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STORY

2023.10.21

シンガーソングライターの堀込泰行さん


++ Introduction ++

一昨年ごろからプラネタリウムでライブを行っている堀込泰行さん。
こちらではかなり面白い編成でのライブを行っていらっしゃいます。

『プラネタリウムというと普通、歌とピアノとか
割としっとりした感じでやって、
星空とライブを一緒に楽しむみたいな感じなことが多いかと思うんですけど
なんか、もうちょっと音楽的に
チャレンジしたことをやってみたいみたい、なのがあって。
ピアノとかパーカッションみたいなリズム楽器を入れないで
全員弦楽器というかなり偏った編成であえてやってみようみたいな。
それが実際にやってみて面白かったんですよね。』

今年の夏にリリースされたEP『星屑たち』も
このプラネタリウムでの特別編成バンドから生まれました。
新曲「涙は星屑のように」のほか4曲はセルフカバーを収録、
プラネタリウムライブで行った曲の中からセレクトされています。

『プラネタリウムライブをやってみて、人気があるもの
あとはこの編成が生きるというか。
面白さがちゃんと表現できている曲なんかを選ぶようにしました。
星とか夜とかっていうのが歌詞の中に出てくるので
新曲もそういうテーマで書こうかみたいなことになって
EPではあるんだけど、ちょっとミニアルバムみたいな感じにして
「星屑たち」という一つのキーワードみたいなのをコンセプトに
一つ芯が通っているというのを考えましたね。』

既存の曲からこのプラネタリウムライブに向けて
特別編成のバンドでアレンジ。
その曲たちがこのEPに収録されているのですが
新曲「涙は星屑のように」を作る際も
同じプロセスを経て作られたとのこと。

『実際はリリースされていないけど
完成度の高いデモを作って、それをメンバーに聴いてもらって。
それでこの4人だったらどうするかみたいな感じで、
同じ工程を踏んだら面白いと思ったんですけど。
結果的には、そのデモからはだいぶ違う感じというか
もっとシンプルでストレートな感じで収まったというか。
だからなんであんなに一生懸命デモを作っていたのかなって
途中から思ったりしたんですけど。(笑)』


++ Until now ++

子供時代は元々、少し内気ではあったという堀込泰行さん。
1人で遊ぶ方が好きではあったものの
友達は作りたいな、とは思っていたそう。
小学3年生の時には友達が入るという理由で
なんとなく入った地元のサッカークラブでしたが
それまでサッカーに興味があった訳でもなく
入ってからもしばらくは楽しさがわからなかったとか。

それでも練習を続けるうちに上達。
試合なども出るようになり、だんだんと楽しくなってきて
元々は内気だった性格も活発へ変化していったとのこと。

『サッカーをやっていた8年間全部じゃないですが
ある程度上手くなってレギュラーになれていた時期に関しては
試合になると闘争心が湧いてきて
試合前にはハードロックとか聴いたりしてやる気を出すみたいな。
サッカーやっている間は風邪もひいたりしなくなったんですよ。』

高校生になるとサッカーではなく、エレキギターを弾きたいということで
軽音楽部に所属されていました。
部員同士でバンドを組み、その当時、最初にカバーしたのは
Def Leppardの「Hysteria」だったそう。
ハードロック以外にもThe Policeなど
バンドメンバーが好きだったジャンルも演奏していたそう。

ご自宅ではお兄さんのCDラックに
XTCやFairground Attractionなどがあり
そういった曲たちも聴いたりして、ハードロックとはまた違った
音楽の良さを知るように。

『なんかギターをコピーしたいとか
肉体的な部分で燃えてくるぜとかの感じではないけど
こういう心地良さがあるんだみたいなのは感じたりしていて
自分にとってどっちが正義かということではないんだけど。
こういう美意識っていうのもあるんだな、みたいなことを感じたっていうか、
そういうことにある日気がついたというか。』

++ Right now ++

オフの日の前夜は外で軽く3杯くらい飲み
家に帰宅し、音楽を聴きながら。
翌日は二日酔いの感じで
録り溜めたテレビ番組を一気に見るといったのが
休日の過ごし方なんだとか。

バラエティやドキュメンタリー系など
幅広くテレビ番組は見るそうで
録画可能時間がよく0時間になっていることがあるので
それを削除などして4時間くらいにした時に
心地良さを感じるそうです。

『やっぱりあれに余裕があると
不思議と気持ちにも余裕ができるというか、
大事な番組を録り損ねてはいけないという
恐怖感から逃れられるというか』



++ From now on ++

軽音楽部に入りギターを弾いていた高校生の頃は
毎日、ギターの練習をしていて、
多い時には7時間ほど練習。
それから月日が経ち、
大人になり、練習をしなくなってしまったので
最近はもう一度ちゃんと練習しようかなと考えるように。

『ある時から曲を書くっていうことが
自分の中で一番大きい位置を
占めることになってきたというのがあるのですけど
曲を書いてアレンジをしていったりする上で
もうちょっと自分のギターがしっかりと弾けたら
アレンジを仕上げていく時とかにも
面白くて、自分らしいものができるんだろうなというのも込めて
もう一回ちゃんと練習して
シンガーソングライターの弾くギターではなくて
もうちょっとワンランクあげた形にして
自分の表現がユニークになっていけばいいなというのはありますね。』

最後に今後の目標を伺いました。

『自分らしくてクリエイティブなものを長く続けたいということと
現役で80歳近くになっても
元気にやっているミュージシャンの方もいらっしゃいますけど。
もちろんみんながそうではなくて、
早く亡くなってしまう方も多いじゃないですか。
僕も今51歳で段々とそういうことも気になってくるというか
とにかく健康じゃないと長く続けられないと思っていて
できるだけ健康で長くクリエイティブなものをやっていけるようにしたい。』

ON AIR LIST

  • HEAVEN / MITSKI
  • 涙は星屑のように / 堀込泰行
  • SECRET LOVE / DORIS DAY
  • 50 WAYS TO LEAVE YOUR LOVER / PAUL SIMON

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