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STORY

2023.06.17

保育士のてぃ先生


++ Introduction ++

新刊『子どもにもっと伝わるスゴ技大全
カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』では
親御さんたちの日々の子育てに対するお悩みに
てぃ先生が子供達と向き合う際に心がけて欲しいことや、
解決する時のポイントが書かれています。

『子育ての悩みって割と精神論で片付けられることが多くて。
でもそれで解決ができるなら、
世の中に子育ての悩みなんてないだろうと僕は思うので
仮にそうだとしても、具体的にどうやって
子供に対して愛情を示せばいいのか、
泥臭い方法の部分っていうのが僕は大事にしたいところなので
そこを書いています。』

今回の本の中でも具体的な方法として
お話をする前に子供たちの聞く体制を作るために
手遊びをして話しをする大人に注目を集める。
「〇〇してはいけません!」と言うのでは行動の修正に繋がりづらく
子供にしてほしい正しい行動を言ってあげる。など・・・
褒め方や叱り方、子供との遊びなどのお悩みに
てぃ先生は回答されていますが
子育てだけではなく、
大人も共感するコミュニケーションの取り方が書かれています。

『最近、不適切な保育って話題になっているじゃないですか。
業界内でも何が不適切に当たるんだろうって
みんな疑心暗鬼になっている面もあって。
僕はそこはもっとシンプルに考えたほうがいいと思っているんですけど。
これは子供対しての考え方の総合的なことなんですけども
大人に対してしないこととか、大人に対して失礼なこと
っていうのは子供に対しても同じく失礼なことだしやってはいけないこと。
基本的にはこれだけだと思うんですね。
だからそこは僕の中ではかなり気をつけて接している部分ですかね。』



++ Until now ++

小学生の頃から友達の妹や弟など
小さい子と一緒に遊ぶことが好きだったてぃ先生。
就職する際に、子供が好きだったことや
専門職に就きたいと考えていたため保育士を選んだとのこと。

しかし、想像していた保育士さんと実際の現場のギャップに驚いたとか。

『専門学校入ったくらいまでは
保育士さんって子供と楽しく過ごす時間だろうと思っていたんですけど
いざ実習とか、働き出すと全然違って。
体感では子供と遊んでいることの仕事量って全体の1〜2割。
残りは事務なんですよ。
行事の企画書もありますし、子供たち個人の指導案や、
その日ごとの計画表もあったりとか、連絡帳とか。
本当に一日中書き物をしているんですね。』

逆に「子供たちに〇〇な学びをさせたいから、△△遊びをさせる」など
子供たちの成長を考えながら計画表を立てたりするため
そういう面では事務仕事も楽しいところもあるとお話ししてくださいました。

保育士として、あるいは発信者として
活動をされているてぃ先生ですが
発信をする中で大切にしている「こだわり」があるそう。

『インタビューとか受けて、「〇〇な時はこうすると良いですよ」
って答えるじゃないですか。
そうすると企業側もたくさんの人にその記事を読んでもらいたい
って考えるからタイトルが過激になるんですよね。
「子供に絶対にかけてはいけない言葉3選!」とかいうことをつけるんですよ。
僕はそういうつもりでやっていないからそういうネットニュースが上がってくると
すぐにその会社に電話しますね。
だからポリシーは人の子育てとか保育とかを否定しない。
より良い方法はあるかもしれないけど
今の方法を悪いって言いたいわけではないので
そこがおかしくならないようにっていうのは意識しています。』

++ Right now ++

普段から子育てや保育のことを考えるのが好きなてぃ先生。
子供たちにどういう伝え方をしたら良いかなや
明日子供たちと何をしようかな、など考えているそう。

そんなてぃ先生ですがプライベートでは猫を飼われているとのことで
猫と遊んだり、猫の写真を撮るのが好きなんだとか。
そんな愛猫を撮るために
いろんなカメラやレンズなどを買ったりしているそう。

そんな愛猫と癒しの日々過ごしているてぃ先生ですが
ただ最近悩みがあるそう・・・

『子供たちと関わっていると、甘やかしたい時ってあるんですよ。
保育士としてはできないけど、やってあげたい時があるんです。
でも我慢しているから、その我慢している分を猫に全部出しているので
夜中の2時だろうが、3時だろうが、ニャンニャンと鳴いて
「ご飯がほしい」って言われたら、
起きてご飯をあげるっていうのをやっていたら悪習慣がついちゃって
僕も猫も寝不足みたいな(笑)』



++ From now on ++

今年2月に著書を出版されたばかりですが
現在、新刊を書かれているというてぃ先生、

『この新刊が僕の中でやばいのできているなという実感があって。
子育てって正解がないってよく言うじゃないですか。
でも僕が今書いている本で
正解が出来ちゃうんじゃないかなっていうレベル。
自分で文字を打っていて心が震えています。(笑)』

そしてYouTubeチャンネルでは
著名人の方に子供たちの気になる質問をすると言う企画をされていますが
引き続きこの企画を進めていきたいと考えているそう。

これからの時代、
子供の教育や成長で必要になる要素は増えていく分、
多様性も含めて選択肢も増えていく一方で
その変わっていく世の中で
全部に親御さんたちがついていくのは大変になってしまう。
その中で親御さんたちに大切なのは親自身の余裕だと考えるてぃ先生。

『余裕があったら変化にもついていきやすいですし
そういう大事なことって最近はYouTubeでもインターネットでも
テレビでも色んな人が発信してくれているから
それを受け取れるようにご自身の余裕を作るっていうのが
とにかく大事だと思うので。
今まで当たり前だと思ってやっていた家事とか色んなことを
手放せるものを見つけていくということを
今のお父さんお母さんはやったほうがいいんじゃないかなと思います。
シャンパンタワーの法則って僕は言うんですけど
一番上に置いてあるグラスが自分のグラスだとイメージしてもらって
2段目、3段目に置いてあるグラスが子供とかパートナーとか家族のグラス。
上から注ぐシャンパンを幸せのボトルに置き換えてほしいんですけど
2段目、3段目の子供とかパートナーのグラスに
特に今のママたちって直接注ごうとするんですよ。
そうするとパートナーや子供たちは幸せそうなんだけども
ふっと気がつくと一番上にある自分のグラスが空っぽなんですよね。
それに気がついた時にめっちゃキツくなるんですよ。
今まで「子供のために」「家族のために」ってやっていたことが
空っぽだと気づいた瞬間に「子供せいで」とか「家族のせいで」
というのが遅かれ早かれくる。
だから一番上の自分のグラスから注いでいって
自分から溢れたものを2段目、3段目っていう意識が大事なんじゃないかな。』

子育ては世界共通であり
価値観や育て方などに違いはそれぞれありますが
子供と接するときに大事なことは同じだと思うので
日本国内だけではなく、海外の方にも教えるてぃ先生になりたいと
最後にお話ししてくださいました。

ON AIR LIST

  • LOVE MAKES THE WORLD / CAROLE KING
  • STAND BY ME / JOHN LENNON
  • 星間飛行 / 中島愛
  • I'M CONFESSIN' / LIZZ WRIGHT

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