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STORY

2022.03.26

シンガーソングライターの森山直太朗さん

++ Introduction ++

3月22日に開催した、オンライン公開収録の様子をお届けしました!

今年、デビュー20周年を迎えた森山直太朗さん。
これまで様々なご活躍をされていますが
ご自身で振り返ってみてあっという間に20年だったとのこと。

『デビューするときのモチベーションとか目的が希薄で
とりあえず長くやっていければいいやみたいな感じで
明確な目標が無いまま、あれよあれよとこういう世界に出て
さらにひょんなことから曲が認知されてという
だから自分の体勢みたいなのが
まだ全然整っていないまま、もう20年過ぎてしまったと。』

20周年を記念したオリジナル・アルバム
『素晴らしい世界』をリリースされました。
アルバムのタイトル、そして表題曲にもなっている
「素晴らしい世界」。
この言葉に込められた想いとは・・・・

『他者とか外側の世界に幸福を求めがちだったけど
やっぱり自分の中に
素晴らしいと思える感覚っていうのは
昨日見たなんでもない景色が
今日は愛おしく思えるっていうのは
景色が変わっていなくて、僕の中の心持ちが変わることで
そういう風に見えてくるんだな。
時を同じくして先の見えない状況の中でも
やっぱり世界は素晴らしいよなって
そういう風に思える僕たちの想像力に関しては無限だと思うから
そういうのを大切にしたいなと思って
今回、曲とアルバムを作りました。』

昨年、コロナウィルスに感染してしまい
窮地の中で追い込まれながらも、
ご自身の心の奥にある闇と向き合う時間になったそう。
ただその闇の向こうには
これまでの固定観念やしがらみなどから
開放された感覚を感じたとか。
そういった森山さんの“今”を切り取りたいという想いから
作品集ではなく、
オリジナル・アルバムのリリースとなりました。



++ Until now ++

音楽を生業とされているご家族の影響からか、
音楽を仕事にするのは自然と遠ざけていた森山さん。
なので、それまではサッカー選手を本気で目指していましたが
自分には難しいと思い、大学生の時にサッカーから離れ
アルバイトなどしながら、
どこかモヤモヤした日々を送られていたそう。

その時にそんな日々を歌にして歌い始めたのが
音楽の道のスタートなんだとか。
その後、高校の時の後輩だった御徒町凧さんに
誘われて路上ライブなどで、お客さんの前でライブをし始めました。

『ただただ楽しくて、
あの時って時間とバイタリティだけはすごくあって
どんどん御徒町と一緒にいろんな場所に行って
当時弾き語りも流行っていましたから
公園や駅前で歌ったりしているうちに
曲もどんどん量産されていって・・・』

ただ御徒町さんは別にバンドを組んでいたこともあり
森山さんはソロで活動していくという流れに
次第となっていったそうです。

デビューしてまもなく「さくら」が大ヒット!
ただ、「さくら」リリースの際、
全国のラジオやテレビ局などを回り
会議室でご自身でプロモーションして回る
「桜前線北上ツアー」が実施されていましたが
実はそのときのことがトラウマだと話す森山さん。

『本当にキツかった。
お金もなくなっちゃって、プロモーターの方から
「なおちゃんごめん、お金無くなっちゃったから貸して」みたいな(笑)
2人でなけなしのお金でうどん食べたりとか、
今となっては良い思い出』

++ Right now ++

プライベートでは山小屋で
リラックスタイムを過ごしていらっしゃり、
忙しければ忙しいほど通われるとのこと。

山小屋での時間を大切にしているので
お一人で行かれることもあれば、
奥様、ご友人を連れて行くこともあるそうですが、、

『いろんな人と会ったりとか
人前に出たりするのって楽しいけれども
向いているのか分からなくなる。
そういう中で、自分自身を見失ってしまったりとか、対人とか、
なんとなく社会的な問題に気を取られて
本当にやるべきこととか
本当に面白いと思うことが分からなくなっちゃう時に
山に行くんですよ。
そこに行くとリセットされる感覚になって
ちっぽけになれる。
そうすると今、悩んでいることとか考えていることは
9割9分どうでもいいことなんだなっていうことに気づく。
いわゆる視界が開ける感覚になるから
森林とかにいる方が時間の流れ方がすごく正常だなと感じる。』



++ From now on ++

デビュー20周年を迎えて、
Newアルバムをリリースされたばかりですが、
ツアーも決まっていますが、ライブ数がなんと100本。

『70〜80年代って
ディナーショーとか合わせたら
年間100本なんてザラだったし、
だから我々のような中堅の世代は
個人的に場数を踏むことも大事だと思うし、
上の世代の人にちゃんと負けないような
活動をしていかなきゃなとずっと思っていて
コロナになってさらにその欲求が強くなって。』

初日は、6月5日(日)、
東京 吉祥寺にあるライブハウス「曼荼羅」。
森山さんのなじみ深いところからの
スタートとなる今回のツアー。
弾き語りから始まり、
中盤のライブではアコースティックバンドに、
終盤ではフルバンドでと考えているそう。

20周年を迎え、そしてツアーのライブ100本の先は
まだ未定だとのこと。
今回のツアーを回っていく中で次の目標が見えてきたらと
お話し下さいました。

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