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STORY

2022.09.03

クラリネット奏者で、 アンダーウェア・ブランド「JUBAN DO ONI」代表の黒川紗恵子さん

++ Introduction ++

アンダーウェア・ブランド 「JUBAN DO ONI」代表を務める
クラリネット奏者の黒川紗恵子さん。
これまで違和感を抱いたまま着用していた下着を
身も心も共に心地よいということを
下着を通して楽しく探求していくブランドとなっているとのこと。

『割と諦めている人が多くて、
でもよくよく考えてみたら別にそこまでキツくしなくたって
全然作れるわけですし、
やっぱり女性らしいものが好きな人もいれば、
そうでもない人もいるし、
自分にとって心地よい下着というものは
もう少し選択肢があってもいいのではないかなという風に思っています。』

オーガニックコットンをメインに使用。
肌荒れを防ぐために縫い目を外側にしていたり、
着用していてキツくなかったり、自分にフィットする形になっており
また胸を寄せない、楽にできる下着を作られています。

黒川さん自身、下着売り場には求めているものがなく
ずっと下着に関して悩んできたとのこと。
そんな悩みを抱えながらも音楽活動を行なってきた黒川さん、
ある時、ミュージシャンの先輩方が音楽をやりながらも
いくつか違う業種も行なっていること知り、
黒川さんも音楽だけではなく、
その時、趣味で作っていた下着を作りを
もう一つの仕事にしようと思ったのがきっかけだったそう。



++ Until now ++

お母様がピアノ講師をされていたこともあり
物心ついた時から音楽は身近な存在だった黒川さん、
クラリネットを始めたのは中学校の吹奏楽部に入ったのがきっかけ。

吹奏楽部では最初クラリネットではなくて、
他の楽器を希望されていたそうですが
入部の時に行なった適性検査の結果で顧問の先生から
クラリネットを勧められ、始められたそう。

希望していた楽器ではなくクラリネットを始めた黒川さん、
大人になってクラリネットの魅力に気づいたそう。

『クラリネットってクラシックやジャズの世界では
割と知られているんですけど、
それ以外の音楽で日本にいると
あまりピンとこないと思うんです。
でもだからこそ、ニッチな感じというか
それを逆手にとっていろんなことができるかなと思って
大人になってから良かったなと思うし、
何よりも音色が好きなので良かったなと思っています。』

子供の頃から民族音楽にも興味があり、
大学でブラジル音楽のサークルに入ったそうですが
ブラジル音楽について学んでいるうち
先輩からクラリネットがブラジル音楽にもたくさん使われている
という話を聞き、それまでサークルでは打楽器をメインに使っていたそうですが
クラリネットを使って参加するようになったそう。
その後、ブラジルへ留学。

『誰も知り合いがいないところからだったんですけど
いろんな方面から手繰り寄せていって
毎日ライブを聞きにいってすごく楽しかったです。
週末はセッションとかもやっているので
そこで楽器を持っていって混ぜてもらったり、
あとはカーニバルも出てきました。
この経験があったから、音楽をやめずに音楽の道も拓けたので
好きな活動ができるベースになったと思えています。』

++ Right now ++

自宅で仕事をしているので
プライベートと仕事を分けることが難しいのが黒川さんの悩み。
完全に仕事を忘れてリフレッシュできる異空間を求めて
旅へ出たり、サウナに行ったりするそう。

昨年、奄美大島へ旅に行った際、
泥染めの体験をされたそう。

『染めるということの楽しさを知ってしまって。
今までも天然染料で染めた洋服は好きで
着ていたんですけど
自分で染めるということをしたことなかったので
それを一回やったら面白くて
またつい最近、奄美大島に行って
「JUBAN DO ONI」の製品を染めたり、
洋服を染めたりとかしてきました。』



++ From now on ++

今年は音楽活動としてはニューアルバムのリリースがあったり
「JUBAN DO ONI」としては年に一度の展示会も無事終えたばかりですが
今後の活動として、次のアルバムの制作や
「JUBAN DO ONI」の新商品に力を入れていきたいとのこと。

今イチオシの新商品はゴムを一切使っていないパンツ。
これまでゴムを使わないとなるとボクサータイプ多かったところを
パンツ型にし、脚の鼠蹊部の部分にはゴムを使っていないというもの。
ゴムを使わないというものはこれまでもあったそうですが
鼠蹊部の部分が切りっぱなしになっていて
動いているうちにお尻の方で布が上がってきてしまい不快感がありましたが
そこを工夫し、ゴムを使わず、締め付けもない
つけ心地の良いパンツとなっているとのこと。

最後に黒川さんが活動を通して伝えていきたいことを
教えていただきました。

『私の場合、勝手に音楽だけで
食べていかないといけないという思い込みがあって
その時はしんどかったけど、それを取っ払ったら
人生が楽しくなったし、
下着に関してもキツいものを身につけなくても
ブラジャーはしなくてもいいよねという
決まりごとだとか、思い込みや、常識とかを
取っ払っていったらより楽しくなってくるので
皆さんも身の回りで小さなことから大きなことまで
色々とあるかもしれませんが
取っ払っても案外大丈夫だから
楽しんでいくのはどうかなという風に思います。』

ON AIR LIST

  • TWO SHRIMPS / DOMI AND JD BECK FEAT.MAC DEMARCO
  • 窓辺の緑 / NYABOSSEBO
  • CHICLETE COM BANANA / PAULO SERGIO SANTOS
  • I JUST WANNA STOP / GINO VANNELLI

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