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STORY

2023.11.04

シンガーソングライターの土岐麻子さん


++ Introduction ++

今年の夏に配信リリースされた楽曲「Silhouette」で
韓国のDJ/プロデューサーのNight Tempoさんと
コラボレーションされた土岐麻子さん。

実はJ-WAVEの番組で共演したことをきっかけに
コラボレーションすることに。
番組収録はソウルと日本を繋いでのリモートだったそうですが
機材トラブルにより途中、休憩の時間があったそう。
そこで普段聴いている音楽の話やプライベートの話などを
2人で話していたところ、今度曲を作りましょうということになったそうです。

楽曲の制作はメールのやり取りで行われたとのこと。

『今回は打ち合わせをして、
「こういう曲を作りましょう」と言ったわけではなくて。
対談してお互いに共感する部分があったので
お互いにこういう曲をやったらいいんじゃないかというイメージがあって。
Night Tempoさんの方から先に送ってくださって。
「イメージしてこんな曲書いてみました。
まだどんな形にするかは関係なく、一度聴いてみてください。」
という軽い感じで共有してもらって聴いて。
「これ歌詞つけていいですか?すごく良かったので」と言って
日本語の歌詞をつけてデモのヴォーカルを家で入れてメールで戻して
Night Tempoさんがミックスして・・・
結構自分で1人で作業することが好きな人同士だったら
そういうデータのやり取りっていうのは集中できるし良いかもしれないですね。』

昨年、長年所属されていた事務所から独立された土岐麻子さん。
今年は独立後初めて企画したツアーを行い
とてもフレッシュな気持ちでツアーをすることができ
新たなキャリアのスタートを感じたとお話ししてくださいました。

独立直後は、これまで自分の周りで
どういう仕事をスタッフの方がしてくれていたのか、
一度自分がスタッフになってみて経験してみようということで
メディアの出演依頼の返信や
ライブやイベントの際も、
ご自身で資料を事前にライブハウスに送ったりなど
1人でされていたそう。

『30歳くらいに前の事務所に入ったんですよ。
15年くらいいて。
次15年この事務所にいると、私は次60歳かと思って。
そうなった時に、元々フリーランスへの憧れはあったんですね。
なので他のやり方を知らずに
60歳になっていいのかなとなんとなく思って。
その時、45歳だったので、
45歳ってちょうど体力とか気力とかまだあって
新しいことをするにはまだ間に合うような気がして。
人それぞれおいくつからでもできると思うのですが
私の場合、今逃したらずっと同じ環境に
骨を埋めたくなるだろうと思って(笑)』

独立し、これまで以上に手伝ってくれるスタッフの方や
ライブを見にきてくださるお客様など
感謝の気持ちを改めて持つようになったそうです。



++ Until now ++

幼い頃から音楽をやっていたというわけではなく
子供の時は絵を描くのが好きで、
将来はイラストレーターになりたいと考えていたとのこと。

中学時代はバンドブーム、
土岐さんも中学からはバンドを組み、楽器を演奏されていましたが
実は歌を歌い始めたのは大学生になってから。

『楽器はどうしても上手くなかったのですが、
弾いていることが楽しいし、
バンドで何ができるかなとアレンジしたりとか
こんなライブハウスでライブをやってみようとか
そういう企画をするのが好きだっただけで
自分のレベルは到底プロミュージシャンになれないと
分かっていたんですけど。
就職活動をしているときに、
先輩から「ヴォーカルやってみない?」って言われて
それでなんとなくやってみたら、結構手応えを感じたというか
ギターよりもベースよりも自分のやりたいことが表現しやすい。
自分の思い描く声色で、自分の思い描く歌い方っていうのが
スッとできたんですよね。意外と歌が向いているかもしれないと思って。』

大学時代にCymbalsとしてインディーズで活動。
同時に就職活動もされていて、内定ももらっていたそうですが
単位が足りず、卒業できず
半年、待ってもらっていたそうです。
しかしその半年の間にCymbalsでメジャーデビューが決まり、
どちらの道に進むか悩まれたものの、
みんなで何か物を作るのが楽しくてバンドを始めた、
バンドの道に。

土岐さんの人生の中でのターニングポイントは
Cymbalsのメンバーからヴォーカルとして誘ってもらったこと。
これまでヴォーカルをやったことないし、就職活動をしていたのでと
一度お誘いを断っていたそうです。
その後にかけてもらった言葉が印象的だったとのこと。

『歌のうまさを求めていなくて、
音楽の趣味だったり、好きなものとか嫌いなものとか
センスが合う後輩だと思っているから
声をかけたと言ってくれて。
その時にすごく嬉しくて、これまで中学の頃から
自分で声をかけて、企画してやってきたんですけど
あなたがそのままで来てくれたら嬉しいという風に言ってくれたので
初めてそれに乗ってみようと思って・・・』

++ Right now ++

土岐さんといえば、大の韓国好き!
以前は韓国でも音楽活動をされていました。

『その時に韓国の若い人たちの音楽への熱量っていうのがすごくて
もっと話したいなという風に思っているまま
あまり行かなくなってしまったんですよね。
いつか韓国語を勉強して、
韓国の人たちと音楽の話をしたり、
音楽を作ったりできたらいいなと思っていたんですけど・・・』

コロナ禍で余暇ができ、今の流行りを探るため
さまざまな媒体を見ていた中で
たまたま見つけたBLACKPINKの動画に感銘を受け
今の韓国の音楽事情に興味を持ち始めたとのこと。

土岐さんが思うK-POPの魅力とは・・・

『サウンドがバキバキにカッコよくて
だけどアジアの人たちでやっていて。
言語も全部英語の曲もあるけど韓国語の曲もあって。
韓国語の響きも元々好きだったので
アメリカナイズドされたサウンドに
韓国語の歌詞が乗っているというところにグッときて
ハマった感じですね。』



++ From now on ++

今年は、ワンマン・ツアーとクリスマス・ライブを開催!

『土岐麻子〜 Sentimental Journey 2023〜』
センチメンタルな楽曲やアレンジを小編成で行うライブ。
日程は・・・
11月13日@広島クラブクアトロ、
11月14日@大阪・梅田クラブクアトロ
11月16日@名古屋クラブクアトロ、
11月21日@仙台darwin

『土岐麻子〜X’MAS LIVE 2023 Ring the Bell〜』
フォーリズムを中心に賑やかなクリスマスパーティ!
日程は・・・
12月18日@渋谷duo MUSIC EXCHANGE

ライブの詳しい情報は
土岐麻子さんのオフィシャルサイトをご覧ください。

今回のトークを経て
自分のルーツがバンドだと再認識したという土岐さん。
現在はソロで活動されていますが
またバンドをやってみたいなと感じたそう。

そして今後のご自身の活動を通して伝えていきたいことは・・・

『サウンド的にはその時々で自分がハマっている音とか
自分が表現したい音とか
流行でも自分がやりたいと思ったら
軽やかさは残しつつ、なんでも音に反映させていきたい。
メッセージとしては
聞くひとの孤独感に寄り添うような音楽を作っていきたいなと
いつも思っております。』

ON AIR LIST

  • DREAMING / MARSHMELLO,PINK,STING
  • SILHOUETTE / NIGHT TEMPO FEAT.ASAKO TOKI
  • 土曜の夜はパラダイス / EPO
  • WORSHIP / JON BATISTE

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