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STORY

2022.11.12

エッセイスト/クリエイティブディレクター 松浦弥太郎さん

++ Introduction ++

様々な活動をされている
エッセイスト/クリエイティブディレクターの松浦弥太郎さん。
その中でも最新のトピックは、
今月末から販売がスタートする、
フードプロジェクトの「ヤタロウズ・マーマレードジャム」。

フードプロジェクトは
松浦さんが日々、「ホームメイド(自家製)」という楽しみから見つけた、
自分だけの料理を発明し、シェアして、
そしてお気に入りの料理を商品化していくプロジェクトとなってます。

料理のコンテンツを作るようになって
『なんか魔法みたいじゃないですか、料理ができるようになると。
あとは美味しく食べるっていうことも素晴らしいことだなと思って、
食べることって自分の生き方に繋がるような気がして
すごくそこに自分のライフスタイルが充実するような気がしたんですね。
で、自分が興味持ったものを最初は上手くいかなくても
ジャム作ってみたりとかパンケーキ作ってみたりとか
なんでもいいんですけど、手を動かしてみると
自分の美味しいものができるっていうことに出会って
それを続けていくと自分なりの定番に繋がっていったのかなと思います。』

フードプロジェクトの他に
編集長を務める「DEAN & DELUCA MAGAZINE」の最新号が先月、発売に。
1977年にNYで創業したDEAN & DELUCA。
「食べることは人生を味わうこと」という理念のもと、
食と暮らしとニューヨークをテーマにしたライフスタイルマガジンとなっています。

『ブランドとしてもそうですし、僕自身の考え方でもあるんですが
「こういうことって幸せだよね」「こういうの綺麗だよね」とか
感動とか喜びを一つ一つコンテンツにして
皆さんの人生を少しでも豊かにしていく
パートナーになれれば良いなと思って作っています。』

第6号目となる今回の「DEAN & DELUCA MAGAZINE」は
チーズを特集しています。



++ Until now ++

新しいことが好きで、そういった最先端の情報を得るために
子供の頃から雑誌をよく読んでいたそう。
なので雑誌を見て、いろんなことを吸収して
それをきっかけに勉強したり、遊んだりとしていたので
雑誌は身近な存在だったと振り返る松浦さん。

そんな昔から雑誌を読んできた松浦さんは
現在、編集者としてご活躍。
雑誌に携わる上で、文章書く時にはあるこだわりがあるそう。

『例えば自分の兄弟とか親でもいいし、パートナーでもいいんですけど
その人に自分が感動したりだとか
ハッとしたり、喜んだことを話すように書く。
もしかしたら文章としては、すごく子供っぽくて
文法も成立していないかもしれないけど
でも自分の好きな人に話すように書くっていうことは
すごく大切にしていて、
夢中になって自分が伝えたいことを伝えるっていう風に書こうというのが
一つの心がけというか大切にしていることかなと思います。』

2002年には中目黒に
セレクトブックストア「COW BOOKS」をオープンされました。
主に60年〜80年に作られた
雑誌や本、印刷物を「自由」という視点でセレクトしたブックストア。
元々は古いものだけを扱う予定ではなかったとのこと。
ですが日本の場合、新しい本を扱うとなると
色々な手続きが必要だったり、
自由にセレクトして品揃えを作ることが難しいそう。
そのため松浦さんが好きなもの、お客さんに届けたいものだけを
選ぶとなった時に自然と古本を扱うようになったとか。

++ Right now ++

今、プライベートで興味があることは「学習法」。

松浦さんによると「ワーキングメモリー」という概念があり
それは誰にでもある記憶回路みたいなもの。
実はその記録回路というのは容量がすごく小さく、
鍛えて大きくすることができないそう。
そのためワーキングメモリーをいかに上手に使うかっていうのが
新しい勉強法の一つだと松浦さんは考え、いろいろ調べているとのこと。

『今でも本を読んだりとか、いろいろ語学をやったりするんですけど
だんだんと年齢と共に
自分の記憶力とか、昔の学生の頃みたいな習得の仕方が落ちているので
できるだけ楽にしっかりと自分が身につけられる勉強法っていうのを
いろんな世界中の先生のお話を調べたりとかして試している感じ。』



++ From now on ++

エッセイストとして来年は松浦さんの新刊が出版予定とのこと。
そして他にも今後、様々なリリースもあるそう。

『ここしばらく3年くらいコロナで不自由がありましたけれども
少しずつそれが戻ってきたことで
これからも自分が皆さんとシェアしたいことを見つけて
それを活動的にやっていきたいなという風に思います。
「幸せ」っていう言葉が難しいんですけども
楽しく豊かさを見つけて方法だったりとか
生き方みたいなものをみんなと一緒に
考えていければいいなと思っていますけど。』

そして編集者としてこれからの本の役割について
新しい価値観や豊かさなど人々に気づきを与え
人を幸せにする本というのが
これまで以上に必要とされる時代になっていく
と考えている松浦さん。
嗜好品としても、さらに人と寄り添うパートナーのような存在、
情報よりも、もっと実用的な本を求められ、
松浦さん自身もそういった本を作っていきたいと
お話ししてくださいました。

これからの松浦さんの活動としては
「食と健康」というテーマを引き続き大事に
これからの時代、未来に向けた新しい生き方、
不安を安心に変えていく事業やビジネスに携わっていきたいとのこと。

ON AIR LIST

  • I NEED YOU / JON BATISTE
  • ROLL ON / LITTLE WILLIES
  • ENGLISHMAN IN NEW YORK / STING
  • YOUR SMILING FACE / JAMES TAYLOR

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