++ Introduction ++

今月14日、カバーシリーズ第１弾EP作品『白』をリリースされた
シンガーソングライターの川崎鷹也さん。
昨年12月にメジャーデビューされたばかりですが
なぜ今のタイミングでカバーEPをリリースされたのか…

『今、このタイミングでカバーEPを出すのって誰も
予想していなかっただろうなって思って
それを良くも悪くも裏切りたいなというのと
サプライズをどういう風に届けようとなったときに
あえてこのタイミングでやれたら面白いんじゃないかなと思って。
いろいろな方とステージだったり番組でご一緒させていただく中で
もちろん自分の楽曲で恩返しができたらいいんですけど
いろんな人と関わりの中で思い出の楽曲だったりを
カバーとして歌えたら嬉しいなと思って
今回、カバーEPを出させていただきました。』

今回、カバーをするにあたり、
「大切な人との想い出を繋ぐ歌」がテーマに曲を選んだそう。
「愛燦燦」は川崎さんが大好きなおばあちゃんのことを考え
おばあちゃんの大好きな美空ひばりさんの曲を歌おうと決めたとのこと。

『今回、このカバーEPで
最新の曲とかもありだなと思っていたんですけど
僕が聞いてきた音楽って、
往年の名曲たちだなという過去があって。
きっとこの５曲って
40年後も誰かがカラオケで歌っているはずなんですよ。
だからそういう曲も僕も目指しているし
お手本のような楽曲を選ばせていただいているので
本当に良いものって第一線で
みんなの記憶と心に残り続けるんだよっていうのを
つなぐ架け橋みたいなものに恐縮ながらなれたら嬉しいな思って。』



++ Until now ++

音楽の専門学校へ入学するべく上京。
当時、ギターは弾けず、歌を学びに通っていたそう。
しかしある時、作詞作曲をする授業があり
曲を描くには楽器が弾けないと、ということで
ギターを始めることにしたそう。

『御茶ノ水まで行って、
ギターをローン組んで、親に電話して保証人になってもらって
６万円くらいのギターを、月3000円くらいのローンを組んで
買ってそこからですね。曲を書くようになるのは。』

当時は妄想してロマンティックな歌詞を描かれていたそうです。
曲を描き始め、ライブをするようになった川崎さんは
長い期間お客さんがなかなかつかない状態が続いたとのこと。

『1人お客さんがついて、めちゃくちゃ嬉しくてみたいな。
一人一人とだんだん増えて、
だから初めてのファンと呼べる方は
名前も顔も一生忘れないだろうなと思うんですけど
そういう方々と出会ってから
曲のスタイルだったりとか、書きたい内容が
ちょっとずつ変わってきたかもしれないです。』

その後、TikTokで「魔法の絨毯」が大きな話題となりましたが
実はこの楽曲、制作されたのは2016年で、
そして2018年、アルバム『I believe in you』に収録されたリリースした曲。
なので2018年からTikTokで使える状態ではあったものの
全く使われていなかったとのこと。
しかし2020年に一般の方の恋愛に関する投稿の中で
「魔法の絨毯」が使われ、
その投稿に様々な方が、
自分の恋愛談をコメント欄に書き込んだことでバズり、
そこから恋愛系の投稿に「魔法の絨毯」がBGMとして使われるようになり
広まっていったとのこと。

++ Right now ++

お仕事の関係上、夜遅くに帰宅したり、
土日もライブなどで家を空けたりすることが多いので
休みの日はお子さんと過ごす時間を大切にされているそう。

さらに最近はお子さんが寝静まった後
奥さんとゲームをするように。
レトロなゲーム「カップヘッド」や
最近発売された「スプラトゥーン３」を夜な夜なやっているとのこと。

『そういう時間は大事にしないといけないなというのはすごくあって
やっぱり子供ができて、家族で過ごす時間も大事なんですけど
それ以前に夫婦としての時間みたいなものも、
いかに取れるかというのを意識しているかもしれないですね。』



++ From now on ++

カバーEP「白」を提げてのBillboardツアーも決定しています。
Billboard TOKYO 10月6日
Billboard YOKOHAMA 10月9日
Billboard OSAKA 10月14日
こちらのツアーは作曲家の武部聡志さんとまわり、
このEPの中からももちろん、
今回EPには入らなかったけど、候補に上がっていた曲たちも演奏する
豪華なライブとなっております。

今後の川崎さんの活動としては
引き続きステージはたくさん立ちたいということと
いろんなチャレンジをしていきたいとお話ししてくださいました。

『本を書くとか、演技にチャレンジしてみるとか
音楽だけではなく、
いろんな表現できる場をたくさんあったら嬉しいなと思いますし
何かに囚われずに、いろいろやってみて
ダメだったら総叩きしていただき(笑)
いろんなことにチャレンジしていきたいと思っています。』

今回のカバーEP「白」に収録されている
竹内まりやさんのカバー「元気を出して」では
コーラスを誰にしようか武部さんと話し合っている中で
有名なアーティストさんの方も候補に上がっていましたが
川崎さん自身、SNSをきっかけにチャンスを掴んだこともあり
コーラスに川崎さんがたまたまSNSで見つけた一般の方を起用。
実力もあり、音楽に真摯に向き合っている人に
光が刺すような活動を今後もしていきたいとお話ししてくださいました。