ている様だったと語る玄理。
『殺人者の記憶法』をはじめ、
日本では韓国の翻訳本の出版が増えていて韓国の翻訳院の取り組みが背景となっている。



■韓国の文学シーンついて
国内では韓国文学よりも、外国文学の方が読まれていて、シリアスで重たい作品が多かったが、今はエンターテインメントな作品を書く作家が増えた。
村上春樹等、日本人作家が今の韓国作家に影響を受けていて、数多くのアニメ・漫画・ライトノベルも韓国語の翻訳されている 



■ちなみに、韓国はもともと「詩」の人気がとても高い!
両班社会、文章書く方が偉い人という文化が残っており、「詩を書くことはかっこいい」と肩書の憧れからのことから最近再び人気があるそう。

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