STORY
料理研究家の土井光さん
++ Introduction ++
昨年、レシピ本「お味噌知る。」を出版された
料理研究家の土井光さん。
こちらはお父様であり、
先輩の料理研究家でもある土井善晴さんと共同での執筆。
タイトルの通り「お味噌汁」をメインに
そのほか、お味噌を使った料理も掲載されています。
元々はみそ健康づくり委員会の方から義晴さんのもとへ
幅広く味噌汁というものを伝えたいということで
今回のレシピ本の話が始まりました。
そこで30歳くらいの年齢層の方にも読んでほしいということで
光さんが共同で執筆されました。
今回のレシピ本の中でイチオシのお味噌汁は
卵を入れたお味噌汁。
『ちょっとパンチの効いたものにしたいなっていう時に
味噌をといてから最後に卵を入れて
落とし卵で1〜2分ぐつぐつさせると
黄身もトローンと出てきますし、
ちょっとしたクリームスープみたいな感じになって
私は結構好きです。』
このほかにもツナ缶やトマトなど
意外な食材を使ったお味噌汁も紹介されています。
冷蔵庫の中の少し余った食材を
お味噌汁に加えてみると意外とマッチしたりするので
冷蔵庫の中身を片付けるのに最適な料理なんだとか。
これまで料理をしないといけないという
使命感に駆られて毎日の食事に向き合っている人へ
味噌汁のことというより、お味噌汁から
次の行動へ移していけるきっかけになれば、という思いを
この本に込めたこと。
++ Until now ++
食べることはずっと好きだったそうですが
料理をすることをお仕事にされているお父様の姿を見て
料理に対してハードルが高いものというイメージがあったそう。
大学生の頃にはフランス語に興味があったことから
フランス語を学べる大学へ進学、
大学3年生の頃には
1年間パリへ語学留学をされていました。
そこで初めての一人暮らしを経験。
身の回りの家事をこなしていると
次第に料理に興味を持ち始めたそうです。
大学卒業後、再びフランスに渡り、
リヨンにあるレストラン「ポール・ボキューズ」の学校で
フランス料理とレストラン・マネージメントを2年半学び、
その後、フランスのお店に料理人として就職されました。
学生時代からフランスで生活をされていた光さん、
刺激を受けることが多かったそう。
『私が入った学校が日本人が私だけだったんです。
だからフランス語を喋るしかなかったですし、
日本なんてちっぽけな国だと、ものすごく実感して。
みんなもっといろんなところに視野を広がっているから
もっと勉強しないといけないんだと思って
その中で日本っていう国の良さとかを
伝えたり言えたりしないといけないけど
なんの土台にも立てていないことに気付いてから
いろいろ考えたりして
その一つ一つの出来事だったり、
自分はまだまだだなと思ったことが
結果的に今すごく糧になっているなというのはありますね。』
++ Right now ++
今は動画配信サービスで
料理系のドキュメンタリーを見るのにハマっている光さん。
今は海外に行きづらい環境になっているので
また世の中が落ち着いた時に
こんなところ行ってみたいなど
想像しながら見られているそうです。
光さんが特に好きだという作品は
「美味の起源」というドキュメンタリー。
そしてフランスで生活をされていた光さんですが
そんな本番の味を知る光さんがオススメする
美味しいフランスのパンが手に入る東京のお店は・・・
『パンはすごい東京はレベル高いですよね。
よく知られているところだと
VIRONさんとか美味しいと思うし、
九品仏にあるコム・ンさんっていうパン屋さんは
いろんな甘いパンも作られているんですけど
結構、バゲットが好きです。』
++ From now on ++
父・善晴さんの存在、そしてフランスでの経験を生かして
これからもいろんなものを吸収して
整理しつつ皆さんに伝えられるような活動をしていきたいと
光さんはお話してくださいました。
祖父の勝さん、父の善晴さん、
これまで数々のレシピ本を出されてきましたが
料理研究家として光さんは
お二人のレシピを今の時代にあったもの変化させて
発信していきたいと考えているそう。
それと同時に日本の文化が好きな
同世代の人たちでチームを作り勉強し合ったり、
世界や、若い世代のたちに
日本の文化を発信していきたいとのことでした。
ON AIR LIST
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THURSDAY / JESS GLYNNE
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LOVE YOU ANYMORE / MICHAEL BUBLE
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