働く女性の生活をさらに輝かせるナチュラルな情報をピックアップ

CHOYA NATURAL BEAUTY

Aug. 28 2020

雑誌『veggy』編集長・吉良沙織さんに聞く、最新ヴィーガントピックス!

今日はこのコーナーではおなじみの、日本初のベジタリアン・マガジン、雑誌『veggy』の編集長である吉良さおりさんにお話を伺います。
現在発売中の最新号のテーマが“古代食”です。古代食とはどんなものなんでしょうか?吉良さんに聞きました!

「古代から多分ネイティブな、多分日本で言うと縄文人とか言いますが、アメリカだとネイティブアメリカンなど、そういう方たちが昔から食べていた食事で、今も食べ続けられているものって大体すごくご免疫力アップに良いような食べ物だとか、体に優しい食事とか、昔だったら食べ物で何か症状があったら治していくっていうのが普通だったので、そういった食べ物を割とピックアップしていたりします。食べ物だったり薬草、日本だと野草ですかね。その効果でわりといろんな症状に対してアプローチしてたっていうのが普通に日本でも残っていて、なので野草が最近人気だったりしますが、昔の人は普通に多分10種類以上の野草を一般の人でも見分けられてだと思うんです。でも多分今の若い子だったよもぎぐらいは知ってるけど、他のは多分正月に食べたりする位で七草とか食べたりするくらいで、他は多分食べる機会はほとんどないんだろうなぁって気はしますね。でもそれが日本だとそうなんですけど、ヨーロッパとかアメリカではハーブの文化がすごく昔からあるので、女性だったら生理痛にはこのハーブとかみんな普通に知ってる方が多いので、日本はそういうのが割と忘れられてる感じはします。」

発酵食も古代食としているんですけど、なかでもこんなものがいいそうなんです。

「本当に良いのは木の樽や木の桶なんです。それはお醤油も味噌の発酵にしても、その納豆も藁で発酵したほうがより良い菌がつきやすいっていうのと同じです。テンペって食べたことありますか?インドネシアのテンペは向こうの葉っぱで包んで、発酵させるんですね。なのでやっぱり自然の木とか葉っぱとか藁だったりとか、自然素材なものっていうのは元々良い菌を持っているので、それが良い作用で発酵させてくれるより良い発酵食になるって言われてるんです。なのでプラスチックの箱、ケースとかで梅干しを漬けるよりは本当は木の桶、昔おばあちゃんが漬けてたような木の桶や木の樽で漬けるのが1番良いですね。いわゆるプラスチックやガラスで漬けたもの以上の良い発酵食が作れると言われてます。これって日本だけじゃなくて、ヨーロッパに行くと、ロシアや北欧やバルトの方って黒パンを食べるじゃないですか、あの黒パンって木の桶で発酵させて作るんですよ。古代は本当に木をくり抜いた中に小麦粉だけいれて、そもそも木の樽自体が常在菌、いわゆる発酵させてくれる菌を持ってるので、何もイーストみたいなものを入れなくても昔は自然の力で発酵が出来てたんですね。それが今ヨーロッパでは見直されていて特にバルト三国の方では作り方を見直そうという動きがあるんです。」

吉良さんが取り入れている“古代食”について聞きました!

「子供がいるので玄米を7分づけくらいに生成するんです。5分づきか7分づきに。それで雑穀をかなりたくさんいろんな種類を入れるんですよ、アワとかヒエとかキヌエとか、そういう雑穀ってお米よりも取りやすかった時代は割と普通に食べられていて、すごくミネラルやビタミンの宝庫だし、そういうものを毎日ご飯に混ぜて家族で食べてます。後はやっぱり古代製法の調味料は当然ですし、基本的に生成されてない食材を使ってます。基本的に私は玄米の状態でお米を買うんですね。一番酸化しないので、白米に精米してしまうとやっぱり皮をとってしまうので酸化が進んじゃうですね。なので家で精米して食べる分だけ、今日は3合炊こうと思って3合だけ精米するんですよ、なので精米機が家にあるのでそれが1番皮を剥いて、すぐ食べられるのでベスト。小麦粉にしても今自分で挽くものがあるんですよ。時間があればそこまですると古代食により近づくっていう。昔は本当におうちに小麦粉を精米する機械もあったんですよ。昔の蔵造りの家とかはみんな食べる分だけ、小麦粉も食べる瞬間、それまではホール状で粒の状態、小麦の状態で保管して食べる分だけその都度精米してた、お米もそうなんですよね。だからそれはやっぱり重要かなとは思います。」

最後に、古代食を食べると体にどんな影響があると考えているのかを聞きました!

「私たちの細胞レベルでリセットさせてくれるじゃないかなと思うんです。昔から食べてるものって。やっぱり自然に近いというか。さっき言った木桶で発酵した調味料もそうですけど、昔からの製法でなるべく自然な形で作っているものを食べていくと、古代、忘れていた細胞がどんどん蘇ってくるんじゃないかなっていう感じがして。今回巻頭で取材させて頂いた山田豊文先生が、今細胞レベルでリセットしようみたいなことを伝えていて、特にこういうコロナで免疫力を皆上げようみたいな風潮が割とあるじゃないですか、なのでこういう食べ物摂るといいよみたいな特集もよくされてると思うんですけど、何か1つこれをとってればいいものなんてものはないんですよね。皆さんそれぞれ体調が違うので。なので自分が摂りやすい古代食、毎日なるべく摂れるようなものをちょっと続けてみるとか、自分が好きなものでもいいと思うんです。最近週1日ベジろうみたいな運動があったりするんですけど、ミートフリーマンデーみたいな。そういった形で何か1日に1食は完全ベジで行こうとか、藤原史織さんに限らず割と仕事が一定ではない職業の方っているじゃないですか。急に忙しくなったり急に時間が空いたりっていう。芸能界の方で割と多いと思うんですけど、そういう方々が例えばやっぱり撮影が始まったら休めない女優の方とかそうですけど、絶対に休めないアナウンサーの方が声が出なくなったら困るとか、やっぱり日々体調管理を気をつけてなきゃいけない方が割と単純に、健康のために1日1回ベジるみないな感じで取り入れてる方はすごく増えてますね。」

veggy Online  詳細 >>

バックナンバーはこちらから