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Mar. 29 2019

question

地元に帰る彼がキッパリと別れを告げてくれない。まだ夢を見ています。

R.N.おさゆ(29歳・女性)

転勤が終わり、地元に帰る彼とのこれからに悩んでいます。
付き合って半年になる30歳の彼が、今月30日(あした!)に地元の徳島へ帰ってしまいます。
もともと帰るまでに結婚の気持ちがお互い湧かなければ、キッパリ終わりにしようと約束をしていました。思っていたよりも大好きになってしまった私。「この先、どうなるのかな?」と何度かふんわり聞いたところ、「俺たち合わないからな」と流され、「あぁ、これは終わるな」と年末ごろから覚悟はしていましたが、だからと言ってキッパリと別れは告げられません。「今度ちゃんと話そう」や「自分のペースで考えたい」などと言われます。その「今度」がなかなか来ないのです。私はスキで、できればこれからも一緒にいたかったので、私から別れ話は出来ません。 最後のデート中に床屋さんに行かれたりと、彼はかなりマイペースでちょっと嫌になりつつもあります。キッパリ振ってくれたら、諦めもつくのに…。
会える日が帰る日しかないんです!
ところが見送りに行こうと思っていたその日、偶然会社の先輩たちにスノボに誘われました。彼と最後まで楽しくいたかったけど、お見送りに行ったら絶対笑顔じゃなくなってしまう。お見送りも行かずに、このままシュッと蒸気のように何も言わずに終わらせてしまおうかな…。スノボ行っちゃおうかな。
ハッキリしてくれないからどこかで夢を見てしまうのも、また事実なんですよね。
LiLiCoさんだったらどうしますか?

LiLiCo's Answer

デート中に床屋さん!?でもその前に「俺たち合わない」って、半年も付き合っている自分の彼氏に言われるって、今後結婚したって何したって、デート中に床屋さんに言っちゃうような、ちょっと度を越したマイペースな態度の人とは合わないよ。別れる時はなんだって辛いし、さみしいし、嫌いになったとしてもこの彼は自分の都合で動いてるよね。
おさゆさん、期限があって関係が終わってしまうのがわかっているから、好きになっちゃうってのもあるのかも。ちょっと悲劇のヒロインみたいにロマンティックになっているのかもよ。
あと、会社の先輩に偶然誘われるって、これ偶然じゃないよ!きっと!スノボ、何かあるかもよ。
最終的な決断はおさゆさんが決めることだけれど、私はスノボ…楽しそうだな。
そこで、おさゆさんにチョイスした処方箋ムービは、
「おみおくりの作法」
日本では、2015年公開。孤独死についての新聞記事に着想得て制作された作品です。
ロンドンの地方公務員(民生委員)のジョン・メイ(エディ・マーサン)の仕事は、孤独死した人の身辺整理をして、最後の旅立ちを見届けること。几帳面で真面目な彼は、どんな時でも故人への敬意を忘れることなく、誠実に仕事に取り組んでいた。が、人員整理のため解雇されてしまう。そんなある日、彼のアパートの真向かいで、老人が孤独死しているのが発見される。近所に住んでいながら、彼について何も知らなかったことに心を痛めるエディは、この老人に関わった人々を訪ねるため、イギリスじゅうを旅しはじめる…。

悩みと繋がっているという訳ではないのだけれど、この映画は私の人生のベストランキングに入ってます。
公開時は小規模公開の作品だったのだけれど、様々な映画賞を受賞した作品です。
イギリスなのに日本に近いような考え方があり、死をテーマにして人生の素晴らしさを伝えるような映画です。
主人公がとにかく人のために色々やるんだけれど、ここまでやるか!って言いたくなるくらい。ちょっとした喜びを見つけた主人公がここからダムのような衝撃的な結末を迎えるの。ここまで様々な人のことを気にしているとこうなるのか!!って。自分のために生きたら?って言いたくなる。
おさゆさんも彼のために色々とやったから、もう自分のために生きて!これ、みてほしいな。何かわかるかもしれない。原題が「Still Life」なんだけれど、エンディングまで見ると、あぁ!このタイトル!!ってなりますよ。

【LiLiCo'sチョイス!処方ムービー】

「おみおくりの作法」


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『兄妹愛にあふれる映画』

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