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時代の気になるキーワードを解説

日本の国難が問題化するのは、どうして2020年からなのか?

今は世界的に景気が良くて日本も史上二番目の景気拡大の長さを
継続してるんですけど、おそらく今の世界的な好景気というのは
私は2020年前後、早ければ2019年には腰折れして不況期に
入ってくるんではないかなと思っております。
主な理由が2つありまして1つはアメリカの景気が腰折れして
くるんではないかと。その根拠としましてはアメリカの家計がかなり
借金を重ねてまして2017年の3月末時点で実はアメリカの家計の債務は
リーマンショック前を上回って史上最高額を更新しています。
その後も3ヶ月ごとにデータが出てるんですけど、
史上最高額を更新し続けていると。ですからアメリカの借金が
これだけ膨らんでくると、この借金で回している好景気というのは、
今世界の好景気はアメリカの旺盛な消費によって支えられてるので
腰折れするといよいよ世界的に景気後退期に入ってくると。
日本の輸出企業はアメリカと中国への輸出で稼いでるんで、アメリカが
腰折れすると中国がアメリカへの輸出が減って腰折れして、
日本がアメリカと中国への輸出に腰折れするという、そのような
波及経路を辿って日本の経済成長率が1番マイナスになるという
そういう結果になると見ています。現時点で中国の民間債務は
GDP比で200%を超えています、その水準は実は日本の90年代の
バブル崩壊の後の水準に達しています。だから中国も
これ以上民間債務を重ねて経済成長を重ねるのが難しい状況になっていると。
今の世界経済はやはり米中ニ大国の消費に支えられている面が大きいので、
そういった点を考慮すると米中、両国の経済が2020年前後、
早ければ2019年に腰折れして世界的な不況期に入るのではないかと
見ています。ですから2020年はオリンピックだと言って決して
浮かれてはいけない状況であって、日本の今後の経済、あるいは社会保障
あるいは私たちの暮らしを考えたときに1つの大きな転換期なるのでは
ないかなと考えております。

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