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2月1日の放送では、
2月6日からはじまるミラノ・コルティナ・オリンピック、
開幕を控えた現地の様子や、コルティナの歴史・文化にフォーカス!
フィレンツェ在住の小林真子さんにお話を伺いました。
Q:さあ皆さん、いよいよ2月6日からミラノ・コルティナ冬季オリンピックが始まります。
注目選手もたくさんいると思いますが、「ミラノ」はファッションの街というイメージがある一方で、
「コルティナ」とは一体どんな場所なのでしょうか。
今日は開幕を控えたイタリア国内の様子や開催地について、
フィレンツェ在住の小林真子さんにお話を伺います。よろしくお願いします。
A:よろしくお願いします。お久しぶりです。
Q:お久しぶりです。小林さんには2024年にイタリアで現地取材をさせていただき、
その後、帰国時にはスタジオにもお越しいただきました。お元気ですか?
A:はい、元気です。
Q:よかったです。さっそくですが、イタリアではオリンピックに向けたムードはいかがでしょうか?
A:私はフィレンツェに住んでいるのですが、フィレンツェからコルティナはかなり遠く、
移動に6〜7時間ほどかかります。そのため市民感覚としては
「北の遠い場所で開催されているイベント」という印象が強いですね。
Q:フィレンツェは観光の中心地ですが、そこから見るとコルティナは寒いリゾート地のようなイメージでしょうか?
A:そうですね。オーストリアにとても近い場所で、イタリアの中でもかなり北に位置しています。
Q:コルティナというと、冬のイメージが強いですが、やはりベストシーズンは冬ですか?
A:冬は高級スキーリゾートとして有名ですが、夏は夏でハイキングや避暑地として楽しめる場所です。
季節ごとに魅力がありますね。
Q:日本でいうと長野や北海道のようなイメージでしょうか?
A:それよりも、北海道のニセコに近い印象です。イタリア人にとってコルティナは
「セレブが集まる高級リゾート地」というイメージが強いですね。
Q:では、フィレンツェなど都市部では、まだ少し距離感があるのでしょうか?
A:そうですね。ただ、大手スーパーやメーカーではオリンピックキャンペーンが行われていますし、
テレビやネット広告でも関連CMが流れています。日常の中で少しずつ実感する、といった感じです。
Q:聖火リレーも街を巡ったそうですね。
A:はい。フィレンツェでは昨年12月末に行われました。近所を走っていくのを見て、
「ああ、イタリアで開催されるんだな」と実感しました。
Q:コルティナは今回が2度目の五輪開催ですよね?
A:1956年以来、約70年ぶりになります。当時のことを詳しく知っている若い世代は少ないですが、
史上初めてテレビで生中継されたオリンピックとして、記憶に残っている大会でもあります。
Q:文化的には、イタリアというより別の国の雰囲気があると聞きました。
A:そうですね。ベネチアのさらに北、オーストリアに近い場所なので、ドイツ語圏の影響が強く、
街並みや建物もチロル風で、スイスやドイツのような印象を受けます。
Q:食文化も違うのでしょうか?
A:全く違います。例えば「シュペッツレ」という、ほうれん草を練り込んだ短いパスタに、
生クリームソースと燻製ハムを合わせた料理があります。寒い雪山で食べるととても美味しいですね。
Q:ほかにもおすすめの料理はありますか?
A:「クネーデルリ」と呼ばれる、パンとチーズを団子状にしてスープに入れた料理もあります。
優しい味で、日本人にも合うと思います。
Q:オリンピック以外の季節に訪れる場合、おすすめのスポットはありますか?
A:コルティナは世界遺産のドロミテ山塊に近く、夏でも冬でも絶景が楽しめます。
ただし高級リゾート地なので、宿泊費は高めです。周辺に泊まって日帰りで訪れる人も多いですね。
Q:ではミラノについても教えてください。
A:ミラノはコルティナとは全く性格の違う都市で、ファッションと経済の中心地です。
まず外せないのはドゥオーモ(大聖堂)で、屋上に登ることもできます。
その近くには高級アーケードのガッレリア、スカラ座もあります。
Q:ミラノの食文化はいかがでしょう?
A:有名なのは「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)」と「オッソブーコ」です。
特にオッソブーコは骨付き肉をじっくり煮込んだ料理で、サフランを使ったミラノ風リゾットと一緒に提供されることが多いです。
Q:日本で言う「ミラノ風ドリア」は本場にもありますか?
A:実は存在しません。ミラノ風カツレツやミラノ風リゾットはありますが、
ドリアという料理自体がイタリアにはないんです。ぜひ本場ではリゾットを味わっていただきたいですね。
Q:今日はたくさん興味深いお話をありがとうございました。
A:ありがとうございました。

