リスナーの皆さんから送っていただいたメールをご紹介しました。
ミュージシャンで俳優のDEAN FUJIOKAさんをゲストにお迎えした
12月11日放送回の感想から・・・

『言語OSが日本人の思考や行動を支配すると仮定した場合
それが人生の脅威となり得るという新作の映画のモチーフについて
深く考えさせられました。
昔、私がタイへ留学した時、タイの空気や生活感
国民性までもが、私の肌に馴染み心地よい感覚を覚えました。
その時私は日本人として日本語を話しているけど
心のルーツはタイにあるのでは？という気がしてなりませんでした。
市川さんは自分の国籍や主要言語に関わらず
心のルーツと感じた国はありますか？』

DEANさんは言語というものが一人歩きして
思想とか行動を支配するSFのようなシナリオについて
教えてくださいましたね。
でも実際に人って言葉にすごく支配されていると
深く強く感じました。
例えば日本語にある「しょうがない」
ですが、英語圏には「しょうがない」という意味にあたる単語はなく、
地震大国で天災に見舞われてきたからとか
政治への関心がないなど
なんとなく「しょうがない」という言葉が
思想として定着のかもしれませんね。
でも「しょうがない」という言葉があるからこそ
そういった気持ちになるような気がして
これこそ言葉に支配されているなと思いました。

心のルーツというほどかわからないですが
ドイツ語にしかない言葉に惹かれるのが多く。
例えば他人の不幸を喜ぶ感覚という意味を指す
「シャーデンフロイデ」。
他にも殴りたくなる顔っていう意味の単語だったり
日本語にも英語にもない感覚ですが
「わかる〜」と思ってしまうっていうことは
ドイツ的なルーツがあるのかもしれません。

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