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時代の気になるキーワードを解説

「野球エリートとは何か?」(お話:スポーツライター 赤坂英一さん)

『野球エリート 野球選手の人生は13歳で決まる』というこの本は
野球選手は皆さん甲子園から注目される人が多いと思いますが、
実は才能が開花するのは小学生、中学生くらいからなんだと、
そういう子どもたちはいかにして育てられ輝かしい舞台に出てスターになっていくか、
その裏側を子供の頃から追っていった、そういう本です。野球エリートと言うと、
一般にはどうしても150キロの豪速球投げるピッチャー、
振り回せばたちまちスタンドインさせる長打力を持ったバッターというイメージが
あると思うんですが、実際には頭の良さであったりバランス感覚の良さであったり
さらには色んな環境ですね、この本に出てくる大阪桐蔭の根尾昂くんは
飛騨高山で生まれ育ちまして2歳からスキーをやっていた、
そのバランス感覚の良さが守備走塁バッティング等に生きて
今年の秋ドラフト1位に指名されるんじゃないかっていうところまできてるわけです。
さらに神奈川の都筑中央ボーイズという昔ロッテ、中日、ジャイアンツにいた
前田幸長さんがやっているチームですが、そこにいる高松屋翔音くん、
日大三高に進んで彼もそのうち甲子園に出てくると思いますが、
まだ中学生では110kmくらいしか投げられない、だけど背が高くて左腕投手で
変化球のキレが良く、その頃から元プロの前田会長や都築克幸監督
それから彼を見に来る高校の野球部の監督や部長もいずれはプロになるだろうと見てるんですね。
だから速い球、強い球を打つだけがエリートではない、そういういろんな潜在能力、
最近の言葉で言うとポテンシャル、それを持ってる子であるという事と、
されにそれを見出してくれる環境、指導者が側にいるかどうか、
そういうものがみんな揃っているいる人たちのことをこの本では野球エリートと呼んでいるわけです。
例えば大阪桐蔭の根尾くんはお父さんもお母さんも医者で地元で診療所の先生をしてらっしゃる。
お兄さんも野球をやってたんだけど岐阜大学に受かってそこの医学部で今医者になるべく勉強中です。
だから彼の所にはまず1番最初に慶応高校が来てうちは大学に進めば医学部もあるから
野球辞めて医者の道に進むこともできますとそういう事を言ったそうです。この本出てくるその他にも、東邦高校の石川昂弥くん、愛工大名電の稲生賢二くんなど
彼らもこれから甲子園出てくると思うんですけども、今高校1年生なんですけど、
インタビューをしてもハキハキと受け答えがしっかりしてますね。
野球というのはコミュニケーションスポーツなので小学生の頃からそういうところで
揉まれ鍛えられてる子というのは頭の回転も早いですね言葉も多く身つけてると思います。

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