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STORY

2023.03.04

音楽家のKan Sanoさん

++ Introduction ++

キーボーディスト、トラックメーカー、そしてプロデューサーとして
マルチに活躍する Kan Sanoさん。
さらに様々なミュージシャンともコラボレーションされており
これまでPYRAMIDや、さかいゆうさんなどの作品にも参加。
プロジェクトによってはオーダーに応えたりすることも、
Kan Sanoさんにおまかせのことも、色々なパターンがあるそうです。

『やっぱり一人で作る時にはできないことというか
共演者の方がこっちの良さだったり、スキルを引き出してくれるので
僕も相手の良さも引き出したいですし、
それがコラボの楽しさで。
「僕はあなたのここが気に入っているんです!」
「こういうところを出してほしいんです!」っていうのを
プロデュースするときはやりますし、
相手も僕の方にしてくれていて、それが面白さですよね。』

相手とのリスペクトから成り立つコラボレーション作品、
Kan Sanoさんの場合、「Kan Sanoさんの色に染めてほしい」
といったオーダーが多いとのこと。
そのため、お相手の方がこれまで出してきた作品を
あまり気にしすぎないように、引っ張られないように意識しているとのこと。

先日、リリースされた新曲「Go」は
理容・美容業界のプロジェクト
「The HAIR Movement For Challenge」とコラボ!
理容師や美容師を目指している学生に向けた
応援ソングとなっています。

『どの業界でも共通する部分があると思うので
僕だったら音楽業界にずっといて。
音大に行って将来に対する漠然とした不安を抱えながら
ピアノを一生懸命に練習していた頃とか
思い出しながら作りました。
だから美容師に限らず、
いろんなジャンルで頑張っている人たちのためになる
曲になればいいなと思いました。』



++ Until now ++

ピアノを始めたのは小学校の高学年の時。
それまでは球技が好きなスポーツ少年だったそう。
しかしピアノを始めると音楽の方へ
瞬く間にのめり込んでいったとのこと。
そんな音楽を始めるきっかけとなったのが
小学校の遠足の帰りのバスでかかっていた
Mr.Childrenの「Innocent World」。

『なんだこの曲は!めちゃめちゃカッコイイ!と思って
その時、いろんな当時流行っていたJ-POPがかかっていたんですけど
とにかくMr.Childrenの「Innocent World」がすごく引っかかって
それで家帰ってお母さんに「あの曲のCD」を買いに行きたいって言って
CDショップ行って初めて買ったCDが「Innocent World」なんですけども、
それを聞いていたら自分でもやってみたくなって
それがミュージシャンの始まりですかね。(笑)』

Mr.Childrenから始まり、J-POPを聴き始め
その後、ブラックミュージックやJAZZに段々とハマっていたKan Sanoさん、
高校生の時にはJAZZ理論やインプロビゼーションに興味を持ち
もっとピアノを上手くなりたいと思っていたところ、
たまたま学校の先輩に
アメリカの名門・バークリー音楽大学に通っていた方がいて
お話を聞いているうちに
高校卒業後は、そこに行くと決めたそう。

才能がある、いろんなジャンルのミュージシャンたちが集まる
音楽の名門であるバークリー音楽大学。
その中で「自分には何ができるのか」をすごく考えたというKan Sanoさん。

『僕はブラックミュージックがすごく好きなので
ブラックミュージックの影響を受けた音楽をやっているんですけど
実際に黒人のミュージシャンもたくさん学校にはいたし
そうするとブラックミュージックの影響を受けて自分の音楽を探していく時に
覚悟がいるというか・・・ただの真似事で終われないじゃないですか。
それだったら本当の黒人のミュージシャンがやった方が
ブラックミュージックはいいものができるから。
でも自分は日本人で、日本人だけどブラックミュージックの影響を受けて
自分にしかできないものがあるんじゃないかと思ってずっとやっていますけど。
最近はそういうことあまり気にしなくなりましたけど。』

++ Right now ++

趣味があまりないというKan Sanoさん、
なので趣味を持っている人が羨ましくて
いろんなことを試してみたそう。
そこで見つけた趣味がレコード集め。
レコードショップに行き、レコードを探しているそう。
中でも50〜70年代のジャズからソウルミュージックなどを
よく聞いているとか。

『レコードの時代の音楽はレコードで聞くのが一番いいですね。
その当時のアーティストも
レコードで聞かれることを想定して作っているので
本人が望んでいた音でもあるし。
僕、サブスクもめちゃめちゃ使うんですけども
新譜とか最新のものはサブスクでチェックして車の中で聞いて
家ではレコードを聞くことが多いですかね。』



++ From now on ++

新曲「Go」がリリースされたばかりですが、
今後の予定としてはアルバムの制作や海外での活動も
考えているとのこと。
さらに音楽以外でもモデルなどもやってみたいそう。

『違うジャンルは結構刺激になるし、気分転換になるし好きなんですよね。
音楽だけの世界からはみ出してみて
違う分野の人となんかやってみたり
そういう分野に飛び込んでみるというのは、最近楽しいことですね。』

最近、山下達郎さんのコンサートに行かれ、
達郎さんのパフォーマンスを見て、久々にコンサートで感動したそう。

『大きな感動を覚えるコンサートっていうのを
何年も経験していなかったんですけど久々にそれを体験して、
こういう歳の取り方、素敵だなと思って。
自分もこういう風に歳を取ってみたいなとちょっと思っちゃいましたね。
今、達郎さんの存在が指針になっていますね。』

ON AIR LIST

  • HAPPY MUSIC / GLORIA BARE
  • GO / KAN SANO
  • WHEREVER YOU GO / PAT METHENY GROUP
  • FEEL LIKE MAKIN' LOVE / ROBERTA FLACK

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