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STORY

2023.07.15

湘南乃風 若旦那さん


++ Introduction ++

今年は湘南乃風 デビュー20周年、アニバーサリーイヤーを迎え
ツアーも残すはファイナルの横浜スタジアム。
セットリストも演出もこれまでと変え、現在リハーサルの真っ最中とのこと。
20周年を迎えましたが、改めて振り返り
デビューからずっと音楽に夢中なのは変わらないと
お話ししてくださった若旦那さん。

『よくもここまで情熱が続くな〜ってくらい。
あっという間だし、この先もあっという間なんだろうなと。
通過点でしかないなと思えるくらい、
まだまだやりたいことがたくさんあるんですよね。』

一方でこの20年で変わったこともあり
中でも曲作りについては、初期はメンバー4人で作っていたそうですが
そのうちそれぞれの音楽性から角が立つこともあり、
最近ではプロデュース制度に。
曲ごとにメンバープロデューサーに沿う形で曲作りをされているそう。

『やっぱりみんなの熱さより、1人の熱さが一番いいんですよ。
中途半端な横並びをせず、
1人突出した熱い想いを尊重した方が、より純度高いから。
それでも「みんなで作ろうよ」って言うメンバーもいるし
「誰にも何も言わせない」っていうメンバーもいますし
クリエーションって正解がないじゃないですか、
だから正解を導くっていうのが、お互いの内なる想いしかないから
なかなか難しいなと思っているんですけどね。』

今月5日にはベストアルバム
『湘南乃風 ?20th Anniversary BEST?』をリリース。
“夏・海”をテーマにした『湘南 〜134号線〜 編』、
“働く人への応援歌“をテーマした『新橋 〜ガード下〜 編』、
“夜の街”をテーマにした『新宿 〜歌舞伎町〜 編』、
3形態それぞれが異なるテーマで構成されています。
さらに3形態それぞれが異なるコンセプト写真にもなっているので
こちらも注目です。



++ Until now ++

実は東京出身である若旦那さん。
しかし、東京で過ごす中で息苦しさを感じ、
自分のやりたいこともわからなくなっていた時に、
「いらないものリスト」を作ったそう。
そこで残ったのが「サーフィン」と「音楽」。
「サーフィン×音楽」のイメージや
その時、住んでいたのが終点に片瀬江ノ島がある小田急線沿いということで
昔から友達とも遊びに行っていたという馴染みの地でもある
湘南へ移り住んだとのこと。
そして、湘南に移ってから湘南乃風のメンバーと出会い
その影響から、音楽活動をスタート。

『元々、友達だったメンバーもいたので
一緒に遊んでいるうちに「やってみようよ」って。
それで「やってみちゃおうかな」みたいな感じで。(笑)
やることがない感じだったんですよ。
とにかく時間だけがあるみたいな。
別に「夢」「希望」とか、そういうのではなくて
ただ単に周りの奴らがやっているからやってみようかな
みたいな感じで始まった音楽だったので。』

ダンスホールレゲエを好きになったタイミングが一緒だったことも
湘南乃風の結成に繋がったとのことですが
今はそれぞれ好きな音楽が異なるとか。

『韓国系のアーティストばっかり聴いているメンバーもいますし
僕は60〜70年代フォークを聴いているから、一切噛み合わない(笑)
まあ、その違いも楽しもうみたいに今はなってます。』

若旦那さんは音楽活動と並行して、
難病の子供支援や災害支援、
環境問題への取り組みなども行なっていらっしゃいます。
湘南乃風の代表曲「睡蓮花」も実は難病支援の曲なんだとか。
『ブチあがろうぜみたいな曲なんだけど、
睡蓮の花って「生」と「死」の間に咲く花で儚い。
難病で「生」と「死」の間にいる子供たちが
泣きながらでも「生きる」を望む姿を歌った曲で。
本当はその子たちが絶望の中、希望をちょっとでも見出して
親もおじいちゃんも、おばちゃんもみんなで
悲しみながらでも希望に向かっていく姿を歌っている。』

この睡蓮花を機に音楽活動に対する想いも変わったそう。

『音楽活動っていうのは商業的活動と
自分の中の自発的な歌手としての活動と二つあるなと思っていて
自分はこの二つを並行してやるようになったんですよね。
みんなからの悲しみにメッセージをたくさんもらうことで
自分はその力で歌を作って、誰かを救っていくっていうか
気持ちの循環みたいなのができて
こういうお役目なんだと芽生えて、今でも変わらずやっています。
そういうのがあるから音楽に魅了されて、
ずっと熱中できているのかもしれません。』

++ Right now ++

若旦那さんといえば…やっぱり銭湯&温泉好き!
ほぼ毎日、銭湯に通っているとか。

ホーム銭湯も4〜5個くらいあり
曜日と時間、体調によって行く銭湯を変えているとのこと。

今、ハマっている銭湯は中野系=中野区にある銭湯。
ほとんどのところが地下水なのが大きな特徴なんだとか。
そして、そこまで混んでいないのも魅力の一つ。
さらに湯船の配置も良いとのこと。

そんな銭湯自体の造りも見ている若旦那さんの
理想の湯船は・・・

『お湯が深いと湯圧があって、むくみとかに湯圧がくるんですよ。
それは結構好きなんです。だから深いのが良い。
あと水風呂と熱湯の距離の関係性、
距離が遠いと、せっかくポカポカなのが勿体無い。
できれば真隣。転がって入れるくらいが理想ですね。(笑)』



++ From now on ++

『正直、20年で終わるなと思っていたんですけど
意外にやってみたらパフォーマンスも上がっているし、
元気だなというのもあって、
30年が見えてきたなっていう気持ちはあります。』

今年の夏は、フェス出演を経て、
8月12日に 20周年記念公演「風祭り at 横浜スタジアム」を開催。
20周年のアニバーサリーイヤーの締めくくりに向け準備も進んでいます。
20年を経て、これから…“湘南乃風 30周年”に向けて
阪神ファンである若旦那さんの目標は甲子園でライブをすること、と
お話ししてくださいました。

最後に若旦那さんの今後の展望について伺いました。

『僕はミュージシャンとしては今ギターをやっていて
最近はピアノもやり始めていて、その後ドラムとベースをやって・・・
全部の楽器を自分で演奏したアルバムっていうのを作ってみたい
というのが生涯の夢。
そこに向かって毎日ピアノとギターのレッスンをやりながら
来年からはドラムを始めるぞ!とか
そういうプランニングを楽しみにしていて。
だからずっと学生気分ですね。』

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