++ Introduction ++

この春から新たにYouTubeに挑戦されている
イラストレーターの安斎肇さん。

漫画家のしりあがり寿さんと共に
クラブクアトロのYouTubeチャンネル内で
レコード会社を作るという企画をされており
すでに会社名を考えたり、社訓を考える回などがアップされています。

『自由な中から人を惹きつけることができるのは
ひょっとしたら音楽じゃないかと思って。
その音楽に寄り添うデザインとかイラストとか漫画とか
そういうのを俺たちがやってっていう企画なんだけど・・・』

これからYouTubeに呼ぶゲストについて、
普段一緒にお仕事している方や、
仲の良いアーティストの人は呼ばないと語る安斎さん。
それよりもカメラマンやヘアメイクさん、マネージャーさんなど
音楽の周りにいる人々を呼びたいとのこと。



++ Until now ++

幼い頃は小児喘息だったため
自宅で過ごすことが多く、
その時から絵をよく描かれていたそう。
しばらくすると喘息も治り、
その分、肺が大きくなっていたと語る安斎さん、
なので水泳やマラソンが得意な少年時代だったとか。
そんなスポーツが得意だった安斎さんのことが
好きだった女子がいたそうで
一度は振ってしまったものの
同じ高校に進学しことをきっかけに、今度は安斎さんの方が
その子を好きになってしまったとか。
美大を目指すという彼女が通う
デッサン教室に一緒に通っていたりもしたそうですが
実は彼女にはすでに他に彼氏がいたそうで
安斎さんはそこから彼女を追いかけず、デッサンに打ち込むようになり
イラストに少しずつ興味を持つようになったそうです。

キャリアのスタートは音楽も好きだったことから
レコードジャケットのイラストを手がける
レコード会社でグラフィックデザイナーとして働き始めました。
当時の印象に残っているお仕事を伺うと・・・

『営業やっていた子がデザインをやりたいと入ってきたんです。
まあできるかわからないけど、じゃあやってみたらって言って。
当時、ラップってきたばっかりの時で
シュガーヒルギャングの初めてのシングル盤を出すことになって
その子にやってもらったら
後々、まあ言ってみれば日本で初めて出たシングル盤の
ジャケットをやった人ってことで、
その子尊敬されるようになっちゃって。(笑)
その子が僕の奥さんになった人なんだけどね。
でもやってもらってよかったなーと思って。
やっぱり新しいものっていうのは二の足踏んでいたらダメだよね。
飛び込んでいくべきでしょ。
だからうちの奥さんには飛び込む力があったからさ。』

++ Right now ++

レコード会社を辞め、フリーで活動する際に
カメラマンの方と共同で事務所を使うため、
大きな机を置けず、40cm×2mの長細い机で
いつもイラストを描かれていたそうです。
さらにカメラの機材など机に置いてあったりと
だんだん机も狭くなってきて、最終的にはお弁当箱サイズのところで
お仕事をされていたとか。

イラストを描く場所はお弁当箱サイズがあれば
どこでもかけるという安斎さん。
B2やB1など、大きなイラストを手がける時も
版下が机に乗り切らない時は、
はみ出した机の横でイラストを描かれていたそう。



++ From now on ++

今年の安斎さんの活動としては
現在開催中の写真家の伊島 薫さん、アーティストのミック・イタヤさんと
コラボした三人展「megamikkusu -女神ックス-」
6月12日(日)まで、新宿 The Artcomplex Center of Tokyoで開催！

今後の目標としてはギャラリーを作りたいと考えている安斎さん、
そこには安斎さんの奥様が撮られた写真を飾りたいそう。

さらに安斎さんのもう一つの夢は
タモリさんの家の食事会に招待されること。
一度、タモリさんにお寿司をご馳走していただいたそうですが
あまりに緊張してお寿司２貫しか食べられなかったとのこと。