STORY
ミュージシャンの杏子さん
++ Introduction ++
2019年12月に29年ぶりのアルバムをリリースしたBARBEE BOYS!
本格的に再始動してから1年半ほど経ちましたが、
今が一番メンバー同士の雰囲気が良いと感じているという杏子さん。
新曲「あり〜がとう」のMVは銚子電鉄で撮影したそうですが
ロケも充実したものになり、
その時の映像をグッズ購入者限定配信イベントで改めて観て
「バンドっていいな」と感じたとのこと。
ロケ地の終点が銚子電鉄の「ありがとう駅」だということを
後から知り、新曲「あり〜がとう」と偶然一致だったそう。
『BARBEEがバンドでガッーと動いていた時はそれぞれが
音楽性に対して真面目すぎてお互いに譲れなくなっていて
一度解散みたいな形をとっちゃったけど、
そこからこんな時が私たちにやってくるんだというのが
「あり〜がとう」のMVを観たら、うる〜っと来ちゃって。
やっぱり時間がいろいろなことを解決してくれたりとか、
良い方向に向けてくれるという事が本当にあるんだな』。
ソロ活動ではプロデューサーに多保孝一さん迎えて、
先月末、約8年半ぶりとなるアルバム『VIOLET』をリリース!
久しぶりのソロアルバムだからこそ
これまでのようなロックなサウンドと、
新しいことに挑戦したいという気持ちがあったそうで、
その両面を兼ね備えている多保さんにオファーしたそうです。
++ Until now ++
音楽好きだったお母さまの影響で
幼い頃から音楽に興味を持つようになり
ラジオやレコードなどで楽しんでいて、
ある時、ガットギターをもらって演奏したり歌い始めたことが
音楽の原体験だということ。
クールなハスキーボイスが個性になっていますが、
大学生の頃、ジャニス・ジョプリンに憧れことや
たまたま風邪をひいたときに遊びに行ったバンドで
ハスキー声だと勘違いされ、
「ライブで歌って」と頼まれたのが始まり。
そのライブが杏子さんにとって初めてのライブとなり、
「ライブをやりたいな」という気持ちになったそうです。
大学卒業後は、一般企業に就職。
勤めながら、BARBEE BOYSとは別のバンドで活動していましたが、
対バンしたことがきっかけでゲストヴォーカルとして
BARBEE BOYSのデビュー曲「暗闇でDANCE」を歌ったところ
受けが良かったことからソニーのオーディションに応募。
見事グランプリを受賞しました。
当時を振り返り杏子さんは・・・
『プロとしての準備が全くできていなかったのですが
他のメンバーはプロ思考が強かったから進むことができたけど、
ラッキーなことのツケが回ってきて作業の内容もわからないし…。
BARBEE BOYSについていくことに精一杯だったかな』。
++ Right now ++
今、一番刺激を与えてくれる存在が
テレビ番組「5時に夢中!」などに出演している小原ブラスさん。
特に彼のコメントに注目されていて、
番組を録画して何度も繰り返して観ているそう。
『黒船特派員というリポーターの立場は
基本的にはコメントをあまり挟まないんです。
でも絶妙な感じでスッとキレッキレなことを言ってらっしゃって…』。
そして、伊藤若冲の絵から江戸中期に注目し始め
今では江戸中期の画家、長澤蘆雪にハマっているそう。
最近は和歌山県まで絵を観に行ったり、
長澤蘆雪の本物の「虎の掛け軸」を手に入れたりするほど。
++ From now on ++
今年5月に予定されながら延期になった公演、
『杏子 Kyoko Billboard Live 2021 “ VIOLET”』が7月に開催!
ニューアルバム 「VIOLET」に収録されている全曲を演奏予定とのこと。
ぜひ足を運んでください!詳細はオフィシャルホームページで。
今後の夢はネッシー探しを目的としたスコットランドのネス湖訪問。
これまでに2回ほどチャレンジしたそうですが、
地元の人の目撃談などもあるので
引き続き挑戦し続けたいと思っているそうです。
音楽の表現者として時間を刻んで行くために必要なことは
とにかく続けることだと話す杏子さん。
『物事を続けることって本当に難しいと思うんですよ。
音楽が好きでも生活のために諦めないといけない時があったり。
でも小さく続けるとそれが何かにつながったりとか、
BARBEE BOYSも一度解散したけど
それぞれが音楽を続けてきたことによってまた歌を奏でられたりとか。
だから時間が味方をしてくれると思うので
まずは自分の好きなことを続けて積み重ねていくことかな』。
ON AIR LIST
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THE WIRE / HAIM
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VIOLET / 杏子
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WITHOUT YOU / KID LAROI
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OOH CHILD / VALERIE CARTER