KODANSHA CASE FILE

時代の気になるキーワードを解説

「中村さんが思う、だるまの未来」(お話:全日本だるま研究会 会長 中村浩訳さん)

達磨などの手工芸が全般的に減ってきていてあまり売れないのと、それともう1つはグッズ化していくような気がする。達磨も小さくなって、神棚がないから大きいのを置けないから小さくなる。それと今の時代に合わせた変わり物を作ると。そういう中に伝統的な物は残して欲しいなとなっているんですけどね。例えば、黄色の達磨が風水にいいって言って玄関に置いてって、それを達磨屋さんも売らなきゃいけないので、あとは、寅年にとらの柄で売るとか。そういう変わり物でも、達磨屋さんが生き残って達磨が生き残ってもらえたらいいんですが、機械で作っているんじゃなくて、手で貼る技術も伝承してもらって伝統的なものを残すのも大切かなと思っていますね。当然変わっていくのはしょうがないけど、昔のものは意味があるから、それは大事に残してほしいなって。赤い色は疱瘡という病気をよけるおまじないだとか、高崎のだるまは、眉毛が鶴に・髭がカメになっている。ただ、眉毛を髭を書いているんじゃないぞと。ここには鶴亀という縁起がこの円の中に込められているという思いをしっかり残してもらわないと何のための縁起物が分からない。もともとの根源もわかってもらわないと。買う人もそういうことを知ると趣があるじゃないですか、と思って言っているんですけどね。僕の願いは、伝統工芸をやっている方は買ってもらって、1こ買ったら、1日生き延びて伝統が残るという考え。達磨以外の郷土玩具の人に言っているのは、訪ねて行って、足を運んで、達磨の場合は、作者の方や達磨市にでかけて買うと。そうすると思い出も残るし、作者とのふれあいが1つ思い出に残るというのもある。それと、達磨はなんでも効力があるので、選挙は数知れていますが、でかいのが売れますんで。ただ、高崎ばっかりなので、他の各地に達磨さんがたくさんあるので、比較してもらうのがいいかもわからないですね。

選んでください。