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STORY

2022.11.05

フリーアナウンサーの宇垣美里さん

++ Introduction ++

先月26日に、フォトエッセイ 『風をたべる2』を
出版された宇垣美里さん。
こちらは雑誌「週刊プレイボーイ」で連載中の
コラム「人生はロックだ!!」をまとめた
1stフォトエッセイ『風をたべる』の続編となっています。
青春時代の思い出から、愛してやまないモノたち、独特の世界観、
本音で語った考え方などを掲載しています。

中でも今作、宇垣さんの一番印象深かった回は
締め切り日なのに書けなかった時に
なぜ書けないのかについて書いた回。

『仕事が嫌いなわけではないけど、1ミリも家から出たくない。
友達と遊ぶのも、すごく好きだけど、
あと30分後に準備したいな、みたいな。
頑張れば15分で化粧できるんだよなーとか言っているうちに
全力疾走する羽目になる。
なんだろうこの性格・・・。みたいなことをつらつらと
本当に自分はダメですみたいなことを書いたら
友人にクズは私だけじゃなくてよかったって言われて
そうやって人に勇気を与えたいなと思いました。(笑)』

このような「働きたくない理由」から
宇垣さんの自身を分析した「脳内に住む6人の女たち」など
赤裸々に書き綴っています。

これまでにエッセイ以外にも美容本や漫画についての本など
多数の本を出版されている宇垣さん。

『話す仕事とかってその瞬間の熱量って
生だから伝わるっていうことはあるけど
「言うつもりなかった!」とか「言葉を間違えた」とかあるじゃないですか。
でも書くものって、何回も推考しているし、編集者さんの目も入るし、
そういった意味で一番研ぎ澄まされていて
自分の心そのものがちゃんと形になっているのは
書くものだなって個人的には思っていて、だからすごく好きですね。』



++ Until now ++

学生の頃から生徒会長をしたりと、人前で話す機会があり
それについて特別緊張や苦手意識がなかったため
任されることが多かったそう。
そして書くことも得意だったそうで、
将来はテレビ局の記者になりたいと思っていたとか。

しかし、就職活動の際、
テレビ局ではアナウンサーかドラマのセミナーしかなかったため
仕方なく、アナウンサーセミナーに参加したところ
想像以上に楽しそうだと感じたそう。

『その時に会ってくれたアナウンサーの先輩が
みんなが撮ってきてくれた素材、書いてくれた原稿を
一番最後にアンカーとして
視聴者さんたちに届けるのが、私たちの仕事だから
それがアナウンサーの良いところかなとおっしゃっていて、
楽しそう!と思ってダメもとで受けてみたら受かっちゃって(笑)』

アナウンサーになられた宇垣さんですが
プレゼン的に、要素がいつくかあり、説明することは
これまで得意だったそうですが
原稿に書いてある、思ってもないことなどを読むのが苦手だったそう。

『「このてにをは本当に嫌!」とか
話し合いをして直すこともあるし、
内容が伝われば良い時は言いたいように言うし・・・
だからある意味、朝の番組を担当していたんですが
横の先輩方のアナウンサー陣も日々戦いのように
「これ間違っているよ」とか「この数字違う!」とか
届けられたものを最後にジャッジしてちゃんとした形で
届けるのもアナウンサーの仕事と先輩方が見せてくれたので
自分もそれは気をつけて頑張っていたかなと思います。』

その後、アナウンサーとしての仕事と並行して
情報番組以外の番組や、アナウンサーの枠を超えて書くお仕事や
写真撮影のお仕事など幅広く活動するようになり
他のお仕事にも興味を持ったことから
チャレンジしてみたいという気持ちからフリーになられたとのこと。

++ Right now ++

愛犬のお腹に鼻を近づけて深呼吸するとリラックスできると話す宇垣さん。
チワワとプードルのミックス犬を飼われているそうで
プライベートでは散歩によく行くとのこと。
最近では、愛犬てんぷらちゃんを連れて海に行ったとか。

『よく考えたらこの子、海見たことないんだと思って
それイカンと思って、海まで行ったんですけど大変でしたね。
砂浜は楽しかったらしいんですけど
波が怖かったみたいで、
私が海へ入って「おいで!」って言ったんですけど
私の足が濡れただけで、ドン引きしてて。(笑)』

宇垣さんといえば、書籍を出すほど漫画やアニメ好き。
メディアで作品を紹介する際に心掛けていることとは・・・

『基本的には私が漫画を評する時って
私が今読んでいる好きなものを紹介できるので
布教な気持ちで書いているんですよね。
なので熱の入り方が、「ただこれを評してください」とは
変わってくるかなと思いますし、
やっぱりそれを読んで自分にどういう変化があったかとか
自分がどういう風なことを思い出したとか
そういうことは結構書くようにしているかなと思います。』



++ From now on ++

フォトエッセイが出版されたばかりですが
今後も執筆のお仕事は引き続き行っていくとのことで
現在のそれぞれの連載企画も
今後、本として形になることもあるかもしれないとのこと。

さらに、今後は旅行が好きなので旅行記や
小説にもチャレンジしていきたいとか。

『この前、ちょっと小説っぽいものを書いたんですけど
めっちゃ大変だったから。
これはもうちょっと勉強しないとなと思いました。』

最後に今後、ご自身の活動を通して発信していきたいこと
そして未来へ向けての夢を伺いました。

『どうしても妙齢の女性に当てられるものに
割と外れているのにも関わらず楽しそうだなと思われてほしいです。
「こんな人がいてもいいんだ!」
「アナウンサーですらあんなんでいいんだ!」みたいな
「じゃあ私ももうちょっと気楽に生きようかな」って
こういう人もいるんだという幅が広げられたら。
獣道を切り裂いていくうちに後ろに道ができていましたみたいなのが
一番いいなと思ってます。
周りの先輩が「30代は楽しい、40代はさらに楽しい、50代はハピネス」
みたいなことを言われたので
そうなりたい思って、歳を重ねれば重ねるほど楽しそうで
自由な大人になっていきたいし、
それはかっこいいな思うので、
カッコイイ大人になりたいなと思います。』

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