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講談社
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「木下諄一さんはどうして『アリガト謝謝』を書こうと思ったのか」(お話:「アリガト謝謝」の著者木下諄一さん)

謝謝台湾計画が当時台湾で有名だったかということについては、メディアでも紹介されているので、当時知っている人は知っている。
でも6年前のことなのでほとんどの人が覚えていないと思う。これについては、今回この小説が出て、
今後台湾で翻訳されるとなった場合、詳しく書いてあるので、たくさんの人に知ってほしいと思います。
きっとみなさん喜んでくれると思うし、これによって日本とのつながりも強くなる気がします。同時に日本でも広めていけば
という部分ですが、日本でもたくさんの人が台湾のことに興味を持ってくれたらいいなというのはずっと思っていることで、
もともと僕が『アリガト謝謝』を書こうと思ったのも、東北の人、被災地の人が台湾のことを知りたい
というところからスタートして、日本人に台湾のことを知ってもらいたいということなので、これができれば
もっと広まっていくと思います。ちょっと話が変わるんですが、先日、台湾の書店で
『アリガト謝謝』の出版を記念した講演をしたんですが、質疑応答の時に1人の台湾の女性がこう言った。
「この本を書いてくれて本当にありがとう。私たちのことを日本に伝えてくれてありがとう。これは日本人の作家が書いて
日本で出版してくれたことが言葉に表せないくらい嬉しい」と。現場にいた日本人は感動したということがあったんですが、
とにかく日本人にも台湾のことを興味を持ってほしい。そうすれば、謝謝台湾計画のこともそうですし、
いろんなことを知る機会が増えるんじゃないかと思います。「アリガト謝謝」の中で、主人公が「これからは、
もっと良くなっていけばいいと思います。お互いに、ありがとう、謝謝と言える関係がずっと続いていけば」って言うんですが、
僕もこの言葉と同じように実際にそうなってほしいというのが一番の願いです。