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STORY

2024.03.09

シンガーソングライターのbirdさん

++ Introduction ++

今年はデビューから25周年のアニバーサリー・イヤーの
シンガーソングライターのbirdさん。
改めてデビュー当時から今までを振り返って、
音楽の聴かれ方の変化を感じているそう。
birdさんがデビューされた1999年頃と比べ
今ではサブスクが出てきて
アルバム一枚で世界観を作り出すということから
1曲単位で聴かれることが多くなってきました。
そういったハード面での変化はあるものの
音楽を楽しむということは変わらず、
むしろフットワークの軽さが
今の音楽の良いところだなとお話ししてくださいました。

この25年の間に、音楽活動以外では出産を経験。

『人の成長っていうか
同じものを見ていても、全然違うところを見ているとか
受け取り方とか、すでに忘れてしまっているような感覚を
もう一度思い出させてくれるっていうのは面白いと思いますし
それが音楽に変わっていくっていうのは
ダイレクトではないかもしれないですけど
日々の感じ方が、1人で思っていることよりも
誰かと一緒にいると
違う視点が増えていって面白いなって思いますね。』

これまでに大沢伸一さんや冨田恵一さんがプロデュースを担当、
様々なアーティスト・ミュージシャンと共演されています。

『私は歌しかできないので、
やっぱり誰かと何かを作っていくっていう
組み合わさる作り方によって初めて世界が成立するというか、
着地できるっていうところがあって。
それは毎回どなたとどなたが一緒にやってくれるのかなっていうのが
楽しみなんですけど、毎回毎回皆さん違うので。
いつも気持ちとしてはフラットでいたいなっていうか、
吸収、受け入れるっていうか、
「私はこう」というよりかは
良いなと思ったものを浴びたいっていう感じです。』



++ Until now ++

音楽を始めたのは大学生の時に
大学の軽音学部に誘われたことがきっかけ。
それまでは
体を動かすことが好きで、バトントワリングやバドミントンが好きだったそう。
なので、大学でも最初はバトントワリングのような技ができる
部活を探していたそうで、ジャグリング同好会に入ろうと思っていたとか。

軽音楽部では楽器ができなかったので歌を担当されていました。

『何を歌えばいいのかわからないので
バンドをやっている経験者の人たちが
演奏していた曲を歌うっていう感じでだったんですね。
でもあまり楽しさがわからないというか。
先輩たちが後輩にいろんな曲を聴かせてくれるんです。
それで聴かせてもらったのがアレサ・フランクリンで。
聴いた時に「この人の声ってどうなっているの?!」っていう感じになって
そこからアレサ・フランクリンとか、ソウルミュージックとかに
ハマるようになったんですよね。
それで学生時代はいろんな曲を歌うようになっていきました。』

大学時代にせっかく大好きな音楽に出会えたので
就職活動をしないで、もう少し音楽をやってみたいと思い
レストランなどのお店でジャズを歌ったりするアルバイトをされていたそう。
そんな時に出会ったのが大沢伸一さん。

『当時、大沢さんは日本語で
作品を作りたいっていうモードだったんですよね。
私も大学時代にニューヨークにしばらく行っていたんですけど。
飛び入りで向こうのお店とかでジャズを歌ったりしていて。
帰ってきた時に、やっぱり自分の言葉で歌いたいなと。
自分の言葉で歌わないと何か始まらないのかなっていう気がして
それで今使える自分の言葉で歌いたいんですっていうところが
大沢さんともマッチしたので、何かやってみようってことになったんです。』

++ Right now ++

プライベートでは温泉や銭湯のタオルを
集め過ぎていて困っているとのこと。
薄くてすぐに乾くあのタオルに憧れて
ご自身オリジナルの温泉タオルを作ったとのこと。

『最初作った時はスポーツタオルみたいなやつだったんですよ。
スポーツタオルもいいんですけど
湯めぐりしたいからって、どんどん薄くしていって
タオルの業者さんに「もっと薄いのはないですか?」みたいな。
そういうのでオリジナルのタオルを作っています。』

ツアーなどで遠征があるため
その場所で温泉巡りなどをされているそう。

以前までは温泉タオルを使うように買われていたそうですが
使い過ぎて文字とかが消えてしまうことを恐れ
最近はあまり使わず集めているそうです。



++ From now on ++

現在、新しいアルバム制作中。

『25年という長い間でたくさん曲はあるんですけど
でもやっぱり新しいものをまた作るっていうのは
ライブをするっていうのとモードが違って
すごい未知のワクワク感っていうのが
毎回あるんですよね。
できなかったらどうしようとか、いつもドキドキしながら
スタートを切るんですけど
まあいつかは終わるんですけど、その時は
「あー終わってしまった・・」みたいな寂しいなみたいな感じで
新しい何かを作る時って感情の動きがあるんですけど
でもこれを作った後はライブでいろんなところに行って
新しい曲を皆さんと一緒に楽しめるっていうおまけがついてくるので
今は「んーんー」って悩みながら・・・(笑)』

最後に、25年を経て、これからのbirdさんの音楽活動について
伺いました。

『音楽や歌っていうのは
自分にとってはお喋りしているよりも
とても大事なつながる方法というか
一気に距離が近くなることもできますし
魔法みたいだなって思うんですよね。
そこに魅力を感じていて。
なかなか難しい人とのやりとりとかも
飛び越えて、一気に抱き締めるみたいな
そんな距離を作れる素敵なものだと思っているので
そういう活動は続けていければいいなと思っています。』

ON AIR LIST

  • FREEDOM / JON BATISTE
  • SOULS(MAIN) / BIRD
  • IN YOUR OWN HOME / CLEO SOL
  • SMILE PLEASE / STEVIE WONDER

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