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STORY

2023.08.05

ファッションディレクター ウェブ・マガジン「FORZA STYLE」の編集長の干場義雅さん


++ Introduction ++

干場義雅さんが編集長を務めるWEBマガジン『FORZA STYLE』、
創刊当初は「女性の本音で男は変わる」をテーマに
女性からの意見にフォーカスを置いて、
男性のファッションや美容を取り上げていましたが
それだけではなくユーモアがあり、知的な男性にこそ
格好良さがあるのではないというところから
「ユーモアは紳士のたしなみ」というテーマを現在は掲げているとのこと。

『紳士でありたいなとは思うんですけど
やっぱりそこに面白さであったりとか、楽しさであったり、
わかりやすくいうと、ルパン三世とかシティハンターの冴羽獠さんとか
かっこいいんだけど、ちょっとユーモアがあるっていう・・・
そういうところを目指していきたいなというコンセプトです。』

動画コンテンツとして展開されているWEBマガジン『FORZA STYLE』。
動画の中でもユーモアを取り入れつつ
ですが、内容としては現代的な都会的なファッションを
真剣に紹介されているとのこと。

『男の人って知的で、
いろんなことを知っているというのが魅力の一つだと思うんですよね。
どうしてもいろんな部分にこだわる人が多いので
そういう部分として「変態・マニア大歓迎」とか、
そういう人たちをファンに取り込んでいます。
時計好き、お酒好き、車好き、釣り好き、ゴルフ好きとか・・・
何か一つのことに対してグッと深掘りしているような男性たちって
やっぱり魅力的なんですよね。
そういう人たちのために「面白くて、為になる」ということを
メディアとして提案していきたいというのはあって
そういうのもお伝えしていますね。』

ライフスタイルの変化とともに、ファッションも変わってきています。
そんな日々、トレンドが移り変わる中、
FORZAではそういったトレンドに流されず
自分の型(スタイル)を築き、
軸はありつつも時代と共に、しなやかに生きつつも
Time(時間)、Place(場所)、Person (人)、
Occasion(場合)、Style(スタイル)の頭文字をとった
「TPPOS」を考えた上でファッションや装い方を提案されているとのこと。



++ Until now ++

三代続くテーラーの家で生まれ育った干場さん、
幼稚園卒園〜小学校入学の時には
スーツを仕立ててもらっていたとのこと。
その頃にはファッションには興味をお持ちで
自分の着たいものを選んで出かけ、
自分のお洋服にはアイロンを自分でかけていたとか。

子供の頃からアイロンがけをやっていたからこそ
スタイリストの方よりもアイロンがけは上手い自信があるそうで
18〜19歳の頃に当時、雑誌ポパイの
スタイリストさんのアシスタントをされていた干場さんは
アイロンを任されていたそう。
スタイリスト、ファッション誌のモデル、
アパレルショップの販売を経験されたのち、
出版社に就職、編集者になられました。

こうしてファッションの道でキャリアを積まれている干場さんですが
これまでを改めて振り返り、ターニングポイントとなったのは
お父様がテーラーだったことと、
そしてのちにパリコレのデザイナーになられた
中学生の時の同級生で大親友の影響。

『彼と中学時代に仲良くなったことによって
東京中の洋服のお店を散々見に行って。
それで自分の洋服の見極め方みたいなのを学んでいったので
彼との出会いは大きいですね。』

そして編集者になったことも大きなターニングポイントの一つ。
当時、読者モデルをされていた雑誌の編集長と出会った時に
「この編集社に入れてほしい!」と直談判をされたそう。

『僕、大学を出ていなくて
「大学も出てないやつに編集者にはなれないよ」と言われたんですけど
でも、「何かできることはあるのか?」と言われた時に
「ファッションのことだったら、すごく好きなので誰にも負けないと思います。」
とついつい言っちゃったんですよ。
そうしたら「気持ちはわかるから3ヶ月くらい見習いとして雇ってあげる」
って言ってもらえて、
そのバイトの時に誰よりも早く編集部に行ったりして掃除したり、
ひとつひとつクリアしていったら、ある時に「社員にならせてあげる」と言われて
編集者としての道を掴んだんです。』

そこで編集の技術を学び、
その後、ファッションショーを取材できるような仕事を求め
別の編集社に面接4回も受け、受かると
英語もイタリア語もわからないのに
急にミラノコレクションの取材を任されるなど
無茶振りを乗り越え、技術力を高めていったそうです。

++ Right now ++

37歳の時に独立し、ご自身で会社を立ち上げられ
そこから10年くらいは休まずお仕事をされていました。
しかし、体のことを考えプライベートの時間として
年に一度、船旅をされているとのこと。

船旅をされるようになったきっかけは
以前、雑誌「Sette mari」の編集長をされた干場さんは
そこでお仕事として豪華客船で回る地中海クルーズを経験。

『船旅ってこんなに素敵なんだ!
こんなに快適で世界各地を回れて、朝昼晩で楽しめたりとか
美味しいご飯が食べられたりとか
とにかくスーパーラグジュアリーな生活をして
これは船旅に行くしかないなと思って
コロナ前まで一年に一回行くように心がけていましたね。』

船旅にはカッコいい大人のライフスタイルが詰まっている、
この素晴らしさを伝えたいという思いから
「Sette mari」をはじめ、船旅のテレビ番組もされたとのこと。



++ From now on ++

お父様が亡くなられてから
人生ってどういうものなのかと考える機会が増えたそう。

『精神的にも肉体的にもすごく強い父だったんですよ。
それが死を迎えた時に、強い父親が亡くなるんだって
あまりにも親の死が大きくて、その死をすごく感じたことから
人生っていうのは必ず死があるっていうことに気づいて。
死ぬと天国とかに行くのかなと
子供の頃は思っていたこともあったんですけど
天国は一体どこにあるのかなと考えた時に
友達や大好きな人に会ったり、仕事をさせてもらったりとか
生きているからなんですよね。
だから「Heaven Is Now」ということを
伝えていきたいと思っているんですよね。
辛いこともたくさんありますが、良いこともたくさんあって
自分がやっていることを通じて少しでも多くの皆さんに
喜んでもらえるような仕事を続けていきたいと思います。』

ON AIR LIST

  • DON'T STOP THE DANCE / BRYAN FERRY
  • MY HAIR / ARIANA GRANDE
  • COMME AU PREMIER JOUR / ANDRE GAGNON
  • SWEET THING / RUFUS AND CHAKA KHAN

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