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STORY

2024.05.25

ボタン鍵盤式クロマチックアコーディオン ベルギー式 配列のプレイヤーの桑山哲也さん

「ボタン鍵盤式アコーディオンベルギー式配列」
という種類のアコーディオンを日本人で唯一操る、桑山哲也さん。
様々なジャンルのアーティストとの共演、客演はもちろん、
ドラマの音楽や、アーティストの楽曲を担当されたりと
作曲活動もされています。

さらに現在、特に力を入れているのは
日本におけるシャンソンの祭典『パリ祭』。
毎年7月(7月14日がフランス革命記念日)に
日本全国で開催されるシャンソンの祭典で
桑山さんはこちらの音楽監督を務められています。


“ボタン鍵盤式クロマチックアコーディオン ベルギー式配列”を
演奏されている桑山さんですが
アコーディオンには大きく分けて3種類存在するそうで、
日本で一般的なのは、
右手側がピアノと同じ黒鍵、白鍵が付いた『ピアノ鍵盤式』。
ヨーロッパで多く使われているのが
右手も左手もボタンの鍵盤となる『ボタン鍵盤式』。
ボタン鍵盤式でも音の配列が違う
『イタリア式配列』『ベルギー式配列』があるとのこと。
全体的で見ても、ベルギー式を使う方は少なくなっているとか。

基本的には性能や、音色は一緒ですが
『ベルギー式配列』では、
右手側に92個、左手側に120個ボタンがついており
右手で主旋律を弾き、左手では伴奏の役割を果たしているそう。
『イタリア式配列』は、配列が左右逆になっているとのこと。



++ Until now ++

今回は『1番頑張った時』というキーワードで
桑山哲也さんの過去を振り返りました。

桑山さんのお父様もアコーディオン奏者で
アコーディオン教室をされていて
桑山さんも6歳の頃から、
お父様のアコーディオン教室へ通い始めました。
そして小学6年生の頃に
全日本アコーディオンコンテスト、ジュニアで優勝。
そのコンクールでは審査結果が出るまで
プロの演奏家をゲストに呼び、みんなで演奏を聴く時間があったそう。
そこでフランスのアコーディオン奏者の演奏を聴き
桑山さんはボタン式のアコーディオンに感銘を受けたとのこと。

その後、審査を終え、帰り支度をしていたところ
フランスのアコーディオン奏者に呼ばれ、行ってみると
桑山さんの演奏が気に入ったから
弟子にならないかと誘っていただいたそう。
そこで13歳からご実家の札幌を出て、
千葉県へ住み込みで弟子入り。
毎日8〜10時間、ボタン式アコーディオンのレッスンを受けていたそうです。
学校から帰ってきて、師匠のレッスンを受け
夜も寝る時間を削って自主練習されていたとか。
その時が一番頑張った時期だったと
当時を振り返りお話ししてくださいました。

日本語が苦手だったという師匠は、
桑山さんにフランス語で教えてられていたそうです。

『何を言っているかわからないんですけど
怒鳴り散らしてました。
僕ができないと「楽器を貸せ!」って言って
自分で弾いて、聴かせてくれるんですよ。
それを真似て弾いてみると
「よかった!」と言って、泣きながら抱きしめてくれるんですよ。
言葉が通じないから態度で示してくれるんです。』

2年間のレッスンの成果として
ボタン式のアコーディオンで、もう一度
全日本アコーディオンコンテストに出場し
総合で準グランプリを獲得されました。

++ From now on ++

5月26日「あじさい2024 桑山哲也」が
東京都大田区の本妙院で行われます。
普段、サポートミュージシャンを入れて演奏している桑山さんですが
こちらのコンサートは桑山さんの独奏。
年に一回だけ独奏をする桑山さんの貴重な公演を
ぜひ会場でお聴きください!

さらに5月27日「藤田朋子 〜南青山MANDALA 30th anniversary」
サポートミュージシャンとして桑山さんが出演!

そして、7月11日&12日にはTOKYO DOME CITY HALLで
「第62回パリ祭」が行われます!
こちらもぜひチェックです。

これまでミュージシャンとしての一面を深掘りしてきましたが
桑山さんのオフタイムについても伺いました。
車やバイクが大好きで、車3台、バイク3台所有しているほど。
そんな愛する車やバイクでツーリングに行くのが楽しみというよりも
洗車をするのが好きなんだとか。

街で走っている車を見て、汚れていたら
「無償で洗いましょうか?」と声をかけたくなってしまうくらい
洗車マニアなんだそう。

『天井から順番に洗っていくんですが
掃除機をどこまでかけるかとか、内窓をどこまでやるかとか
そういうところまでこだわるわけですよ。
洗車場で洗った後に、
家に帰ってきてガレージの中で、
専門的な機械のポリッシャーをかける。』

学生時代、ガソリンスタンドでアルバイトをされていた時も
洗車はお上手だったそう。
そんなアルバイト経験から、ガソリンスタンドの観察をするのが
今でも好きなんだとか。

『僕が働いていた時に
「いらっしゃいませ!」って帽子を脱ぎながら言うと
先輩が「そんな素人みたいな挨拶は恥ずかしい!
俺が見本を見せてやる」と言い、
車が入ってきたら「シェーイ!!」と(笑)
「ありがとうございました。またご利用くださいませ!」は「ターイ!!」
これを観察するのが好きで
今でも、僕はセルフじゃないガソリンスタンドに入って行って
「シェーイ!!」と「ターイ!!」っていうか観察しているんです。』


最後にアコーディオン奏者として
アコーディオンの持つ可能性について伺いました。
海外でのコンサートで、現地のアコーディオン奏者から
「日本人なんだから、日本ならではの音を、表現する方が良いのでは」と
よく言われるそう。

なので、今後は太鼓や尺八、お琴、三味線など
日本の伝統楽器とアコーディオンを合わせて
日本人ならではの感性で音楽を作っていきたいとお話ししてくださいました。

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