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時代の気になるキーワードを解説

「地質時代に日本名が付くことは、どのくらいすごいことなのか?」

長らくイタリア2箇所と千葉というのは候補になっていて、一段目の審査をする作業部会でずっと議論が続いてたんです。
ついに審査を始めますというので申請書を出して下さいと、締切が今年の6月上旬で
そこから議論が始まって投票でめでたく千葉が選ばれたわけですが、ここから後3回審査があります。
その審査は候補が一つしか上がることができなくてW杯で言うと予選突破の状態なんですね、
本戦が3回あると思って頂ければ良いです。
その代わりライバルはもういなくて、チバセクションだけが
基準値としてふさわしいかという観点で委員の議論に伏せられるという事になります。
GSSPと言っているんですが、グローバルにキチンと色んな指標で対比ができて
その時代を示すことができる地層として理想的かどうかという観点から議論が進むわけですね。
初段審査は3つのうち1つ選べば良かったので、どれが一番良いかという
具体的に相手がいたわけですけど、今度は理想的なものかもしれないんですよ。
そうすると委員によってはもっと高い基準を設けている人もいたりすると、
これでは不十分でしょうとなるかもしれないですね。
だから具体的な比較対象が無くなっちゃうのでそこが読めないところですね。
例えば一個一個の審査って委員が20名くらいいて電子メールベースでやるんですが、
申請されてから議論に普通は二、三ヶ月かけるんですね。
それで投票期間を一ヶ月設けるという決まりがあるので最低でも三ヶ月以上はかかるんですよ。
スムーズに行くと、例えば三ヶ月かかったとするとあと9ヶ月はかかりますよね。
でも四ヶ月だと一年だしそこは何とも言えないところなんです。
だから少なくとも一年程度はかかるのかなと思っています。
イタリアの2つの地名はそれぞれ異なりますけど、
どちらもイオニアンという名前を提唱していたんです、地方名ですよね。
千葉は古くから注目されてたんですよ、イタリアの方が後から出たんだと思うんですけど、
イタリアってとてもよく地層が分布していて調査もよく行われているんですね。
地質学の歴史は日本よりヨーロッパの方が長いですからちゃんと調査されています。何より雨が少ないですから、地中海性気候って雨が少なくて木が生えてないんですよ、
だから山へ行くと地層が全部見えるんです。日本はジャングルみたいになって大変なんですよね。
そこが大きな違いなんですが。なのでイタリアの調査から進んで 良い場所が見つかってきたわけですね。
2004年くらいからは三ヶ所が候補地になっていて今の状態まできていたという事です。

選んでください。