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NAVIGATOR: 別所哲也

FROM THE WORLD

世界の注目トピックスから今を切り取る

2013.5.9

世界の「今」を切り取る「Emirates Airline FROM THE WORLD」


■From Netherland
7か月の改修工事を経て、オランダのゴッホ美術館がリニューアルオープンしました!

リニューアル後の美術館を最初に彩る展示は「Van Gogh At Work」。
ゴッホが使った絵の具やパレット、絵筆などの道具類や、制作過程を紹介する特別展。

一番の注目は、代表的な作品の一つ「ひまわり」の展示。
花瓶に活けられた数本のひまわりを描いた絵は、実は7点制作されていた、ということが知られていて、そのうち日本の東郷青児美術館にある1点を含め、6点が現存しているそう。

ゴッホが書いた手紙に、“「ルーラン夫人 ゆりかごを揺らす女」という作品を中央にして、複数ある「ひまわり」のうち2点を両側に展示する”という、展示のアイデアが残されていたということで、今回の展示は、その遺志を実現した配置となっています。


■From Las Vegas
“キング・オブ・ポップ”、マイケル・ジャクソンをテーマにしたシルク・ド・ソレイユの「ザ・イモータル・ワールドツアー」の埼玉公演が今日からスタートしますが、このイモータル・ワールドツアーの後を継ぐ、新しいショーの一部がお披露目されました。

来月からラスベガスのマンダレイベイ・リゾート・アンド・カジノで幕を開けるのは、シルク・ド・ソレイユとマイケル・ジャクソン財団が提供する「Michael Jackson ONE」。
演目自体は「ザ・イモータル」と大きく変わらないようですが、公演のためにリミックスされた楽曲が使われた前作に比べ、今回はオリジナルの録音が多く使用されることが特徴のようです。

「Bad」「Smooth Criminal」「Stranger in Moscow」などの名曲に合わせて、アクロバティックな演技が繰り広げられる新作「Michael Jackson ONE」は、ラスベガスで常設公演となる予定だそうです。


■From Los Angeles
インディーズ映画専門の「サンダンス・チャンネル」で今週末、母の日にオンエアされるのが、イタリアの女優イザベラ・ロッセリーニ監督・主演作品の「Mammas」。

動物や昆虫の母親にフィーチャーした作品で、カエルや鳥など9種類の生き物を例にとって、1羽のメスと数羽のオスで家族を構成する一妻多夫制の鳥や、卵を口の中で孵化させる魚など、人間が持つ「母親」の概念を覆す子育ての様子を紹介するということ。

生き物たちを通して「母性とは何か」という深いテーマに迫る作品なんですが、監督であるイザベラ自身が、CGや着ぐるみで、動物の母親役を演じるというコメディタッチのユニークな内容になっているそう。

実はニューヨークの大学で動物行動学の学位を取得中というイザベラ・ロッセリーニ。
今年のベルリン国際映画祭に出品されたこの作品の他にも、動物の生態をテーマにした短編を多く作っているんだそう。
今後も監督業に力を入れたいと語っています。


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