++ Introduction ++

今年は新たなプロジェクトとして、
オリジナルのエンターテイメントショー
『TOKYO〜the city of music and love〜』を開催予定。

プロデュースは城田優さん、
そして、城田さんと金谷かほりさんの共同演出による、
歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー。
現在・過去・未来という「時と命」をテーマとし
従来のミュージカルショーを超えるものを
今回のプロジェクトでは作り上げていくとのこと。

音楽はミュージカル曲も取り入れつつ
様々なジャンル、時代の音楽もミックスさせ
その上でオリジナルのストーリーを作り上げるという
今までにない、独創性溢れたものになっているそう。

『東京発の世界に向けたエンタメのショー。
ただのコンサートと思って来ると
「なんじゃこりゃ！」というものを見られると思うので
いわゆるコンサートというよりも、面白いショーになっています。
僕もどうなるんだろうって思うくらい、とにかく壮大なスケールです。』

5月14日〜19日 東京・東急 シアターオーブ、
6月にはシンガポール Esplanade -Theatres on the Bayで上演されます。



++ Until now ++

小さい頃から元気が良く、明るい性格だったという城田さん。

『小さい頃から目立ちたがりだったし、
人に自分の存在を見てほしいみたいな。
だから、ずっとエンターテイナーみたいな仕事に憧れていて。
逆にそれ以外の仕事に興味を持ったことが一度もないんですよ。』

「テレビに出たい！」、「有名になる！」という大きな目標から
歌や音楽が好きになっていき、楽器や作曲もやっていたそう。

そして、事務所に所属し芸能界へ。
様々なオーディションを受ける中で、
初めて受かったお仕事がアニメ原作のミュージカル。
そこで初めてミュージカルというものに触れ、
難しさと、面白さを知ったそう。
そこから少しつづ同じようなジャンルの2.5次元のステージに立った後、
初めてブロードウェイミュージカル「スウィニー・トッド」に出演することに。
その時にミュージカルというものの大変さを痛感したとか。

『何十公演も、体調とかもケアしつつ
毎回、生で歌う瞬間があるわけじゃないですか。
昔はもっと恐怖心も大きくて、
見るのは好きなんですけど、やるのは・・・(笑)』

生で歌ったり、演じる時の恐怖心を脱する方法はないけれども
緊張で頭が真っ白になっても、言葉が出るように
普通の人がする倍以上の練習をされているそう。

緊張について、城田さんは共演した
舞台俳優のシエラ・ボーゲスに相談したところ・・・

『「あなたは、これまでやってきたことを見せるってなっている。
そうではなくて、私たちはただシェアをすればいいの。」
という風に言われたことがあって。
だから、絶対に「こうにしなきゃ」っていうマインドを持つんじゃなくて
自分が感じているもの、そして1ヶ月練習を通して感じてきたものを
ただお客様に「自分たちと一緒に、こういう感情になりませんか？
っていう力が抜けたシェアをする。」
そのシェアっていう言葉にすごく救われて
それからは、自分が演出する時も、毎日稽古場でも
いろんなことをシェアをして、心を繋いでいきましょうみたいな。
そうすると舞台上が安心できる場所に変わるというか。』

今でも緊張することがあるそうですが
その言葉を受けてから、
普段から力を抜けるように心がけて過ごしているそうです。

++ Right now ++

オフタイムはご自宅で映画や海外ドラマを観ているという城田さん。
幅広く、いろんなジャンルの作品を観るそうですが
中でもSFやホラーなどが好きなのだとか。

そんな城田さんが今回、時間をテーマに
オススメのSF作品をご紹介してくださいました。

タイトルは「ダーク」。
ドイツの町で起こった、失踪事件をきっかけに
4つの家族たちの秘密が暴かれる新感覚SFミステリードラマ。
３世代に渡る時代の流れも見どころとのこと。

『役者さんが幼少期と現在とで
「どうやったら、そんなキャスティングできるの？！」ってくらい
みなさんが似ているんですよ。
ただでさえ、僕らはフィクションをやっているわけですから
フィクションの中を、なるべく嘘がないように作るようにできたら、
すごいなと思って見ているタイプなんですけど。
そういうので一番難しいのが「成長」なんですよ。
そこのキャスティングが素晴らしいのと。
とても考え深くて、めちゃくちゃ興味が湧いて、
音楽とか、画のカラーとかも含めて、すごく好みで。』

ストーリーが複雑化して、
途中、難しいところもあるそうですが
映像作品として楽しめるそうなので
ぜひ気になった方、チェックしてみてください。



++ From now on ++

まだ情報が解禁になっていないので言えないそうですが
今後、数年の間で
これまで挑戦したことないジャンルの演出や、役、共演など
予定されているとのこと。
未来のため、日々、エンターテイメントを突き詰めていきたいと
お話ししてくださいました。

2030年くらいまで予定が入っているとのことですが
その先の未来について最後に伺いました。

『自分のやりたいことだけをやり続けても
生きていけるようなところになれたらいいなと思っていますし、
そのクオリティレベルを少しづつ上げていけたらいいなと思います。
理想があるとすれば、
自分が作るもので、日本のみならず
たくさんの国の方達に、たくさんの感動や
シンプルに「楽しい！」とか「面白い！」という時間を
提供できたら嬉しいなという風に思っています。』