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STORY

2021.05.22

声優の林原めぐみさん

++ Introduction ++

『名探偵コナン』の灰原哀、
『スレイヤーズ』シリーズのリナ=インバース…などなど
数々のキャラクターたちの「声」を担う声優の林原めぐみさん。

「現在の仕事」として、やはり外せないのは
ついに公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』。
1995年にテレビアニメがスタートして、
このほど、長い歳月を経て完結しました。

林原さんが『エヴァンゲリオン』で演じているのは
クールで無口な綾波レイの役。
今でこそ、そのようなキャラクターは数多く存在しますが
当初は手本がいなかったことから感情を探るのに苦労し、
毎回、試行錯誤して演じていたとのこと。

声優の仕事は「20年以上経っても14歳のまま」など、
年を重ねても変わらない同じ声が求められますが、
それをキープし続けるよりは気持ちや匂いなど
その当時のことを思い出して感情を乗せることによって、
何年経っても同じ声を出し続けているそうです。



++ Until now ++

今年2月に著書、
「ぜんぶキャラから教わった 今を生き抜く力。」が出版!
これまで演じたキャラクターの話からアフレコ現場のことなど、
林原めぐみさんのこれまでを網羅した1冊となっています。

アニメ業界も含めて世の中はデジタル化が進んでいますが、
昔のアフレコ現場などの時代を残しておきたいという気持ちや
日本のカルチャーであるアニメが海外へ進出する中で
作品だけでなく日本の現場も知ってもらいたいという想いから
この作品を執筆されたということです。

キャラクターとの向き合い方を考え
声優としての入り口となった「めぞん一刻」から、
女性を演じることへの考え方が変わった
「カウボーイビバップ」など
ターニングポイントとなった作品は様々。

役を演じる中で指摘されることもあったそうで
声優を始めた頃は何がダメなのか分からず、
それをいろいろな角度から探るために
客観視するという感覚を身につけたそう。

『ずっと主観で物事を考えていましたけど、
自分のセリフばかり言って人のセリフを聞いてなかったり
人と繋がるということを考えていなかったんだなとか。
こんなに一生懸命なんだから理解してもらって当然みたいな
一生懸命の使い方をしていたというか。
掘り進める角度が違うということを言われているだけだった
ということに気がつきました』。

++ Right now ++

日頃は意識したことが無かったそうですが、
コロナ禍による自粛中に
ストレスがあることに気がついたとのこと。

『台本を貰えば、なんとなく考えてしまうので、
アフレコが無いとなった時に
すごい脳内が静かだということに気づきました。
コロナ前は、強制的に海外に行って朝日や夕陽を見ながら過ごして
自分の中のデスクトップをきれいにするみたいな感じで
やっていましたね』。

プライベートではお子さんと一緒に
海外ドラマをご覧になられているとのこと。
声優の仕事にも通ずるメンタリストのお話や
人の記憶を取り込む話などを好んで観ているそうです。



++ From now on ++

現在、テレビアニメ化が決定したSFファンタジー小説、
「月とライカと吸血姫」の主役を務めており、制作中とのこと。

そして6月5日から開催される
山寺宏一さんの還暦を祝う配信ライブ、
『VOICE BE AMBITIOUS LIVE Vol.3』への
出演も決まっています。
これまで山寺さんとの数々の作品で共演はありますが
2人で歌うのは初の試みとなるそうなので、
ぜひチェックしてみてください!!

ON AIR LIST

  • THE DARKNESS THAT YOU FEAR / THE CHEMICAL BROTHERS
  • DENIM / 林原めぐみ
  • FOOTLOOSE / KENNY LOGGINS
  • ONE LAST KISS / 宇多田ヒカル

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