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CHOYA NATURAL BEAUTY

Apr. 03 2020

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マスクによる 肌荒れ対策に!葛粉のフェイスパウダー

今日は、オーガニック化粧品や和装小物などを取り揃えている『京都ちどりや』代表取締役の屋敷朋美さんにお話を伺います。
店舗は京都・銀閣寺の近くにあるんですが、3月頭からお客様や従業員の安全を考えてお店自体は閉めていまして、ネット販売のみを行っています。
『京都 ちどりや』の設立は1949年。朋美さんのお父さんから始まって現代2代目です。

「もともとは芸子さん、舞妓さんのいっさいがっさい備消品を扱っていました。それから私の代、1999年にニューヨークでもともとメーキャップアーティストをしていたので、オーガニックコスメに至りました。例えば、フェイスクリームは、鬢付け油をヒントに作っています。歌舞伎役者さんも使っているんですが、檳榔という成分からできていて、これは台湾で採れる実なんです。それの成分を固い蝋でそれをビタッと顔につけてから、白塗りされるとキレイにつくんです。その鬢付け油はいっさい水を含んでいないのでそれをベースに考えたら、「そうか!水と油を入れるから防腐剤がいるんだな」ということから始まって、乳化剤もいらないし、だったら現代の蝋に対してシアバターや椿油を混ぜていって、柔らかくて乳化剤のいらないクリームができるんじゃないかというのがもともともアイディアです。」

今、屋敷さんのも元には、お客さんからこんなお悩みが寄せられるそうです。

「最近は、“マスク荒れ”というのをお客様から聞くんですけど、それは鼻のあたりやマスクが当たる、ゴムが当たるところがどうしても荒れてくるとおっしゃるので、「ファンデーションをお付けにならない方がいいんじゃないですか」?と言いましたら、「まったくつけないわけにはいかない」ということでした。そこで「『ちどりやのフェイスパウダー』は、葛粉と絹雲母と椿油とサンゴの粉と真珠の粉だけでできているので、一度使ってみたらいかがですか?」とお薦めしました。そしましたら、10人のうちほぼ全員の方がリピートしてくれています。滑りがよくなるのでマスクがずれてくることで生じる荒れが軽減されたと言ってくださいます。みなさん家にいることが多いですし、ファンデーションまでつけるまではないですが、ご家族の前でキレイでいたいとか、いきなりいらっしゃるお客様のことも考えてそういう時はお化粧をしていたいとおっしゃるんです。そういう時に保湿も兼ねられますし、カバー力も粉のわりにあるので、そうふうにおっしゃってくださいますね。」

ここからは、マスクをしているからこそできる美容ケアをご紹介!

「うちのちどりやにはリップバームとヒノキのバームがあります。ゆずのリップバームは椿油と国産の蜜ろうとローズヒップオイルと言って、お肌の食事と言うビタミンFという成分が入っているオイルがあって、そういうものを混ぜて何も防腐剤を入れないで出来ているので、万が一お口の中に入っても安全です。長時間つけていてもマスクの下でウルウル、プルプルのくちびるが保てるという感じです。マスクをしているとイライラしてお口の周りが嫌な感じがされると思うんですが、観点を変えて頂いて、マスクをする時にリップバームで保湿をして、うるうる、プルプルの唇になるようにプロテクトしていただくことで、マスクをつけることが新しい観点で見えてきて、ウキウキしてくるといいますか、一石二鳥といますか。」

実はちどりやさん、お肌にやさしいマスクを作りました!

「お客様のお声で何とかマスク作ってくれへん?とおっしゃったので、もともとマスクを作るつもりなかったんですけど、その生地がコットンで一度も農薬を畑に使用したことがないテキサスのオーガニックコットンがあり、ご要望にそって作ったのが顔にフィットするマスクなんです。中心でつなぎ合わせている、烏天狗のようなマスクです。立体的なマスクで、お顔にかぶせていても嫌悪感がなくフィットするステキな仕上がりになったと思います。コットンやシルクがいいなと思ったのは、ちゃんと呼吸している感じがあって息苦しくないです。お肌がピリピリ、イライラしないとなど、本当に柔らかいので、少しでもお客様のお役に立てればという気持ちで作りました。ホンマに優しい素材でできていますしオーガニックコットンなので、よかったら一度お試ししておくれやす、おおきに。」

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