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STORY

2021.04.24

文具ソムリエールの菅未里さん

++ Introduction ++

雑誌やテレビなど様々なメディアで文房具の魅力を伝え、
新商品の監修や企画、メーカーのコンサルティングにも携わっている
文具ソムリエールの管未里さん。
日々、新しい文房具を国内外歩いて探されているそう。

書き始める時にペン先がブレないボールペンや
紙質が異なった紙で「触感」「筆記感」で遊べるメモなど
日々様々な最新の文房具が出てきている中、
最近のオススメ文房具は・・・「ジリッツ クリアーファイル」。
クリアファイルを立てることができるため
パソコン作業などでは見やすく、
180度、ピタッと開くので自然に閉じてしまうこともないとか。

文房具に関するお悩みを聞いて、
その人に合った文房具を提案するということもされています。

『日本の文房具は特に技術的に優れているので
仕組みがすごく面白かったり、奥深いのですが、
一般の方は聞いてもよくわからないと思うので
仕組みも大事ですが生活にどのように役立つかを
ボリューム多めにしてお話しするようにしています』。



++ Until now ++

小学生の時にハマったのがきっかけで
文房具好きになり、
大学卒業後も文房具に関わる仕事をしたいと考えて
大型の総合雑貨店に就職。

多数のメーカーの文房具を多く取り揃え、
大変ではあったものの同時にお客さんのお悩みを
メーカーさんを跨いで紹介できることに
やりがいを感じていたそう。

文具ソムリエールとして数々の文房具を見てきた中、
一番衝撃だったのは「ジェットストリーム」。
何の変哲もないように見えるボールペンですが、
こんなに書き味が違うのかと感動したとのこと。
現在では滑らかな書き心地のボールペンは当たり前ですが、
2008年に発売された「ジェットストリーム」を
初めて手にした時には衝撃を受けたそうです。

++ Right now ++

プライベートでは長く愛用している文房具が多く、
使用する以外にも写真も撮られていて、
全体的ではなくお気に入り部分を切り出す形で
撮影するのがポイントだとか。

『照明や、取った後にはちゃんと編集して色味を調整して。
自分で撮って、写真をコレクションして見るのが楽しい』。

文房具の撮影が趣味という菅さんに
SNSで映える文房具の撮影法を教えていただきました。

『動きがあるとより良いです。
置いてそのまま写真を撮っても良いですけど、
手でめくっている最中とかに撮影すると
紙のしなりとかを表現できるので
その辺も結構面白いかなと思います』。



++ From now on ++

コロナ禍の中で人に会いにくい日々が続いていることから
文房具業界では手紙やイラストなどの手書き需要が伸びたそう。
また、在宅ワークが進む中、
自宅で作業しやすい机の上のスペースを取らない
立てて置けるような小スペースで使える文房具が
店舗でも数多く並んでいるとか。

実用的でデザイン性が高いものにプラスして
最近では書き味が良いなど、
“快適さ”にも注目が集まっているそうです。

文房具は社会の影響を受けやすく、
2008年にリーマンショックが起こって以降は
企業より個人向けの文房具が充実するという流れがあって、
今のコロナ禍でもストレスフリーの“快適さ”が求められているとか。

また、SNSの普及によって、色もトレンドが変化して、
最近では写真を撮った時に他の文房具と相性が良く、
見栄えする白軸の文房具が増えているということです。

そして、色の変化はインク部分にも…。
ボールペンも黒ではなく、
会社やオフィシャルな場面でも使える
黒をベースとしたパッと見ると黒に見えますが
よく見ると若干赤い、カシスブラックや
若干紫のディープパープルなどのインクが
人気を集めているそう。

4月末には、上海ブランド「Kaco」から
菅未里監修ボールペンが発売されます。
今後も海外に日本の文房具を紹介したり、
海外の文房具を日本に紹介することを続けていきたい
ということでした。

ON AIR LIST

  • BRUISES / CHAIRLIFT
  • A LOVER’S CONCERTO / SARAH VAUGHAN
  • FEEL SPECIAL / TWICE
  • HAPPY / PHARRELL WILLIAMS

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