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STORY

2022.06.11

バレエダンサーの飯島 望未さん

++ Introduction ++

6月10日から6月23日まで期間限定上映の
「ロミオとジュリエット in Cinema」に出演されている
バレエダンサーの飯島望未さん。
今年 3 月に上演した『ロミオとジュリエット』の公演を
4K カメラで収録したものを映画館で上映。
高画質な映像となっており、Kバレエのこだわりの衣装の細部から
演者さんたちの表情がクリアに観ることができます。
このシネマ上映はほぼ毎作品行っており、
K バレエの公演を
より多くの方に観ていただきたいという思いから製作されているそう。

『私がKバレエに初めて出演したときの
ドン・キホーテのシネマも、
バレエ以外の方もフラっと入って楽しかった
という声を頂いたので
バレエファンじゃない方でも楽しめるかなと思います。』

舞台ならではの緊張の伝わる空気感、そして生のオーケストラを
肌で感じられるといった良さもありますが、
このシネマ上映では表情や1つ1つのマイムがわかりやすく
観ることができるのがポイントだと飯島さんはお話ししてくださいました。

この作品でプリンシパルに昇格した
飯島さんにとって「ジュリエット」とは・・・

『ジュエットってお嬢様というイメージがあるんですが
ロミオと出会ってから
性に目覚める過程とか、自分の意志の強さを秘めた役だと思うので
そういう部分は表現するのは難しかったですし、
いかにどう伝えようかという部分では
結構試行錯誤したかなと思っていて。
それが見ている人に伝わったので
私の中でジュリエットは特別な存在というか
これからも、もっともっと成長させていきたいなと思います。』

飯島さんが演じる時に特に大切にしているのは
足の出し方やステップの一つ一つに意味を持たせること。
バレエファン以外にも楽しめるよう
バレエを知らない方にもわかる仕草やマイム、足の動きを
意識されているそうです。



++ Until now ++

6歳からバレエを始めた飯島さん、
最初は姿勢を矯正するために始められたそう。
ですが、体験レッスンの際に
周りの子たちより、踊れないことが悔しく思い
その闘争心からバレエにハマっていったそうです。

そして練習を重ね
インターナショナルのコンクールで奨学金を獲得し
15歳で渡米。ヒューストン・バレエ団に入団。
最初はコミュニケーションが取れず
レッスンも上手くいかないことがあったそうですが
それが大変だとはあまり思わず
当たり前だと思って過ごしていたので
折れることなく続けられたのではないかと振り返る飯島さん。

ご自身の中でターニングポイントになった作品が
ヒューストン・バレエ団で演じた『マダム・バタフライ』。
それまで演技の経験がなかった飯島さんですが、
周りの方々のやり方などを見て、
自分なりの演技を勉強されたそうです。
その結果、監督に認めてもらえてもらったことで
演技に対する苦手意識がなくなったとか。

++ Right now ++

お休みの日は、ペットの2匹の猫たちと
ずっと過ごされているそう。

自宅ではバレエに関することは一切されないとのこと。

『トウシューズのリボン、自分で縫っているんですけど
スタジオでしか縫えないんですよ。
家では縫いたくないし、
ストレッチも一切しない、バレエの動画も見ない』

オフの日は映画みたり、絵を描いたりなど
他のジャンルでインプットする日にしているそうです。



++ From now on ++

秋にはKバレエカンパニーの「クレオパトラ」公演にご出演予定! 
これまでクレオパトラをちゃんと見たことがない飯島さんが
今回、どんな表現をイメージされているのか・・・

『世界三大美女だけど、結構調べると知的でカリスマ性があって
ジュリアス・シーザーもそういうところに惹かれた
と書いてあったので
セクシーというのは前提として
そういう知的なところとか、
あの時代に女性があそこまでいくっていうのは
センセーショナルなので
そういうところも表現できたらいいなと思います。』

チケットは6月18日から発売。
ぜひチェックしてみてください。

ここ数年、コロナ禍により舞台など制限がありましたが
そういった中で飯島さんが感じたことは
人は芸術・アートがないと生きていけないということ。

『音楽や映画だったり、
みんなそれらに囲まれて生活していると思うので
その中でミュージカルだったりバレエだったり
オンライン配信をするっていう試みが新たにできて
バレエというものを認識してもらう機会が増えたと思うんですけど
それでもっと生で観たいとか、空気感を味わいたいって
思ってくれる人が増えたらいいなと思うし
SNS頑張ったりとか
メディアでいろんなジャンルの人にバレエを見にきてもらう
きっかけ作りができたらいいなと思っています。』

今年から日本を拠点にされていらっしゃいますが、
国内でチャレンジしてみたいことは
舞台製作など裏方の方と触れ合う機会が多くなったことで
舞台をクリエイトしていくことに興味を持ち始めたそう。
なので今後、公演の製作・企画にも挑戦してみたいとのこと。

ON AIR LIST

  • CHEAP THRILLS / SIA
  • KISS FROM A ROSE / SEAL
  • SPARK / YELLOW MONKEY
  • HOUSE OF THE BLUE DANUBE / MALCOLM MCLAREN

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