++ Introduction ++

昨年、18年ぶりとなるアカペラ曲だけで構成されたアルバム
「アカペラ２」をリリースしたゴスペラーズ。
2002年にリリースした、アカペラのみで作られたアルバムで
燃え尽きてしまい、
その後なかなか再びアカペラのみで
制作をするといった方向になれなかったそうですが
25周年となる節目を迎え作られたシングルが
アカペラだったことをきっかけに
「今、アカペラアルバムを作らないと一生作らないよね。」
というメンバー同士での話合いから
再びアカペラアルバムを作るという運びになったとのこと。

コロナ禍でのアルバム制作となり、苦労されたそうですが
同時に今回、新しい風が舞い込んだとのこと。

『18年作らなかった間に
それこそ我々のCDを聴いて研究して
新しいアカペラの雰囲気を作ってくれる
若手のアカペラのクリエイターが出てきたんですね。
今回はその方々と一緒に作ったというのもあって
結果的にすごく新しい風が入って
今まで聴いたことのないようなアカペラアルバムが
できたんじゃないかなと思っています。』

ゴスペラーズがアカペラを始めた頃は
テイクシックスやボーイズIIメンが新しいアカペラの形を
牽引していたそうですが
アメリカのアカペラグループ「ペンタトニックス」が
デビューして以降、
アカペラのサウンドの幅がさらに広がりをみせたとか。

『今のペンタトニックス以降の音っていうのは
日本のアカペラシーンでも主流の
ボイスパーカッションが必ずいて
音の加工の仕方っていうのも
結構思い切り加工して、
いわゆるプレイリストで
バックトラックのある曲と並べて聴いても遜色がない。
ただ我々の場合は
人前でパフォーマンスできないと意味がないので
そこはすごくこだわって、全曲パフォーマンスできるようにと。』

声のみという制限の中でどういったサウンド作りができるか、
そして全員で演奏すること自体の楽しみが
アカペラの面白いところだと黒沢さんは語ります。



++ Until now ++

黒沢さんといえば「ハードコアカレーシンガー」！
大のカレー好きと知られていますが
そんな黒沢さんのカレーの原体験は・・・

『いとこが洋食屋をやっていたんですね。
3〜４歳の頃、たまに遊びに行くと
ハンバーグカレーを子供用に作ってくれて
それがすごく美味しくて。
ハンバーグももちろん大好きになったんですけど
小さい頃だからカレーの方が
なんか大人っぽいものを食べているなと
思ったんでしょうね。すごく印象に残っていて。
そこからカレーが好きになりました。』

現在、ご自身でカレーを作られる時に
こだわっているポイントは
スパイスを使いながらも、
本場のカレーに寄せるというよりも
牡蠣やブリなどの食材から、調味料など
「和」の要素を入れるということ。

カレーというと
これまで様々なブームが巻き起こりましたが
今は「やっぱり普通のカレーが良いよね」という声と
インド料理、パキスタン料理、バングラデッシュ料理といった
「安直にカレーというカテゴリーに含めないで欲しい」
という声に分かれてきているそう。

そして今、チェーン店のカレーが進化してきているため
カレー界の底上げになっているのではないかと
お話ししてくださいました。

++ Right now ++

スターウォーズの大ファンである黒沢さん、
「マンダロリアン」を見るためサブスクリプションサービスに入会。
そんなスターウォーズシリーズだけではなく、
マーベル作品も大好きなので
同じく配信されている
マーベルのドラマシリーズも見て
現在、ハマっているとのこと。

他には動画配信サイトで
「北海道水辺の会」というチャンネルの
網で魚を捕る動画もよく見られているそう。

『北海道なので基本的に綺麗な水なところで
捕っているんですけど
その人は淡々と捕って魚の説明をしていくんですよ。
ボケーっと見るのに最高なんですよね。』



++ From now on ++

黒沢さんがプロデュースされた
アカペラグループ「Nagie Lane」のEPが
2月にリリース予定、
そして黒沢さんご自身、ソロとしてアーティスト活動も
今年は少しずつしていきたいと考えられているそう。

そして今後の目標や夢については
お仕事の方ではNHKの朝の連続テレビ小説に
出演したいと3年ほど言い続けているとのこと。

そしてプライベートでは
現在はコロナの影響もあり開催できていませんが
以前は大人数でのホームパーティーを開いており
そのために食品衛生士の資格も取られたほど。
なので、将来的にこのコロナ禍の状況が
落ち着いてまた開催できたら良いなとお話ししてくださいました。