J-WAVE 81.3 FM
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STORY

2023.11.11

ベーシストの須長和広さん


++ Introduction ++

11月11日はJ-WAVEの提案により、
2014年、日本記念日協会に登録された“ベースの日”。
渋谷では、昨日から2日間に渡り、
ライブイベント「THE BASS DAY LIVE 2023」が開催され、
今回のゲストのベーシストの須長和広さんも出演されました。

須長さんが思うベースの魅力とは・・・

『それぞれの楽器の中でベースって包むように
低音を出すのが楽しいなと思うんですよね。
曲の推進力だったり強弱、ダイナミクスだったり
一番下の音程を弾くのでコードに対して
ベースがどの位置にいくかでサウンドが変わったりするんです。
支配力が結構あるんですよ。
一音しかないんですが、
その一音を間違えた時に破壊力が大きくて。
責任感も大きいのですがそこが楽しいところでもありますね。』

ベーシストとして
10月いっぱいは玉置浩二さんのツアーに参加、
そして11月は上白石萌音さんのツアーにも参加されたりと
様々なアーティストとお仕事されています。
そういった活動の中で心がけていることとは・・・

『歌手の方がいるときの演奏って歌を一番聴きますね。
どこでどういう風なタイミングで呼吸を整えて演奏するかというのを
すごく意識しています。』

音楽にもさまざまなジャンルがありますが
その中でジャズのベース演奏は
歩いているようなベースラインが多く
ポップの場合は曲にもよりますが跳ねるようなサウンドで
歌に合わせて、一緒にベースで歌ったり
歌の合間を埋めたりする演奏が多いとのこと。

『普段、皆さん音楽を聴かれる時に、
ベースってどの音だろうとかって
楽器のことを知らなかったりするとわからなかったりすることも多いと思うので
こうやって取り上げてもらえると嬉しいですね。』



++ Until now ++

小学校の時に鍵盤ハーモニカを演奏するのが楽しくて
アニメやヒーローものなどのテーマ曲をコピーして弾いたり、
カセットテープに自分の声を録音して
「自分の声ってこういう感じなんだ!」と楽しんでいたそうです。
さらに小学校の音楽クラブに入って、
トロンボーンを担当されていたそう。

中学生時代には友達とバンドを組み
ユニコーンをカバー。
楽器はバンドを組んだ時に、
やりたい楽器をジャンケンで決めたそうで。
須長さん、最初は鍵盤を担当することになったとのこと。
ですが最初のスタジオ練習の時に
ベースを担当することになったメンバーが
「ベースやりたくない、ギターをやりたい」と告白。
それでギターが2人となりましたが、
バンドに必須なベースが空いてしまったため
須長さんが担当することになったそうです。

高校の時にはドラムでバンドもされていましたが、
ドラムをやりながら改めて自分にはベースがあっているなと感じたそう。

『自分の性格的にも、演奏の楽しさ的にも
もう一回ベース弾きたいなと思って。
やっぱり前に出て、「わーっ!!」ってやるよりも
バンドを後ろから見てまとめたいというか
たまにチラッと顔出すみたいな。
そういうのが合っていると思ったんです。』

++ Right now ++

実は、縁がギザギザになった10円玉
「ギザ10」のコレクターでもいらっしゃり、
現在の所用枚数は9000枚ほど。
年代別に分けてプラスティックケースに入れて
保管されているとのこと。
きちんといつ作られたものなのか、何枚あるか、など
追加されるたびに書き留めているほど。

ちなみに数あるギザ10の中でも
昭和33年のものが、発行部数が少なくて貴重なんだとか。
須長さんはこの昭和33年のギザ10を200個ほど持っているそうですが
今でも見つけると、嬉しくて小躍りしてしまうと
お話ししてくださいました。



++ From now on ++

ベースの基本的な弦の本数は4本ですが
今後、6弦ベースに挑戦してみたいとのこと。
この6弦ベースは高音と低音が1本ずつ増えるため
レンジが広がり、表現の幅も広がるのかなということで
可能性を見てみたいそう。
ご自身の活動としてはコロナ禍で制作を進めていた
アンビエント系のアルバムの延長線上で
アンビエントとエレクトロをミックスさせたものを作りたいと考案中。

今後、活動を通して須長さんが伝えていきたいメッセージを
教えていただきました。

『ベーシストだけで活動するって結構なかなか機会は少ないんですけど
たくさんのところで弾かせて頂いていて
例えばCDだったり、ライブだったりで、
どこかの機会で演奏を聴いてもらえて。
その演奏の熱だったり、バンドとしての1人の役割として
何か熱とか感情を揺さぶるような、伝わるようなものがあったら
弾いていてよかったなって思いますね。』

これからもいろんな音楽を聴いて吸収して
演奏の引き出しを増やしたいと話す須長さん。

『まだまだ知らない音楽たくさんあるし、
触れたことない音楽だったり、
実際演奏したことないジャンルもいっぱいあると思うので
そういうものを演奏すると、今までの演奏していた曲も
いろんな視点から見られると思うんですよね。
なので新しく自分の中に入った音楽の知識だったり引き出しを
開けながら新たな境地に辿り着けるんじゃないかなと
可能性を信じながら演奏をしたいですね。』

ON AIR LIST

  • HEARTBREAKS + SETBACKS / THUNDERCAT
  • BRIGHT MORNING SANDWITCHIES / COSMIC TEMPLE
  • INTO THE WAVE / ADAM RATNER FEAT.SAM WILKES AND TAMIR BARZILAY
  • LONDON CALLING / CLASH

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