STORY
コラムニストの小原ブラスさん
++ Introduction ++
今年、日本育ちの外国人タレントに特化した事務所
「Almost Japanese」を設立された小原ブラスさん。
6歳から日本で育った小原さん自身、
日本にどんどん海外の方が増えてきているなという実感がある中
日本人と海外からくる人々の衝突が見受けられるとのこと。
そんな衝突を緩和するには
日本人の感覚を持っている外国人が必要になってくるのではと
考えた小原さん。
『外国人に日本の文化を説明する時は
頭ごなしに「ここは日本だから」というよりも
外国人の顔で経験談として言った方が
すんなり受け入れてくれる。
お互いに顔がきく子達が活躍できる場を
どんどん作っていきたいなというので
立ち上げました。』
これからの日本がより多様性を認め
進めていくには「説明する力」が必要とのこと。
日本特有の価値観を説明することができたら
褒めたり、何気ない言葉でも、
差別されたと感じない会話ができると。
『「Why Japanese People?」を聞いて、笑うのではなく
その「Why」の部分を考えて説明できる力を持ってほしい。
これが文化を守るっていうことなんじゃないと思います。
「それはそういうものだから」と
うまく説明できないことが本当の差別だと思うから
なんでかということを自分の中で考えて
説明する力を一人一人が持つことが大事かなと。』
++ Until now ++
小原さんは、ロシアで生まれ、5歳からは兵庫県で育ちました。
保育園に通われた当初、言葉は通じなかったそうですが
園児たちとお絵描きしたり、身振り手振りで遊んでいくうちに
仲良くなり、3ヶ月くらい経った時には
日本語も話せるようになっていたそう。
18歳の時に「ニコニコ生放送」を始めたのですが
だんだんと視聴者の期待に応えるのが辛くなり
配信をやめて、一般企業へ就職されました。
就職されてからもSNSで書き込んでいた小原さん。
そんな書き込みをみて、タレントとしてスカウトをされたそう。
最初は断り続けていましたが、
粘り強いスカウトに根負けして、
コラムを書くことだけ同意したそう。
そのコラムに反響があったこともあり、
タレントとして活動を本格的に始めたとのこと。
タレント始めた当初はテレビに出るために
いろんなキャラクターをつけたり迷走したと話す小原さん。
大迷走のうち、
テレビ番組「アウト×デラックス」への出演が決まり
素の小原さんを出したことがきっかけで
今のキャラクターに定着したそう。
++ Right now ++
お休みの日は
ハイボール片手に映画鑑賞をされているとのこと。
ホラー系の作品にハマっているとのことで
最近見たのはNetflixなどで配信されている「ライフ」。
『火星の微生物を捕まえて
宇宙ステーションで研究をするので
その生物が成長するスピードがすごい早いんですよ。
それでめちゃ賢くて、宇宙船の中で逃げ出して・・・
昔でいう「エイリアン」の現代版みたいな感じなんだけど
何も言わないけども最後はバッドエンドなんですよ。
そのバッドエンドが好きなんですよね。』
++ From now on ++
今後の活動目標としては関西の番組にも
出演したいとのこと。
『関西弁を活かしきれていないような気がするんですよ。
自分の関西弁を評価してくれるのは
関西人だと思うんです。
関西弁もどんどん忘れていくし、
一度、読売テレビに出た時に、
自分の中にめっちゃ関西弁が返ってきて
やっぱり関西いいなと思って・・・』
設立したばかりの事務所「Almost Japanese」の代表として
海外の方が思う日本の「Why」の部分を
一緒に考える場を大切にしたいと改めて話す小原さん。
『めんどくさいかもしれないけど
「なんでそうなの?」というところ。
例えば年功序列で若い人が上に出てこれないよねとかなった時に
今は良くないという風になりましたが
長い間、年功序列が続いた理由というのがあると思うんです。
歴史的に考えて何かそこにメリットを感じていたと。
なんでそうだったのかというのをちゃんと考えてから
発信していきたいなという風に思っているから
みんなも考えて欲しい。
だから頭ごなしに否定するんではなくて。』
ON AIR LIST
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SPACE COWBOY / JAMIROQUAI
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CHOSEN FAMILY / RINA SAWAYAMA FEAT.ELTON JOHN
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AUTOMATIC / 宇多田ヒカル
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GOOD MOOD / ADAM LEVINE